是枝重治のアンプってどうよ
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0001上杉
NGNGえらく凝ってそうだけど、そうよ
06037C5
NGNGちょっと見ない間に、
2名ほど、なんとなく顔?が分かりそうなHNの書き込みが・・・。
WEの傍熱管ですが、HK耐圧はあまり考えていないようです。
WE310A等は50Vですし、主に自社の電話や高周波の決った用途に
作られているため、(市販して不特定多数の使用は考えていない)
カソードが浮くような使い方は、想定して設計されていないと思います。
また、耐圧90Vと云うのは材料設計上、こんなものだという感じの
値で、しっかり絶縁をした場合は、200V以上になります(トランスレス
ラジオ、テレビ用)。また、このような低耐圧の球の場合は、
ヒーターがマイナスになる動作をさせた場合特に絶縁が悪く
なりやすいです。単管SRPPでは以前からこの問題が言われて
おりました。
マイクロフォニックは、高周波の球ではほとんど考慮していない
ので無選別でのプリ使用は難しいです。低周波の球、例えば12AX7等でも
昔は普通の球を秋葉で新品で買ってきても、ダメなものがありました。
松下の12AX7Tは、NHK向けに、初段用として実動作させてエージングし、更に
ゴムの小ハンマーでつついてマイクロフォニックの少ない物を
選別して(L)印をつけていたと聞きました。
0604AC点火派
NGNG雑音はもちろん、歪率だって変わってきますしね。でもこうして磨きをかけたキカイは、
ちょっとしたもんですよ。能動素子ですから雑音ゼロは無理な世界でも、CDがメイン
ソースの現代でも、おつりがくる位十分なシステムになります。
自分で作った満足感ばかりでなく、客観的な評価でもそれはいえます。
通いのお店ができたら、そこに自分のアンプを持ち込んで、再生しての比較評価をすれば
いいのですから。きちんと作って正常動作をするなら、お店の人もそんなに嫌がることは
ないと思いますよ。そこでがっかりするも、逆に自信をつけてくるかは、無論製作者の
自己責任です。もちろん付き合い上、何らかの買い物はいたしましょう。
エチケットとして。
なにと比較されるかは、そのお店の事情によりますが。(w
06056V6好き
NGNGいつも貴重な情報ありがとう。自分もNHKマークの球を数種持ってるが、
ハンマー選別品とは知らなかった。公務車の様に入札で安く仕入れたのか
と思っていた(W あまり公に出来ないが、桜マークの物も多数ある。
これも選別品かな。また、通信所および観測所からの払い下げの球も良い
物が多い。選別品かどうかは判らないが、ダメになったから交換ではなく、
一定期間がくれば交換するために、非常に状態が良いものも出る。この辺
に知り合いを作っていたので、廃棄の球をただで裏入手していた。(時効)
ハンマー叩きではないが、笑い話をひとつ。耐震性を調べようと、しっぺ
張りの要領でMT管をはじいたら、パーンと割れて吹っ飛んだことがある。
豪腕なのか、国産球はガラスが薄かったのかも。また、拾い溜めた球を
綺麗にしようとバケツにぬるま湯を張って、数十本放りこんだら、ポスッ
とかプスッといって球が数本真っ白くなった。真空管から大気管になった
瞬間だ。ああ勿体無い。
AC点火派さん
自分は運が良くて、買った球が不良だったことが1〜2回しかない。プリ
ヒートやエージングもしてる訳ではないが。雑音や歪率もあまり気にして
ない。と言うより、それに見合った球も使ってないし、回路能力も無い。
10年前からフレームの7(6)DJ8等が多用されているみたいだ。松下
の物が手持ちに数本あった。良い球みたいですが選別必要ですね(w
0606AC点火派
NGNGノイズは発生したら、それが寿命というものです。本当は買うときに選別したいのだけれど、
今の状況では難しいですね。市販されている中ではRAM管なんてのがありますが、
現実にはどんなものなんでしょう。購入経験がないものですから、もしご存知の方が
いらっしゃれば教えてくださいね。
6DJ8はつかいよい球ですね、小生も好きです。初段管にはうってつけの1本でしょう。
ちょうど話題のWE396Aや407A同等の、ECC88系列になりますか。
フレームグリッド構造のこいつは、黒川達夫先生もご推奨の球です。
μがほどよくて、つかいよいんですわ。ゲインを余すことも少ないですしね。
f特も心配ないレベルだし。
0607名無しさん@お腹いっぱい。
NGNGあれ、直線性に劣るので平衡pp以外では使いたくない球の一つだ。
もっとも初段で歪ませて後段で打ち消すというのなら話は別だが。
あと、あの球の特長を生かして使おうとすると少なくとも8mA以上、
理想では15mAくらい流してやらんとボケた音がする。逆にチョロチョロとしか
電流を流さずに使っているのなら電流を増やしてやると有るところで急に音が
変わる。
フレームグリッド管はこれだから使い難い。小電流で使えるのは12RHH14位。
あれも対応するECC83と同じ電流値で使うとつまらん音しかしない。
0608AC点火派
NGNGいつもながら感心するのは、6V6殿のレス605。
雑音や歪率もあまり気にしてない とおっしゃってますがそれでいいんですよ、きっと。
「音は聴いてみなければわからない。」やはりこれが一番大事ですから。
特性を追求すれば、それなりの選択肢があるのでしょうが、そうでない行き方もまた
あるでしょうね。かつて6V6殿が申された5kの方形波(正弦波?)もマトモに通らない
OPTも、なぜかそんなにおかしな音はしないものです。
広帯域、低歪が全て悪いとか、特性はどうでもいいとか、そんな極端なことを言いたくは
ないですが、過ぎたるは及ばざるが如し という言葉もあります。
どこで納めておくかというのは、難しい問題ですね。「魅惑の真空管アンプ」時代の
浅野先生の作品は、おおむね10kから先はオジギしてましたし、真空管全盛時代の
無歪出力の定義なんて、今の人が見たら一笑に付されることでしょう。でもそれがそんなに
変な音かというと・・・。
70年代初頭に、マッティ・オタラという方が提唱された、「入出力波形の相似性」
はある意味大事なことなのですが、それが全てでもないようです。
ひとり言が長くなりました。暴言多謝。
0609AC点火派
NGNG607殿、たしかにそんな傾向はあるかもしれませんね。
10mAくらいがいい感じだと、小生も感じております。
06106V6好き
NGNG6DJ8の件。なるほど。しかも15mAも。使う機会があったら肝に命じておきます。
あと、オーディオ帯(低周波)使用でも、直線性に劣る球は聴感上はっきり違いが出ますか?
今後も常連で秘技の公開をしていただきたい。名前は管名で(早い者勝ち)
AC点火派さん
4〜5人でレス数を伸ばすのは、おじさんどもにとっては労働だ。まあ乗りかかった船
なんで気合を入れて書きましょう。倉庫に入庫されないよう W
0611AC点火派
NGNGやっと夕方になりましたので、少し書けます。
秘技の公開とはまた面妖な(w どちらかといえばこちらが教わりたいですね。
3極管の直線性かあ、たしかにまっすぐだと気持ちいいんだけど。
この辺で思い出すのは、やっぱり古い話で恐縮なんですが、魅惑の真空管アンプ上巻の
巻末の座談会で出ている、「戦後の3極管不信論」ですね。
大昔のそれこそUV211や、801Aといった内部抵抗の大きな送信管は、まるで
ウチワの骨のごとく、まっすぐ放射状に伸びた特性曲線が印象的です。ほんまかいなと
思うくらい。高パービアンスというか、現代風にカソードとグリッドが近接してくると、
どうしても上向きにのけぞってきますよね。2A3や300Bにもその傾向はありますが。
この辺はやっぱり7C5さんがお詳しいでしょう。
0612ML4
NGNGはじめまして、ぜひご教示いただきたいことがあります。小生、オール直熱3極菅
シングルアンプを計画中だったのですが、最近GECのML4を入手したので、前段はこれに
しようかと思っています。そこで出力菅のフィラメントを直流点火するか、交流点火
するかで迷っているのですが、交流点火のメリットを教えていただけませんか?
