ターンテーブルはなぜ重くできているのかというと、慣性モーメントが得られるようにするため。
蒸気機関のフライホイールもあれと同じ理屈で成り立っている。

フライホイールの惰性のおかげで上死点と下死点を通り過ぎることができる。
不運に死点のところで止まってしまうと、当然ながらエンストするし、再起不能になる。
それを防ぐために、上死点と下死点の部分では死点で止まってしまわないような構造になっている。

蒸気機関車のシリンダーも一方のシリンダーが死点に差し掛かるときに
もう一方は死点からずれるようになっているのもそのせい。