なぜ、生音に拘るかと言うと、生音を知らないと羅針盤を失った船みたいなもので何処に行くかわからない。

生の音を知っている仲間同士だと共通言語で話せる。
オーディオのみしか聴かないマニア同士って話が噛み合わない。

例えば、サントリーホールに行ってオルガンを聴いてくる。
家でサントリーホールで録音したCDを掛けると同じ音がする。
森の音楽堂でピアノの演奏を至近距離で聴いてくる。
家でピアノのCDを掛けるとかなり近い音がする。

そうする事によって家に居ながら世界のホールの音が聴ける。
それぞれのホールにはホールトーンというのがあってオーディオ機器でも再生できる。
生100パーセントとは言わないが、少しでも自分なりに生の音楽を聴いて装置を近付ける事かな。