小生としては、何十年も前の球にシリコンダイオードなんか使いたくない、という
形而上?の理由だけで交流点火にしたいと思っているのですが・・・。
0613名無しさん@お腹いっぱい。
NGNG>形而上?の理由だけで交流点火にしたいと思っているのですが・・・。
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なかなか良い理由じゃな 交流点火にしなさい
0614613
NGNG0615AC点火派
NGNGGECのML4ですか、よく入手できましたね、うらやましい。
AC点火のメリットについては後述します。一口で言えばフィラメントの片減りが、
許せないのです。この辺に関しては詳しく述べたいので明日までお待ちください。
小生のHNは当然、この辺のこだわりに由来するものですので。
(代わってくれる方がいるのなら、どうぞ構いません。)
長くなりそうになったら、インゼル効果の部分の解説は、別の方にお願い、もしくは
自習していただくしかないかもしれません。
現在手許にML4の規格がないです。たしか浅野さんの「魅惑の」上巻に出てたような
気がします。これも明日までに調べて参ります。
その前にML4殿、全段直熱3極管とは勇ましいですね、おみそれしました。
ところでこれってシングルですかそれともppなんですか? これによって相当アプローチ
が変わってくると思うのですが。まずはこの辺のプランからお聞かせ願えますか。
0616ML4
NGNGちょっと説明不足でしたね、アンプはトランス結合のシングルを考えてます。
小生、自慢じゃないけどシングルしか動作原理が理解できません(笑)。
数年前、新氏が、電圧増幅段に直熱管(102Lと101Dだったかな?)を使った
300Bシングルを発表されていて、今までに無い300Bの音を引き出せた、てな
ことを書かれていたので、これをマネしようと思い、STCの電話管をいろいろ
買い込んだりしたのですが、先にも書いたように、シリコンダイオードすら
使いたくないのに、電圧増幅段の点火には、3端子レギュレータなんていう、
小生にとって訳のわからないICが必要とかで、まるで蒸気機関車で新幹線の
車両を引っ張るような違和感があるなあ、と逡巡していたところに、運良く
ML4(残念ながらST管ではなく直管ですが、カーボンスートが無いのでプレート
がバッチリ拝める)が入手できたので、全段直熱ではなくなるけれど、これで
直流点火しなくてすむなと思ったのです。そこで問題になるのが出力段の点火で、
4V,2Aのフィラメントもできれば交流点火にしたい、ついてはその是非を
ご教示いただきたい、という訳なのです。どうかよろしくお願いします。
0617AC点火派
NGNG早く帰宅しなきゃ。
簡単な原稿を作っておいて、明日、AC点火へのコダワリを説明します。
あと、ML4さんオール直熱管アンプはシングルだと、レス612に書かれてありました。
小生のケアレスミスでした。申し訳ない。
でも出力管は何なのですか?2段構成なのですか?
AC点火のヒーターハムは、管種ばかりでなく、電源トランスの容量にも大きく左右され
ますので、その辺も説明をよろしくお願いいたします。
帰宅します、明日のために。(w
では
0618AC点火派
NGNGでも4V,2Aのフィラメントって・・・
300Bじゃないし、なんですか?
とにかく帰ります。
0619ML4
NGNGおられるようなので、なるべく目立たないように教えを乞いたいということで、
奥歯にものが挟まったような書き方になってしまいました。でもここまで来ると、
多分もう感づかれたかもしれませんので書いてしまいますが、現在のプランは、
1:4入力トランス−ML4−1:2インターステージ−PX25Aです。電源トランスは
ノグチのPMC-120Mです。1年前に作ると宣言したのですが、大物部品がそろって、
次はシャーシ加工というところで止まっています。
0620NAPA VALLEY
NGNGいるのを見て見過ごせずちょっと一言。
私も管球王国Vol3.の300B Single Ampを2年越しでつい最近完成させたところ
ですが、その音の良さには(皆さんとは逆に)驚かされました。
これは巷のAmpとはTものが違うUという感じです。
ピアノの立ち上がりの速さ、強靭なタッチ、妙な付帯音のない響き。
消え入るような背後のピアニッシモの美しさ。
音はスピーカーから遠く離れ、スピーカーの存在を感じさせません。
まさにそこに人がいて、そこに楽器があるような感じです。
しかも問題になっていた残留雑音などスピーカーに耳を付けても全く聴こえま
せん。
ところ変われば...と言うことなのでしょうか。
しかし残念ながら私のスピーカーを鳴らすには、やはり少し(かなり)
パワーが足りませんでしたが...。
試聴装置
SP Exclusive 2404(DriverはSONY SUP T11Gに交換)
+Acapella TW1s
CD SONY SCD1
DAC MBS Technology Platinum Link DAC
Analog EMT 930st
Pre Mark Levinson No.32L
0621めーか
NGNGケース屋さんで端子配列をシャーシ奥に変更したものを作ってもらってコピーした
のです。ところがなぜかシャー雑音が多くて調べたところ凄く高いところで発振していた。
確か外部積分補正があってこれを彼は省略していたので付けたところほぼおさまった
のです。でも僅かに不安定だったので信州の方にその通り作ってくれる業者をみつけて
シャーシを作り直してわたしが組なおしたのです。ほぼこれで完動したのですがいまひとつ
物足りない。そこで意を決して是枝先生に尋ねたところ親切に教えてくれた。
文章と実際の感じはかなり違っていて凄く親切だったような気がする。注意点はいくつかありましたが
要するに完全にコピーしなさいということだった。たしかにアレンジしていたし、乗りかかった船なのでそのとおりに
したところ620さんと同じ印象をもった。友人はこれを愛用している。スピーカはオートグラフだ。ぼくのLEー8T
とは今一つだったけど。あのアンプに2年かけるといいかもしれない。
その又知人が例のプリアンプをキットで買ったが1年たってもまだできないそうだ。またしりぬぐいを
させられそうだが是枝さんのHPの中には秘密のフォルダがあるそうでキットを買った人だけに教えてくれるそうです。
ダウンロードした紙を見せてもらったが写真付きで20ページ以上ありそうだった。
0622上杉
NGNG作る楽しみが倍々増してきました。
めーかさん
作るのがだんだん心配になってきました。
0623上杉
NGNG是枝さんにメールで問い合わせたら、丁寧な回答が帰ってきた。
ちょっと嬉しかった。
文章から受ける印象と違う言うめーかさんの言うことに納得します。
0624名無しさん@お腹いっぱい。
NGNGこの掲示板ではメールアドレス晒さないほうがいいよ。
下手するとウイルス付きメールとか送られてくるしね。
あとは漏れみたいなのが興味本位で個人情報漁ったりするし(w
0625AC点火派
NGNG是枝さんの設計は、まさにギリギリという感じで、自分流のモデファイを加味すると、
おおかた失敗すると見てよさそうです。
AC点火の件ですが、どの辺からお話しましょうか。是枝先生になり代わり説明すること
になります。
真空管の生命はカソードです。その整流なり増幅作用、テレビのブラウン管に画が写るの
も、大モトはカソードから発生する熱電子あってこその世界です。
ちなみにこの熱電子放射(エミッション)の能力がダウンすることをエミ減(エミゲン)と
称し、まさにこれが真空管の寿命です。
傍熱管の場合、内蔵ヒーターで熱せられたカソード(スリーブ)が熱電子の発生源です。
これはカソード全体が、アースに対して同電位に置かれています。
ところが直熱3極管の場合、ヒーターがそのままカソードですから、ヒーター電圧が、
カソードの電位分布に影響します。300BをかりにDC点火で動作したとします。
動作は自己バイアスで、カソード電位が66Vだとしましょうか。
しかしこのバイアス値66Vは、ハムバランサー中点だけのことで、+端は68.5V,
−端は63.5Vになっているのです。(判りますか?)
