自閉症児は黄色が苦手、そのかわり緑色を好む −発達障害による特異な色彩感覚−

正高信男 霊長類研究所教授、マリン・グランドジョージ レンヌ第一大学講師らの研究チームは、自閉症スペクトラム障害(ASD)の
特徴の一つと考えられる知覚過敏の中でも色彩に着目し、ASD児の色彩感覚にどのような特徴がみられるかを調査しました。

赤、青、緑など6色の好感度を調査した結果、ASD児は黄色が苦手で緑色を好む傾向があることが分かりました。
生活環境を整えるうえで色彩の面も配慮する必要があることを示唆する研究結果です。

本研究成果は、2016年12月23日午後0時30分にスイスの学術誌「Frontier in Psychology」に掲載されました。
(全文はソースで)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/