
介護家族に衝撃 8月から負担急増「なぜ、ここまで…」
8/1(日) 7:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a2166a9d79dfad317d4132019891039d3628633
ここまで負担が増えるとは――。
特別養護老人ホームなどで暮らす高齢者のうち、一部の人の利用料が、8月から大幅に上がる。
制度見直しによって、介護保険施設の食費や部屋代への補助が減額・縮小されるためだ。
在宅介護でショートステイ(短期入所)を使う人にも影響が及び、介護家族に衝撃が広がっている。
「月2万2千円近い値上げは大きい。制度改正のたびに負担が増え、憤りを感じています」
金沢市の特別養護老人ホーム「やすらぎホーム」に母親(97)が入居しているという男性(73)は話す。
母が受け取る亡き父の遺族年金が年120万円を超すため、8月から食費への補助が減額される見込みだ。
2人部屋で月額6万円前後だった利用料金(介護保険の1割負担と食費・部屋代、雑費)は、8万円以上に増える。
同じ法人が運営する同市の「なんぶやすらぎホーム」に母親(87)が入居する男性(61)も、
「なぜここまで一気に負担が増えるのか。納得できない」とショックを隠さない。
母の預貯金が基準の500万円を上回るため、8月以降は補助が受けられなくなる見通しだ。
個室で月額約10万円だった利用料金(介護保険の1割負担や食費・部屋代、雑費)は、月4万数千円の値上げになる計算だ。
母の年金収入は年120万円を超えているため、預貯金が減って再び補助対象になっても、食費は従来より2万2千円近く増えることになる。
朝日新聞社