直熱管をDC点火すると、エミッションの負担がカソード内で不均一になるのです。
AC点火では交流波形にしたがって、この電位分布がサインウェーブ(最近は汚染されて
いるが)で1秒間に50,もしくは60回交替します。
ところがDC点火では、このアンバランスがずっと固定されるのです。
1回切りましょう。
0626AC点火派
NGNGのRS−237シングルの製作記事で、是枝さんが解説なさっています。
引用しますと、300Bのノイズレベルを追及してゆくと、最後に残るのは
フリッカノイズだそうです。(ミリバルがピョコンと振れるアレです。)
フリッカは新品の300Bでよく見られますが、もちろんエージングで消失
します。しかしDC点火のヒーター給電の+−を入れ替えると、ふたたびフリッカ
が発生するのです。
フィラメントが片減りしているのですね、これは。
DC点火とAC点火の差は、使い込んでから差が出るそうです。
300Bだと1万時間をかなり越したあたりから、どなたにもわかるかたちで、
とあります。我が家のAC点火300Bは、まだ2000時間程度ですから、
判りません。(w
球王Vol.21の801Aシングルでは、801Aの賞味期限は、DC点火で
300時間、AC点火で2000時間くらいだろうかとも仰っています。
直熱管のフィラメントは、いたわってやりたいものですよね。
続いてAC点火のデメリットについて書きたいのですが、就業時間が近づいて
まいりました。(w
続きは昼休みにいたしましょう。
果たしてシングルでトランス結合の直熱管アンプで、AC点火は可能なのか。
実のところ、難しすぎますわ!(w
0627AC点火派
NGNGむろんヒーターハムのことです。
いちばん簡単な回避策はppにしてしまうことです。ハム成分はOPT内で打ち消され、
2次側には現れません。(小生のきらいなトランス内演算です w)
我が家のWE300Bアンプが、ppなのはこのせいです。
無帰還のシングル構成で、AC点火で実用になるのは2A3くらいでしょう。
フィラメントの太さ(熱慣性)にもよりますが、50や801Aの7.5V管のシングル
構成でAC点火を実用化するには、NFBは必須です。
哀しいことにML4殿の考えるトランス結合では、これはムリです。
残された方法として、是枝さんが提案されているものに、逆相ハムの注入があります。
これは劇薬を治療につかうに等しいやり方ですが、効果があります。(ハズです)
ppのOPT内の打消しを、出力管カソードでやっているような感じです。
球王Vol.21でも紹介されてますが、ラ技99年/11月号の方がていねいに書かれて
いるようです。
直熱電池管を準備する必要がありますが、AC点火トランス結合シングルにこだわる
なら、やってみる価値はあるでしょう。ただし5mV/Div.くらいの2現象オシロは
もっていないと調整は難儀します。周波数の折り返しが見えるハム中点どうしを、探して
やらねばなりませんから。ML4殿がんばってください。
0628AC点火派
NGNGせっかくの是枝さんの名がついたスレですから、その話をしたいです。
是枝さんのアンプはなんだか評判がよくないとか、それはあんまりだと
思います。たしかに追試はしづらい、というかかなり高度に練り上げられて
おり、氏が公言しているコンパクト思想で設計されていますので、製作が
厄介なのはたしかです。でもNAPA VALLEYさんのレスを拝見する
限り、WE300Bからこれだけの評価の音を出せるアンプビルダーが
雑誌ライターの中にどれだけいるのでしょう。
310Aでただ漫然と振っただけでは、毅然とした音にならないとは、氏の
よく言われることです。この点まことに同感です。
昼休みが終わってしまいました。夕方まで失礼します。では
0629名無しさん@お腹いっぱい。
NGNG0630@
NGNG@前段にもAC点火の直熱管を使用し、出力段と前段を逆相アンプにして打ち消す。
Aヒータをインバータで高周波点火する。
上記@は宍戸公一氏が実施してMJに発表しています。
上記Aは色々の制作記事で「面白い方法」としてあげられていますが、ハナシだけで実施している人はいないのでは。
ヒータのDC点火ユニットを販売しているガレージメーカがありますが、インバータの高周波点火ユニットを発売してくれるメーカはないかな。
自分で設計製作するのはちょっときつそうなので。
0631@
NGNG「DC点火ユニット」→「定電圧・定電流点火ユニット」でした
0632AC点火派
NGNGうまく工夫すれば、ML4さんのトランス結合アンプにはうってつけの方法
になると思います。ML4殿ご検討を。たしか「送信管によるシングルアンプ
製作集」でしたっけね。なかなかいい本です。(ただ送信管の低電圧大電流動作
には疑念がありますが、これは常連の6V6好き殿も同意してくれました。)
ヒーターの高周波点火は、紹介したラ技99年/11月号の中で触れられており
ます。いい方法だと思いますが、実施するにはちょいと勇気が要るかも。
これだと間違いなく直熱管のフィラメントは安泰です。ただ周波数をどこに
設定するかが問題なんでしょう。その記事中でも触れられてますが、やはり
50kHzくらいが適当だと思います。
50kHzは当然、OPT2次側に出てきます。(OPTのレンジ内なら)
人間の耳に聞こえるわけなどありません。しかし是枝さんになり代わり説明
させていただくと、楽音信号と50kHzのビートダウンした音は聞こえて
来るはずです。いわゆるウナリやビブラートの原理と全く共通したことです。
50kHzは聴こえませんが、50kHzで点火したアンプの音は、それなり
の個性をもつことだろうと思います。
この辺、高周波点火を追試した経験がありませんので、あまりえらそうなことは
いえません。100kHzとかあまり周波数が高くなると、長波放送の送信波の
ようなもので、アンプ内でどこにとびつくのかわからず、厄介でしょう。
発振機内蔵型アンプですね。出力管のシールドなんてしゃれにもなりません。
また2次側に出てこないような高周波が、OPT内でどんな振舞いを起こすのか、
それはアンプの発振と類似していないのか、とか疑問も尽きない部分もあります。
勇気ある皆さんの検証に期待すること大です。
小生はそんなに度胸のある方ではありませんので。(w
うまくいったら教えて下さい。
0633名無しさん@お腹いっぱい。
NGNG0634名無しさん@お腹いっぱい。
NGNG何故に送信管の低電圧大電流に問題が有るのでせうか?
0635AC点火派
NGNGください。球のプレート損失は、最終的に管内および管壁の温度上昇から決定されるよう
ですが、なんとなく「感覚的に」納得できないのです。
かかるE×Iの値が、規格内におさまったから大丈夫だというのは、妙な話です。
本来高電圧で、かつ、さほどの電流を稼がない条件で動作をするために、送信管はトリウム
タングステンのフィラメントやジルコニウムプレートを与えられているはずです。
電圧を下げ、電流値を大きくするなら、酸化物カソード(いわゆるダルエミッタ)が
あるではありませんか。適材適所というやつです。
保守的といわれればそれまでですが、管球の個性は大切にしてあげたいのです。
個性的、先進的な動作条件が悪いとは申しませんが、小生は管球研究家ではなく、あくまで
管球愛好家なのです。
0636AC点火派
NGNG上杉殿、覚悟はよろしいですか。是枝さんのアンプは並みの増幅器では
ありませんぞ。ゆめゆめ甘く見てかかることのなきよう、注意怠りなく
製作してくださいな。
時間をかけて、ていねいに、多少の失敗にめげずに、最後まで。
お金がかかるのは、ホンモノの証拠です。(くらいに思わなきゃ、続か
ない!) (w
0637めーか
NGNGを考えると最大許容電流の70%以内で使いたいのです。レギュレータの
中古球を眺めるとゲッターはなんともないのにエミッションが出ない球が多い。
プレート損失だけ気にしてカソードの都合を考えないとなにか問題が出るようです。
0638ML4
NGNG丁寧な解説まことにありがとうございます。5回ほど読み返して、何となくわかってきました。
たぶんカソード電位の低い方からフィラメントが減っていくのですね。おそろしいことです。
ぜひともAC点火にしたい、でもPPは小生にとって、回路が理解できないこともさることながら、
贅沢すぎます。だって、出力管だけで、ステレオで4本、スペアを入れると8本必要です(小生、
スペア球の無いアンプは考えられません)。それは無理というもんです。
NFBにしてもにしても、逆相ハムの注入にしても、はたまた前段と出力段で打ち消すにしても、
逆相信号で打ち消す方法はとりたくありません、打ち消した分どこかでつけを払うことになります。
NFBでわかるように、かける量に応じて、音の生気(精気?)は確実に失われます。
結局、小細工はしたくない、調整箇所はハムバランサだけというのが理想です。あれなら、耳が
あれば調整できます。あと、電源トランスの容量の件をよろしくお願いいたします。
0639六億ワット
NGNG送信管が本来どういう動作をするように設計されているかを考えれば
分かるんですが、高圧かけて電流絞るB,C級用途の球に電流流したら、
本来の動作以上にヒーター(フィラメント)に無理強いさせることに
なるというわけです。プレート損失が安全圏内だからといって油断でき
ません。詳しく存じませんが801Aが短命といわれる所以もこのあたり
に原因があるのでは!?
0640上杉
NGNGやはり並の増幅器じゃなかったんですね、だんだん不安増幅器になってきたりして(W
難しいほど出来たときの喜びも一塩って事で、ガンバロっと。
0641AC点火派
NGNGもし幸か不幸かこのスレがいっぱいになったら、次は「カソード保護を考えるスレ」
でも立てましょうか。(w
ML4さん、経済的な問題はたしかに、最大のかつ永遠の問題かもしれませんね。
PX25は欧州の名球です。大切につかってあげたいですね。
小生が直熱管のAC点火を尊重する主旨が、いくらかでも理解いただけたようで幸甚です。
残念ながらPX25Aのハムがどの程度なのか、聴いたことはないのですが、4Vだと
結構派手に出るような気がします。フィラメントは安泰でも、大変でしょうね。
しかし逆相ハム注入とNFBは、似ているようで、かなり違いますのでもう少し研究して
下さい。打ち消しという言葉に過剰反応されたのでしょうか?
