>>288

パイプオルガンの最低音は17Hzだよ。
トッカータとフーガを原音に忠実に聴きたければ、本来はスピーカーに17Hzの再生能力が必要。
スーパーウーハーの音がそれぐらいだけど、ちゃんと聞こえるでしょ。
ただ、厳密に言うと17Hzってのは超低音波だからそのまま聞こえるわけじゃなくて、
倍音の34Hzの音が聞こえてるだけなんだけどね。

いずれにせよ、可聴域である20Hzの低音は音として存在してるし、
音源レベルでは収録されてるんだから
その再生を不必要と考えるか、必要と考えるかは
聴く音楽、リスニングスタイル、環境にもよる。

ちなみにピアノの最低音は27Hzだから、
ピアノ聴く人間には30Hz再生できるスピーカーは必要だよ。
逆に20kHzより上は聞こえないから別に収録されてなくてもいいし、
スピーカーに再生能力も求めない。

人間の聴覚が20Hzから20kHzな以上、コウモリにでも売らない限り
20Khz以上再生できるスピーカーなんてのは本当は必要ない。

逆に本当は大事な低域に関するスペックがハイレゾ再生機器の定義から抜けている。
なぜ、入ってないか?
それはそんな大型スピーカーを買う人なんて限られてくるから。
大型の高級スピーカーは昔っからしっかり低音も高域もワイドレンジで再生できる。
これが本当のハイレゾ対応スピーカー。

だから、音源フォーマット上の定義は支持するが、再生機器の定義はまるでサギだと思うね。