A-10
音は出力よりも電源に比例、実に立ち上がりがよく、ハードでダイナミックで、エネルギッシュだ。
明らかに20万円クラスの馬力を持っている。
ただ、音質的にはやや硬質で、ニュアンス、雰囲気、色気がもうひとつ。

A-10II
音も鉄槌でたたきつけるような、くそ力という点ではオリジナルが上だが、総合的には本機のほうが上回っていると思う。
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音質だが、ウォーミングアップの効果が大きく、できれば2時間以上かけたい。
MC入力がこのクラスとしては優秀で、電源のふらつきがないせいか、定位のよさはナンバーワン。
引き締まったソリッドな音像が3次元的空間に定位して、音場は特に広く深い。
音質的にもA-10にあった硬さ、ぎこちなさはとれて、きめの細かさ、ツヤ、色気といったものも出てきている。
文句なしのハイCP機だ。


>>550から、音質について書いている部分のみをピックアップ。