逆相ハムは一切のループをつくらずに入力されています。ここは一般のNFBと全く
異なる点です。それでもいやだというなら、ムリにオススメしませんが、音の精気が
失われることはないと断言できます。「NFBと違うのです。」
出力信号のフィードバックではありませんからね。誤解なきよう。
理解せずに生理的に嫌うことは、あまりいいことではないですし。
PTの件は昼休みにでも書きます。では。
0642AC点火派
NGNG下がることがあるそうです。(むろんゼロにはなりませんが)
是枝さんの考察・見解では、ヒーター巻線電流のひずみ成分が、影響しているのではないかとの
ことです。ゆえにヒータートランスを独立させるのが、もっとも理想的だとも仰っています。
PTを大きくするか(磁束密度を下げる)、ヒータートランスを追加するか。
これも残留ハムレベルを低下させる手段だそうです。
ノグチの120Mですか、せめて200〜300VAクラスのコアならば、という感じが
するのですがいかがでしょう。
0643@
NGNG0644上杉
NGNG写真付きでかなり丁寧に教えてくれました。
こんなに丁寧に教えてくれるとは、感謝感激です。
0645上杉
NGNG年内は無理かもと言ってたA-4006のチョークが来てました。
これでシャーシ以外全部揃いました。
ワクワクハラハラ
0646AC点火派
NGNG効果があるように思います。あくまで聴感上の感覚なのですが、音場の見通し
がスッキリするような気がするのです。
これは我が家の2A3シングルでの実験ですが。
動作プロセスの明確化(こんな言葉があるだろうか)というか、なんとなく
気分がいいのも確かです。なんとも贅沢な3.5Wアンプですよね。(w
上杉殿、是枝さんにていねいに教えていただいて、よかったですね。
小生は是枝さんと会ったことも、メールのやりとりもしたことはないのですが、
なんとなくわかります。
尋ねる方に誠意があって、マジメというか本気の方ならば、きちんと回答して
くれるのでは、と思います。
ところで上杉殿、せっかく勉強したのですから、そのARUの話のサワリだけ
でも、ここで皆さんにご披露してくださいな。
ここはいやしくも、是枝さんの名がついたスレなのですし。(w
0647ML4
NGNG逆相ハム注入とNFBは、現象として違うことはわかります。でも逆相信号で打ち消すという
行為は同じではありませんか?これは趣味の問題ですので、これ以上はふれません。
電源トランスですが、以前はタンゴのMS250だったか、ぴったりのがあったのですが、今は
これくらいしか見当たりませんでした。ヒータートランスを追加することを検討します。
ありがとうございました。
もう一つ教えてください。スイッチon/off時の問題は、AC点火とダイオード整流のDC点火と
ではどうなんでしょうか?
0648名無しさん@お腹いっぱい。
NGNG特注って言ってもそんなに高いわけでもないです
以前 Rコアの専業の某社に特注で巻いてもらった
ことがありますが,メールで発注,宅配便でお届け
代金は銀行振込ですが,手間もほとんどかかりません
ほしい仕様のものにできるので,考える価値は
ありますよ
0649AC点火派
NGNGトランス結合のアンプを、実はあまり好きではない小生です。
何故ってそりゃNFBがかけられないからです。(w 音質もおおかた、
イントラに支配されてしまいますしね。
是枝さんがよく主張されることですが、「正しくNFBをかけること。」
これはよいアンプを作るために、避けて通れない重要なことだと思います。
別スレを見ましても、NFBの罪悪論のような書き込みも散見します。
過剰なNFBというのは、たしかに音を殺しますが、正しくかけられた
NFBは音のベールを剥ぎ取ってくれます。
まあ、これだけ云っても判ってくれないのでしょうけど。勝手になさいまし。
電源投入時の問題でも、DC点火は憂鬱な点があると思いますよ。
直熱のしかも出力管クラスになると、消費電流は1Aを超えます。
これはフィラメントの直流抵抗値が、ものすごく低いことを意味します。
しかも通電前の低温のフィラメントの抵抗値はさらに低いのです。
SW投入時にどっと流れるフィラメントラッシュは、あなどれません。
電流計をつないでモニターしたことはないですが、規格値の倍くらいは
流れると思います。
さてこのフィラメントラッシュの、AC/DC比較ですが、DC点火の場合、
徹底的なリップル排除のために、けた違いのケミコンがヒーター給電ラインに
挿入されているはずです。整流されてケミコンにいったんチャージされた
DCがいっきにフィラメントに流れ込む感じです。オーバーにいうとダムの
決壊のような(w まあフィラメントは丈夫ですけどね。
キットの中には、わざわざスロースタート設計にしたものもあるくらいです。
DC点火のラッシュは、定電流回路でもつけないと、過酷だといえます。
できれば1Ωくらいの保護抵抗も、入れてあげたいですね。セメントで
いいですから。
さてAC点火の方も、フィラメントの抵抗値などはいっしょなのですが、
DCほどのラッシュはないといえるでしょうね。それはトランスのヒーター
巻線が、フィラメントにつながっているからです。トランスの2じ巻線には
それなりのインピーダンス・交流抵抗値があるからです。
ラッシュに対しては、わずかでもCHに似た働きがあるでしょう。
DC点火はこの巻線抵抗すら、奪ってしまうのです。あなおそろしや。
わかっていただけましたか。
0650ML4
NGNGわかりました。でもラッシュカレントの量からいうと、あまり容量の大きいトランスを
使うのも考えものだ、ということになるのでしょうか?
0651上杉
NGNG写真を見るとARUの孔を細い柱で縦5当分に区切り真ん中の部分はフェライトが在りません。
しかし、是枝先生が言われるには「ARUはなくてもかまいませんむしろないほうがよいでしょう」
とのこと、ARUがあると低音があまり出ないそうです、ないほうが低域がのびのび鳴るとのことです。
ARUの大きな開口部に厚手のサランネットをそっと付ける程度が良いらしい。
ずっとどうしようかと考えていたんですが、目から鱗のようにほぼ解決です(^_^)
06526V6好き
NGNG自分もAC点火派氏と同じで出来るならばDC点火はしたくない。しかし現状は
2A3ならいざ知らず、6V管以上(300B、NL-50、VT-62、50等)
はAC点火では厳しいものがある。4Vパワー管は微妙なところか。
音も私見ではAC点火の躍動感:DC点火の精緻感と言う風情と思う。是枝説に
よれば801A(VT-62)のDC点火は300hと言うことだが、本当か。
前述の自分の801As(6V6GT3結+イントラ・増幅無し+801Aアンプ)
の場合は1000hは稼動していると思う。レスを読んで心配して、ストックの
新品球と比較して見たが、電流値も音も然程変化は見られなかった。やはり新球の
方が音の輪郭が立っているような気がするが、心理的な要素なのか事実なのかは
判断しかねた。
このアンプの場合は、7.5V端子を整流し、4700μx2の計9400μを挿入
している。少なからず多からずと言うところだろう。C間に0.1Ω5Wを電圧降下
とラッシュ防止(効果は不明)を兼ねて上下対象に計2個入れている。ここは片側
だけではなく、半分を両側に入れると先輩から聞いたのでしたがっている。
単純なDC点火に1Ωもの保護抵抗を入れるとなると、電圧降下が大き過ぎて
6.3V球は6.3V端子からは点火出来なくなる。7.5V端子があれば大丈夫だろうが
トランスの工面が大変だ。AC点火派氏の意見は3端子レギュレーター+保護抵抗
だろうから、間違えないように。この場合も6.3V端子では無理だろう。
06536V6好き
NGNG0654ハム
NGNGやったことが無い証拠だね。低音が出ない昔のスピーカーなら
効果は少しはあるが(ロフチンの頃)。難しいし、
音がにごるので誰もやらなくなった。
球は生き物でゲインが変わると盛大にハムが出るので、いつも調整が必要。
0655六億ワット
NGNGかつてのアンプには、電源からのリップル分を取り出し、 ホイートストン・ブリッジ
で分圧、さらにトランスを介してトランスの二次側を終段のグリッド側に入れて
打ち消しを行うものがある。しかしこれは電話用であって、現代オーディオに必要と
される帯域まで有効かは不明ですね。
AC点火さん、水を差すようですが、、
私は奇をてらうことはせず、DC点火を行っています。ダイオードブリッジの後は
シンプルなRCフィルター回路を用いることが多い。現在のところこれで何の問題も
ありません。Rを入れればラッシュカレントは問題ないし、RCの過渡特性を
考えればこれでラッシュカレントは軽減されるはず。ダムが決壊するのでは
なく、まずは水がたまるわけです。
フィラメントの片減りも取り正されますが、定量化された話を聞いたことが
ありません。このあたり、私は片減りよりも球そのものの使い方(どれだけの時間
どのくらいのEp, Ipで使うか、放熱はどうするか、など)のほうが寿命に
効いてくると思います。是枝氏は、長く使った300Bのフリッカノイズから片減りを
指摘されていましたが、ソケット端子の経年変化など、球以外にもフリッカを出す
要因はあるのでは?と思います。このあたりの測定方法が明記されていないので
記事を鵜呑みにできないのが正直なところです。
0656めーか
NGNG通信用途にあったしオーディオアンプでもあったと思う。直熱管では是枝さんも言われて
いるように電源周波数の倍になる。それを打ち消すのは氏のやり方しかないと思う。
ただDC点火がほんとうに悪いかどうかはよくわからないが。私の経験だが300B
をDC点火からAC点火に変更してみた際にとなりの部屋にいた嫁さんが今日は
よい音がするねと言われて驚いたことがある。私自身はあまり差がわからなかった。
ハムが増えていい印象ではなかったがとなりで聞くとそうだった。たしかに音の通りがよかった。
伊藤喜多男さんや浅野先生もけっしてDC点火にされなかったがなぜだろうか。
伊藤300Bシングルアンプの電源には隠された秘密があってハム打ち消し回路が入っている
とはM県在住のある方から聞いたことがあります。伊藤先生の弟子のひとりだそうです。
伊藤門下では知られたことだそうですから是枝さんもそのことは御存じでしょう。
あのプリアンプを作りあぐねている某氏の話ですが。
0657六億ワット
NGNG点火方法の選択は音づくりの重要な部分ですね。ACとDCで違うという話は
ありますが、DCでも色々方法があります。どんな方法にせよ、それぞれ自分に
合った手法を選ぶのが良いと思います。勿論、トリタン球に定電流点火
のように、寿命を縮める組み合わせは御免ですが。
0658ノーハム
NGNG問題さえ解決出来ればハムは確かに1/2以下になる。未だそのままだけど
不安定ではない。要は作り方か。このスレもだんだん面白くなってきた。
伊藤アンプのことはほんとか?神田の某店主の話だが無帰還だけどハムは少ないそうだ。
M先生あたりにきけばわかるだろうか。
0659名無しさん@お腹いっぱい。
NGNG0660AC点火派
NGNGAC点火に目覚めてより、小生はシングルからpp指向になりました。ppを突き詰めて
行く過程で、今度はppの同相信号分やら、定インダクタンス型設計に興味が向きました。
すでにもう役目を終えつつある、とばかり思っていた真空管アンプの世界に、アナログ
増幅回路の奥の深さを垣間見ております。
フィラメント点火は趣味の問題かもしれません。もちろんDC点火をされる方がいても
構わないのです。AC/DC間に音質上の差はあるでしょうが、好きな方を選択すれば
よいことなのです。ここはやっぱりレス658のノーハム殿のように、実践される方の勝ち
だと思います。
AC点火を推奨される是枝さんの話でも、メーカーの規格や動作例の測定値も、DC点火で
されているようですし、AC点火が絶対てなワケではないでしょう。
0661AC点火派
NGNGこのスレの最初の部分では、是枝さんや氏の製作するアンプの罵倒スレのよう
でしたが、どうやらそんな状態には至らずに済んでいます。
小生は是枝さんとは何の面識もなく、メールのやりとりすらしたことが
ありません。でも氏の製作記事は好きです。ていねいで貴重な検討結果を、公開
してくれる、ありがたさがあります。
いつぞやどこかで自分の作られたアンプは、そのときの自身そのものだとも発言
されていました。
小生がラ技の購読をはじめて、7年くらいになるでしょうか。最初、小生が
初心者時代に氏の記事を見たときは、なんて不親切な方だろうとさえ思って
おりました。だんだんわずかながらもスキルが上がるにつれ、その疑念は
晴れてゆきました。
氏は5、6年前でしょうか、一度大病をされています。糖尿病から併発した
脳梗塞で倒れられたのだそうです。
真空管アンプ大研究という、球王の前身にあたる本での座談会で、大病前
の氏の写真が拝見できます。あの頃はずいぶん恰幅もよかったようですが、
近年の球王でのポートレートでは、スマートになられました。(w
当初、手足にマヒがあったようですが、リハビリが管球アンプ製作だったとは
後で知りました。病後の大1作が、当時ラ技試の5万円台アンプという企画
の807シングルでした。それから出たのが、当スレの上杉さんが格闘されて
いる300Bシングルです。
氏はよく記事の中で強めの主張をしたり、断言したりしますが、それも
最近は氏の気持ちがわかるような気がします。われわれと同じように、興奮
されているのです。アンプ製作やその前の検討段階で、少なからず遭遇する
発見に。みなさんもそんなことはないですか?
ひとり言が長くなりました。最後に、小生が氏に親しみを覚えたキッカケは、
球王Vol.7の、くだんの300Bppアンプの製作記事のなかのこんな
一文です。ウィリアムソン構成のその300Bのカソードパスコンについて、
「このコンデンサーをはずすのは、少し勇気が要ります。」これを読んだ時、
ああ、わしらとおんなじじゃ、そう思ったものです。
いま外は猛吹雪です。休日ですので、遭難しないうちに帰宅します。
ではまた明日。
0662めーか
NGNG06636V6好き
NGNGカソードのパスコンの有無とは話が変りますが・・・
電源部のコンデンサー及び出力段のカソードコンデンサー(パスコン)について。
よく、製作記事において、これらのコンデンサーは音決めの重要な部品であるから
良い物(ブランド銘柄多し)を投入ということになっている。
アンプはsアンプとppアンプがある。実際アンプを造って試行錯誤してみると
sアンプはCの銘柄(種類)により、音に変化が出るのが判りやすい。ただpp
アンプは自分ではその差がはっきりと判別出来ない。ppアンプは電流値の大きさ
もあってsアンプよりも大容量Cとなるケースも多い。ppアンプのこのCによる
差の無さは回路的なものか、容量的なものなのか。このようなことを解説したのを
残念ながら目にしていない。判る方がいたらお願いしたい。
耳とSPが悪いからだと言う結論があり得るが、遠慮なしで。
0664励磁
NGNGA級P-Pの 理論上の最大のメリットは 電源電流が変化しない事 と考えます。
よって 電源コンデンサーの影響が A級Sよりも少ない。
同じA級P-PでもSEPP(OTLや半導体)の場合いは アイドリング電流の2倍まで変化する可能性があります。
SEPPでもBTLにすると 電流変化はありません。
ここら辺の事は 氏家さんが非常に 拘っていました。
カソードコンデンサーも 分離なのか共通なのかで 上記と同じ現象になります。
6V6好きさんの6V6P-Pは 共通方式なのでは?
結論 6V6好きさんの耳とSPは 非常に優秀です。
0665名無しさん@お腹いっぱい。
NGNGシングルアンプではコンデンサーが信号経路の一部ですから音の変化は当然です。
プッシュプルのA級およびAB1級の小出力範囲は「打ち消し合い」と電流変化が少ない
ために、信号がコンデンサーを通らず、その影響は少ないはずです。よってシングル
アンプほどコンデンサーの影響は受けないのでしょう。もちろん2球のバランスが
きっちり取れている場合の話です。6V6さんの言われるのは当然ですが雑誌のライター
は、コンデンサーはさほど違いが出ませんとは書きませんから。
0666AC点火派
NGNGお二方の云うことがそのままだと思います。
雑誌に掲載されるウィリアムソン「型」アンプと違い、D.T.ウイリアムソン氏の
発表された「原器」には、カソードバイパスコンデンサーは付いていません。
これが正しい姿なのだと、小生も思います。しかしこの方法が成立するのは、出力段が
理想的なpp動作をする時のみです。ウイリアムソンアンプの出力段に入っているあの
バランス回路がそれをものがたっています。
現実には難しいことです。しかしながら救済する手段として、定インダクタンス型OPT
をつかえば、不平衡問題から回避することができ、パスコンを省略することが出来ます。
こんなこともあって小生、最近はpp回路ばかり考えておりますが、シングルとて固定
バイアスにすれば、パスコンに悩まずに済みます。ただグリッド抵抗値は制限されて
しまいますが。ここで切りましょう。
また、書きます。
0667AC点火派
NGNGカソードパスコンについては今朝書いたとおりですが、電源部のケミコンもまた同様の
問題を抱えていますね。シングル構成の出力段は、楽音信号が電源部に還流します。
シングル構成の電源部は、贅沢に組まねばならないと言うのは本当です。とくに低内部
抵抗の3極管では重要です。(ppはいいかげんでいい、というのではありません。)
いわば電源部の広帯域化を、考慮しなければならないのですから。
電源部のケミコンを、オイルコンやフィルムコンに変更する、というのはその最たる
ものではないでしょうか。たしか以前も書きましたが、この意味で電源部のCHは、
大変重要なシゴトをしています。電源への信号還流に対して、阻止する役目も負って
いるのです。CHのシゴトはリップルの低減だけではないのです。
3極管のシングルは、電源CHで音が変わりますしね。
また、電源部は適度な内部抵抗を持つことも大事です。
整流管整流の方が好ましい音がする、という人たちがいますが、ダイオードのノイズ
ばかりでなく、整流管の内部抵抗というのも影響しているのではないか、と考えている
AC点火派です。1回切って昼食にします。
0668AC点火派
NGNGよろしくお願いしますね。
年末ゆえ、小生も何かと気ぜわしくやってます。忙しいゆえ、何か建設的な
問題提起なり、意見なりを希望します。
ちょっと下がっても、しばらく放置するかもしれません。呼ばれればでますが、
ただ出て来いと言うだけではね・・・すいません。
では。
06696V6好き
NGNG早速の回答感謝。電流値が変化しないために、コンデンサー固有の音が出にくい。
成る程、非常に判りやすい。
665名無しさん
sアンプは信号経路となるがAppでは信号経路ではない。そうでしたか。であれば
コンデンサーの固有の音が出にくい。
両人ともかなりの有識者と見受けられました。またお願いします。
AC点火派さん
3極sは確かにCでの変化は大きいと感じます。フィルムCは段突にリップル低下作用
は一番だが、音色としては好みの問題もありケースバイケースでしょう。と言うよりも
3極ST管だと、時代性の考慮と見栄え的にナットロック式のオイルCか、角ケースの
オイルCを立ててしまう。電解Cはチューブラーで内蔵となります。
前にラジオデパートの3FのS電機でブルースターなる電解ブロックCが置いてあって
小型で安く重宝した。掘り出し物を見つけたら即買いだ。ガード下の某店では倍電圧用
(250V耐圧)のニチコン・ハイリップル・ブロックCが@500円だったので、数
本買ったが次回行った時にはもう無かった。残念。
0670なお
NGNGすごいゆきですねぇ。出歩くのが鬱になってしまいます。
さて、k式も昔、電池アンプを導入して以来、整流管を導入したり
と、電源の内部抵抗にこだわってないようです。低いばかりが良い
わけではない、と。最近使われている球regも、リップルがどうにか
取れれば良い程度のもので、以前の超低インピーダンス電源、といった
路線からは決別してます。方式は違えど、得たい傾向は一緒なの
でしょうかねぇ。
あ、K式と整流管の話は、ぶり返すと面倒なのでsage
0671AC点火派
NGNG北海道地方とくに札幌周辺は、大豪雪となりました。昨夜大きめの雹が降ったところも
あるくらい、つまり上空には積乱雲があるわけで、夏の集中豪雨が雪に化けるとこんな
すごいことになるわけです。
こうなると歩くというより、雪の中を漕ぐといったほうがいいでしょう。
今朝は4時半から家の前の除雪です。(腰が・・・
さて、コンデンサーの話が続いてますね。どうしてもケミコンのお世話にならなければ
いけないときがあるのも事実です。
以前球王で是枝さんが、KT88のQUADU型アンプの製作記事の中で、「ケミコンは
同電圧、同容量の場合、外形が大きいものの方が音質がよい、これは不変の真理だ。」
と述べられています。小生もそう思います。おそらく箔のエッチングの関係から、そう
述べられたのだと思います。論争必至の話題ですが、皆さんはどう思われるでしょう。
チューブラーをシャーシ内蔵というのもいいですが、デカップリング用途などでブロック
型をつかわざるを得ない場合もあるはずでは、と思うのですが。
0672めーか
NGNG札幌の様子に仰天しました。私は雪が好きですが雪にたいするおもいはまた全然
異なるのでしょう。綺麗だとか美しいとかは雪害に関係ない地域の人間の勝手な
想いなのかも知れません。千葉はめったに降りませんから。
0673AC点火派
NGNG今朝も5時前、日の出前の暗い時間より、家の前の除雪(通称雪かき)にいそしんで
おりました。いよいよ腰が・・・アタタ という感じです。冬ですから道民として
ある程度は仕方ないのだけれど、少しインターバルが欲しいです。
さて、こうなりますと家全体が吸音材で覆われたようなもので、風がやみますと静寂
そのものです。できればこういう環境で、機器のS/N比を問いたいものです。
ある程度のパワーというものは必要でしょうが、無信号時に音を発するキカイは、ここ
ではシャレになりません。北海道の住宅ですから、エアコンなんてついてませんし。
皆さんのお宅の機器は静かですか?
ウチのキカイは文字通りAC点火ですが、いたって静かです。
アースはしっかりと、球は選別し、ケミコンは新しく、等々といったトコでしょうか。
06746V6好き
NGNGの苦労があればこそ、風呂も楽しいし晩酌も美味いと思う。
自分がアンプを組む際はブロックCをシャーシーに立てるか、チューブラーを内蔵
するかは音のためではなくて、構成美・造形美から考えている邪道モデラーだ。只
TRアンプと違い球アンプは見て楽しむ部分も大きいから肝心なところだ。
MT管アンプには基本的にはブロックCは立てない。35mm径の物を立ている
のを見かけるが御免だ。主従逆転する。どうしてもの場合は25mm径7cmの
ニッケミが良い。
GT管アンプに一番合うのは米国製のプラグ・イン型の25mmおよび30mm径の
6.5cm。高さもぴったり。これも35mm径になるとイマイチの感が残る。
ST14管であれば35mm径でOK。マロリーの9cmや国産の10cmが使える。
ST16管以上になると12cmの円筒、角ケースオイルCしかない。ケミコンで
あればWE(KSナンバー)の12cmがある。
米国製はさすがと言うか球の大きさにCの高さが合っている。ST16型にはオイル
Cが計ったみたいに高さがマッチするし、GT管のプラグ・イン型も然り。ただし、
これらは新品はなく、古いストック品だから性能には疑問符が付く。自分としては
ハムが出なけりゃ良いという短絡振りだし、チョーク後の大容量Cの場合はニッケミ
のチューブラーでお茶を濁している。昔の物とくらべれば体積が半分で収めやすい。
巷で聞くBGやニチコンG、セラファイン等の差は同一アンプで比較したことが無い。
ppアンプでニッケミの一般品と旧ニッケミ透明スリーブ、エルナーセラファイン、
ルビコン一般品、某ブルースター、マロリー、スプラグは替えてみたが一聴で判る
ものではなかった。最低1週間づつ聴込まなければ自分の耳では判別不能だろう。
0675AC点火派
NGNGみため重視は大いに結構だと思います。MT管の場合、たしかにブロック型は無粋かも
しれません。ついでに云うともちろんダイオード整流がお似合いだと考えます。
整流管をもってくるのは、GT管アンプということになりましょうか。
変則的な手段としては、WE412AというMT管の整流管があります。
こやつはホントにかわいいくせに、能力はあなどれません。しかも起動に35秒ほどかかる
強力なカソードです。
まあ大抵は経済的な理由から、Di整流になりますが。(w
CH後の大容量Cもニチケミのチューブラーですか。インプットCにはATOMの500V
10μ〜20μを多用しますが、CH後はブロック型をあてがうことが多いAC点火派です。
06766V6好き
NGNG早速のレスTanks。流石にレス内容は見抜かれていました。
インプットCのATOM(青)は600V20μのチューブラーも有ります。
これは2段積みしなくてもVT62に使えるから重宝する。自分のVT62
sアンプはガス入りタンガーなのでスプラグの1000V4μオイルC。
上記ATOMはデカイ。25mmの10cm。ブロックでないのが不思議だ。
スプラグもマロリーもチューブラーは体積が大きい。国産は皆な小型だから、
35mm厚のシャーシーに格納できる。シャーシーも40mmまでが好みだ。
WEの黄色のペイントは格好良いね。レイセオンの黄色や赤ペイントも良いが
どう見ても東芝製の球があった。最盛期は日本からの輸入に頼っていたのかも
しれない。まさか秋葉原の店がブランド捏造したわけじゃないでしょうが。
0677名無しさん@お腹いっぱい。
NGNGところが予報では、明日は雨が降るというハナシで、こりゃもうとんでもないことです。
もし雨が降って、それが夜間の低温で凍結すると、ことによると地獄絵図になるかも
しれません。雪もいやだけど、リンクまがいの凍結路面はもっといやであります。
WEのイエローエナメルはいいですね。でも東芝電子管にもいい雰囲気がありますね。
MT管ももいいけれど、GT管、6V6や6GA4は、中の作りがかの黒川先生もいう
ようにいかにも手先の器用な日本人が作ったという感じがします。
NEC以前のWE直系の、日本電気製真空管はみたことがありますか。
あれもなかなかいいものです。もっともWE製より入手は難しいですが。(w
0678名無しさん@お腹いっぱい。
NGNG羽竜鉄一翁と雑談した際、「カンマツ」の話題で盛り上がりました。
いわゆる「神田マツダの転がし球」です。
さすがにカンマツはもうないですが、(あったら逆に貴重かも)最近あらての
コロガシ球が出ているそうです。
ここをごらんのみなさまは、いずれも目利きばかりでしょうから、まがい物
をつかまされることは皆無でしょうが、お気をつけくださいませ。
0679名無しさん@お腹いっぱい。
NGNG06806V6好き
NGNGならまだ良いが。>リンクまがいと言うのはネットリンクでは無くてアイスリンク
のことでしょうw。品川プリンスでの伊藤みどりアイスショーだ。
マツダから東芝になった全盛期の球は世界的にも素晴らしい。言われるようにV6
GT、6G-A4あたりは特に良い。精密機械だ。シーメンスのビーム管やメッシュ
送信管の造りにも劣らない。整流の5Y3、5AR4然り。ゲッターが厚過ぎて、
空気抜きした時にゲッター膜が引っ張られたのか窪んでいる程だ。
NECも日本電気と新日本電気がある。V6に関しては製作時期による。手持ちには
5種あるが恐らくトータルでは10種ぐらい作っているのではないだろうか。
クリア球ではゲッター基部がブリキ板、四角枠、リング型があるし、黒球も2種持って
いる。ベースへのグリーン接着剤の中期物は玉に傷だ。時期的には50年代がクリア
球の下部ゲッター。60年代に入ると黒球の下部ゲッター。後期はクリア球でボタン
ステムに変更になって頭頂部のリングゲッターになる。後期のクリア球の物はWE
同様(提携)ガラス壁面にイエローのプリントであり、プレートが楕円ではなく、F6
の様に丸型だ。
NEC後期のST16型の整流管通信用の茶ベースはマツダ〜東芝以上の出来映えだ。
勿論茶ベースで、昭和40年代製造の最後期と思うが世界最高かもしれない。下部の
リング型Wゲッター。5R4-GYA。
6V6GTについて書くと国産もマツダ・東芝以下数社に渡り、長くなるので又の機会
にする。
0681AC点火派
NGNGそうです、これがうかがいたかったのです。旧管マンセーの話もたまにはいいのでは
ないかと思います。
6V6という球、今の時代から知らない世代からすれば、「何だあんなチンケな球」
となるのでしょうが、小生思うに我が国では名球の称号を与えてもいいのでは、と
思う次第です。正直、故長岡氏他の口伝になってしまいますが、歴史がありますから。
戦後日本のオーディオ黎明期、ステレオサウンドの創刊遙か前、ステレオLP登場以前
の話です。今はもう死語になった言葉で、レシーバーというコンポーネントがありました。
これはチューナー付きプリメインアンプのことです。我が国ではトライアンプといって
いました。おそらくトリオあたりの造語ではないかと思います。
これが初めて商品化されたアンプでしょう。もっとも当初は完成品としてではなく、
シャーシ付きのパーツキットだったそうですが。そのトライアンプの出力段は、なかば伝説
めいたように6V6のppだったそうです。これは6BQ5が一般化されるまで、ずっと
続いたそうな。当時はオールマイティ管だったのでしょう。ドライブは楽ですし、OPT
の質を問わない良さもあったのでしょうね。
当スレの是枝さんをはじめ、故浅野氏も愛好されたと聞きます。
一言でいうのはキケンですが、素性のいい管球といえるのではないでしょうか。
たまには懐古的な話もいいものです。ちなみに小生、まだ50代には手が届いておりません
ので、お間違いなきよう。この球は6V6好き殿がされるように、雰囲気重視型のOPTを
使うのがいいかもしれません。近年のワイドレンジ低ひずみでは、個性が出しにくいかも。
ただ、「古き革袋に新しき酒」ではありませんが、異質な感じがする組み合わせも、
またいいものがありますから、タンゴからXE45でも再発されれば、これでやってみたい
とも思うAC点火派であります。
会社PCが不調のため、代替機から書き込みましたら、HNを忘れてしまいました。
おわかりでしょうが、レス677,678は小生です。ではまた昼にでも。
0682AC点火派
NGNG予報が当たれば、この雨は夜半からまた雪に変わるそうで、ああ・・・。
今年は、いや近年天気がおかしいような気がするなあ。まあいいか。
ところで日本電気、新日本電気、NECの話が出ましたので、その話を。
6V6好き殿は、きっと持っているのじゃないかと思いますが、6R−P15を知りませんか?
小生は現物を拝見したことがありません。
06836V6好き
NGNGがEL84(6BQ5)を開発・発売して、提携の松下が国産化した。
東芝が対抗して発表した物が6R-P15だった筈。類似管ではあるが。
結局東芝も6BQ5を作ったので、6R-P15はあまりメジャーには
ならなかったのではないか。もしくはTV用途だったのか。マツダの
スタンプが押してあるから、'60年以前の開発ではないだろうか。
7189の方が後発と思う。案外、東芝初期のQ5はP15の流用
だった可能性も考えられる(憶測) 尚Hi-Fiのプリントは有る。
東芝開発のJIS名で6はヒーター電圧。RはMT9ピン。Pは5極
の意味の筈。NECの6R-A8のAは3極。BならビームでKは整流。
0684素人
NGNG>>657 六億ワットさん
もう少し詳しく解説してください。
0685AC点火派
NGNG6R−P15は、6BQ5の高性能版のように解釈していたのですが、
そうではないという人もいますし、実際のところどうなんでしょうか。
こうなると7C5さんなのかな。(w
発表時の動作例が、Q5より大きかったような気がするんですが、この辺
もう少し詳しく調べてみます。
0686ao
NGNG私はラ技では氏家高明さんのファンでした。SアンプのOPTの直流磁化の防止策やPPアンプのOPTの交流信号の分離策など、実に独創的な提案をされていたと思います。配線技術も見事でしたし。
しかし、氏家さんの制作記事はもう1年以上もラ技には掲載されていませんね。また、氏家さん主宰(?)の銀河技研の広告もラ技に掲載されなくなったし、ラ技サービス部での取り扱いもなくなったようですね。
徳島に行かれたとのことですが、銀河技研のスピーカはお聞きになりましたか?
また、AC点火派さん自身はどんなスピーカを使用されていますか?
0687AC点火派
NGNG小生も氏家さんのファンです。氏のアンプはすごいですね、考えることも
工作技術も一流だと思います。デザインも凝ってますし。
氏のかかわった徳島のジャズバーFullHouseで、そのスピーカーは聴きました。
ツィーター、ウーハー別々に、天井からワイヤー吊りでセットされてましたね。
音の表現は難しいのですが、一言でいうなら曖昧さのない、スピード感のある
音といえますか。速度型のスピーカーとかで、さすがにAXIOM80にはまった
経験のある、氏家さんならではの音といえますか。
氏の製作記事がラ技誌で見られないのは、本当に残念です。
いつかは復活してくれると、願ってやまないAC点火派です。
飽きっぽい性格だそうですから、いずれは戻ってくるかも。
(昨年は、徳島ラーメンの旗揚げに尽力されていたそうです。)
小生はそんなにすごいスピーカーを使ってません。
LE−8THをタテマツの100LのTS箱に入れたものです。
広域にホーンツィーターを6dBで足して、能率はトランス式ATTであわせて
います。アンプは人に自慢できるくらいに、格好良くしてますが、スピーカー
のほうは塗装さえしておらず、野暮ったいまんまです。
音はなかなかいいんですけどね。
前面バッフルが4cm厚もあるカエデの集成材ですから、箱なりがあまりせず、
ソリッドな感じで、よその8Tと雰囲気が違います。
ホントはタンノイのターンベリーHE75が欲しくて欲しくて・・・。
でも、この不景気では、ちょっと。
0688六億ワット
NGNGオームの法則で考えてみれば分かるんですが、
細いフィラメントが高温でどんどん細くなっていく(つまり抵抗値が上がる)
ときに、電流を固定した場合と電圧を固定した場合で、フィラメントが消費
する電力(つまり熱量)がどう変化するか?ということなんです。
06896V6好き
NGNG自分は解説出来ませんが素人さん同様悩む場合もある。AC点火かDC点火か。または
定電圧か定電流か。決定的な優劣はないから未だ各製作例があるんでしょう。ケース・
バイ・ケースでしょうか。球を一生使うつもりなのか、スペアを数組も持っているのか。
聴く環境、ジャンル。SPの能率、最大音圧等などから考慮して自分に合った物をやって
みるのが良いですね。多少のハムには目をつぶって、音のヌケ、躍動感を取るのか、SN
比を重視して精緻な雰囲気の方が良いのか。300Bもヒーター中点から点火してるから、
片光りは気分的に良くないが、大らかに行きましょう(w
AC点火派さん
東芝のハンドブックを見てみたら、規格ではQ5が17W。P15が18W出力。誤差程度。
松下に対抗したのであればQ5より低くは出せないね。ただし7189Aが24Wだから、
さほど大事がられた球ではないだろう。6G-A4や6R-A8は探す人が多いがP15は
話題に乏しい気がする。6BQ5ほどメーカーによってプレート形状が違う球はないが、
全盛期のQ5はプレート形状違いはあれど、東芝も松下もリングゲッターのみですっきり
している。マツダのP15はグリッドに放熱板(フィンと言うのかラジエターと言うのか)
が付いている。誰か東芝の初期のQ5を持っている方がいれば、同様に付いあるかどうか
見てもらいたい。
0690AC点火派
NGNG6RP15はQ5と同等ですか、確かに確認してみるとヒーター電力が一緒でからね。
どういう存在価値、あるいは開発意図があったのかと思いましたが、レス683のように
対抗品だったのかもしれませんね。
放熱フィン付きというのは、よく見かけます。
MT9Pは熱的に無理がたたる構造ですから、仕方ないのかもしれません。
強力なカソード、高いプレート電圧でどんどん能力は向上しますが、あの細いガラス
管の中では、熱の輻射は限界が見えていますから。
かわいそうな代表は6R−A8ですかね。あの大きさで2A3と同等というねらいですが。
短命なのが多かったと思います。器量ってありますわ。
寿命が短いくらいならまだしも、熱暴走・昇天はいただけません。
0691AC点火派
NGNG温室管理の当番なもので、これで化学屋を名乗るのですから、素性がばれますね。
まあ、その話はさておいて。
このスレで小生は、ずいぶんとppアンプびいきの発言を繰り返しました。
しかし世の中にはもちろん、シングル構成を尊ばれる方もいらっしゃいます。
シングルアンプのよさについて、ひろく意見を求めたいと思います。
半導体では構成できない、真空管だけの世界でもあります。
たしかにシンフォニーの再生には向いてませんが、故宍戸先生ではありませんが、人の声
の再生には長けていると思います。原理上豊かな低域を要求すると、OPTが巨大化
しますが、むしろその方向に向かうのは、野暮かとも思います。
小生の宅にはシングルは2A3のみですが、ジェシー・ノーマンのアベマリアを聴く時は、
この小出力シングルの方が勝っております。バックで鳴っているパイプオルガンは、
WE300Bppの圧勝ですが。(w
ppでは位相反転段の違いが、音質を変えます。これが省略されるだけでもありがたい
ことなのかもしれません。そのかわり、コンデンサーの話でもふれましたが、カソード
パスコンや電源部のCなど、パーツの音質がもろに反映されるのがシングルアンプでは
ないでしょうか。(理由は665殿が解説してくれました。)
みなさんのお宅では、どんなシングルアンプが鳴っていますか。
069245大好き
NGNG構成は27−27−45、整流管は80。OPTはタムラのアモルファス。
半年前まではオール茄子管で聴いていました。
コンデンサーはBGの無極性のものを超電解接続(要するに+と−を
互い違いにパラにしてる)です。
一番の特長は音の立ち上がり、立ち下がりが低中高音域でそろってること
でしょうか。だから拍子抜けするほどあっさりした音です。音がバラバラに
出てくることはありません(これがバラバラだといろんな音が聴こえて、
情報量が多いと錯覚するんですよね)。店頭効果ゼロの音です。
06936V6好き
NGNG27−45とはかなりの兵者ですね。227はメッシュですか。3極一本では45を
振りきれないだろうから、今考えるとすれば5極の6SJ7か6267、もしくは複合
の6AN8あたりを持って来たいところだが、27−27とは流石です。ナスは雰囲気
も最高だ。やはり球の年代を合わせたいからね。アモルファスですっきりした良い音で
しょう。無極性Cの超電解接続と言うのは知らなかった。その辺をもう少し詳しくお願
いしたい。
AC点火派さん
友人に6R-P15を当たってみたら、数年前に秋葉のクラシック・コンポーネントと
いう店で売っていたとの情報。今あるかどうかは不確認だが。なんでも外国ブランドで
@1500〜2000円ぐらいだったとか。中身は東芝製なのか、日本向けにQ5に
プリントしたのかは判らない。東芝製なら面白いね。
0694AC点火派
NGNG想像するに繊細の極致を極めたような音なんでしょうね。参りましたね。
27−27−80ですか、それに80。
しかもタムラの5000シリーズを使うとは、判っていらっしゃいます。その意図はよーく
わかるような気がします。
そのアンプにAXIOM80をつないでみたいものです。
シングルアンプはppとは別の宇宙に存在するもの、とは黒川先生の受け売りですが、
そんな気もしてきました。
45大好きさん、その機械でどんな音楽をお聴きですか。差し支えなければ教えて下さい。
069545大好き
NGNG手持ちの227はほとんどメッシュです。わずかにST管と全く同じ電極構造
のもあります。おっしゃるほどの兵者ではないですよ。浅野翁の「魅惑の・・
・」に紹介されているCR結合型シングルアンプに倣ったものです。とはいえ、
Cの容量はフィルターもカソードパスコンもカップリングもデカップリングも
現代風に(むやみと)増強してますが。先の書き込みで云い忘れましたが、整
流管直後のCは15μF程度のフィルムコンです。できればπフィルターを2
段にしたいのですがスペースがありません。
これとは別にもう1台45シングルアンプを作ってます。構成は12BZ7の
μフォロアー+45というものです。これも特性はなかなかなんですけどねえ。
OPTが違うので音はかなり違います。
無極性Cの超電解接続については、
http://www.blackgate.jp/japan1.htm
を参照して下さい。この電解コンは通常の極性表示法で巻き始めと巻き終わり
を表示してます。ですから互い違いにすることで内部インダクタンスを打ち消
し、高域共振を消滅させると云うのがうたい文句です。
数年前に作って以来ずっとオール茄子管で聴いていたのですが、茄子管のボケ
味がちょっと耳に付くようになったので(なにしろ70年ぐらい前の球ですか
らねえ)現在はST管のよりすっきりした音を愛でてます。
0696AC点火派
NGNG45は故浅野氏が愛好されたことが、あまりにも有名ですからね。
出力を欲張らなければ、いい球だと思います。ナス管も楽しめるし。
ヒーターが2.5Vというのも、くすぐられる部分だなあ。
小生は2A3でいいです。(w
069745大好き
NGNG最初に作ったキット6BQ5シングルアンプから迷うことなく次に選んだのが
45です。以来数台作りましたが、すっかり45の虜になってしまいました。
アメリカではこの球はオーディオと云うよりラジオ球なんですよね。でも清純
にして可憐、派手さはないけどほんとに良い音のする球です。
このアンプの最初の音出しの時のあっけにとられた驚きは今でも覚えています。
澄み切った中高音、締まった低音。良い悪いを判断する前に「なんじゃこれは
〜」と云うのが第一印象でした。アモルファスコアといえば佐久間さんが大先
輩ですが、以前お話しした時「アモルファストランスは低域が引き締まる」と
のコメントをもらって我が意を得た思いでした。
AXIOM80は高いし大きいしあきらめてます。現用のSPはロクハンベー
スですが能率が98dB/Wと高能率なので出力不足に悩むことはありません。
普段聴いているのはジャズが多いですね。それも昔のやつ。他のアンプと比べ
るとこの45シングルで聴く時が一番プレーヤーがやる気を出して演奏してい
るように聴こえます。ホーンセクションとリズムセクションの緊密な連係が手
に取るように分かります。ちょっと自慢し過ぎかな?ごめんなさい。
0698AC点火派
NGNG98dB/w/mなら、45シングルが生かせますね。おみそれしました。
ロクハンベースとは、これはまたいい。大きなウーファーはたとえ高能率でも似合い
ませんね。反応のはやさを楽しむのが、そのアンプの活用法でしょうから、これは大正解
ではないかと思います。
45もアモルファスコアもどちらも透明感というか、繊細な中高域がウリですから、
これがお気に入りならベストの選択でしょう。
想像するに、案外ワイドレンジ風の音がするのではないでしょうか。
06996V6好き
NGNGBGのページ有難うございました。Cの技術はまだ発展している。
ラジアル、アキシャル、2タイプ欲しいところだ。茄子管は古い為
取り扱い慎重。300B(A)含め古典球は後期型と比べて、真空
度の違いも音の差となって出ると言う。高真空の方が音が硬い(すっ
きり)。45は球もST14で小柄で作り易い。SP感度が98dB
であれば2Wでもかなりの音量だ。自分の801Asも出力的には似
たようなものだ。高能率10インチと相俟ってスピード感ある音が
バンバン飛び出して来る。もっとも6V6でパワードライブした後に、
トランスドライブで低インピ駆動しているから、歪率無視なら3W
どころか10W近くまで行っているかもしれないが。
AC点火派さん
45も2A3もWHが開発してRCAが販売した球だろう。規格的には
45を2封入したのが2A3と言っても大間違いでは無い筈。ただし
パラ駆動の為2A3は繊細感を持ちながら図太さも出る。その辺がジャ
ンルにとらわれず、JAZZファン達にも好まれる要素ではないか。
逆パターンに6BX7−6G-A4がある。また、大出力ppアンプの
ドライバーに使われる12BH7Aと言う双3極があるが、これでパワー
アンプを組んだことがある。流石に1球でppはキツイのでパラppに
した。チャンネルあたり6AN8〜BH7Ax2の3球。これで6Wの
出力が取れてダンピングの良い音がした。最近この手の製作記はあるだ
ろうか。この不景気にはぴったりのユニクロ的3極管アンプだ(w
0700AC点火派
NGNG送信管は、グリッドを+領域まで振り込まないとおいしくないですから、イントラは
うってつけかもしれません。グリッド電流も気にせずに済み、この点からも球のロング
ライフ化に貢献します。(この点はグリッドチョークも一緒です。)
12BH7Aのppですか、作りたくなりますね。
それにしても高感度のスピーカー、欲しいですね。不景気のついでに省エネ、変換器は
やっぱり高能率のがいいと思います。
小出力信号を音にできずに、なにが高忠実度だというのでしょう。
0701AC点火派
NGNG何でも電蓄の音をめざしたとか書いてましたが。
6V6好き殿は6AQ5はやりましたか?やっぱりかわいいのは6V6の方
だと思うんですが、小生はなんか弱そうな気がして、手を出しておりません。(w
07026V6好き
NGNG落とせる位置。CDPはケンウッドのポータブルからのLINE入力。プリ無しの
ダイレクトなので、アンプのNFは程々にして感度を上げている。きっちりした音
で気に入っている。
電蓄の音を狙うのなら6AQ5ではなくて6AR5と思うがいかがだろう。昔の球
総合アンプ(トリオ名トライアンプ)は各社から出ていた。廃棄されたアンプを見
つければ、トランス類はすべて拝借しておいた。大部分が6BM8ppであった為、
電源トランスは200V前後x2の両派用か80V前後端子の倍電圧用が殆どだ。
総合アンプなので容量は180〜220mAで十分取れるのだが、如何せんB電圧
が低く250V球の使用が限度。そうなると浮上するのが6AQ5と言う訳だ。
6V6譲りの素性の良さと小振りながら10Wの出力の実力はもっと認められても
良いと思う。ただバブルを経験し300Bが当たり前の今では、こんな小っこい
吹けば飛ぶような球は見向きされないのかな。元々日本では6AQ5はあまり実績
がないから仕方がない。どちらかと言えば6AR5が使われたからね。6AQ5は
6BQ5より高かかったし、6AR5は安かった。
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