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是枝重治のアンプってどうよ

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0001上杉NGNG
キット見たら、スゲー高い。
えらく凝ってそうだけど、そうよ
0577AC点火派NGNG
576さん応援ありがとう。朝の始業前カキコです。
前回、6V6殿が晩酌の話題に付き合ってくれたので、お返しをひとつ。
小生はビールから入る方ですね、それから日本酒か焼酎でやんすね。困ったのは自制心
が弱いこと。500の缶ビールが呼び水になってしまいつい、・・・。
後悔するのは翌朝になってからですわ。(w
どことなく定格いっぱいで動作中の、整流管のカソードの自己破壊に似ていないことも
ないですね。カソードだか、カンゾーかがいかれてしまわぬよう、昨日はヌキました。(w
さあて、タマの話題です。以前にも申しましたが、次なる製作目標を考えている時間が、
幸福なんですよね。ここではそういう話題に付き合っていただけるし、ベテラン諸氏の
実践に基づいたアドバイスまでもらえる。いい時代になったものです。
小生の憧れは大電流管なのですが、レス571あたりから見てもらえれば判るように、
まだ放熱対策に自信が持てません。具体的に管種をいうと6C33C−Bなんですが、
電気ストーブのような球なので。これはもう少し時間をかけてチャレンジしたいです。
この管の一時期のブームのような製作例は、もう最近見かけませんしね。
さてもうひとつのベクトルは小型アンプです。
1回切ります。
0578AC点火派NGNG
小型アンプといって小生の頭に浮かぶのは、QUADUか、ランゲビンの
6V6ppです。コンパクトなアンプはまたいいものです。なんたってカワイイ。
以前のレスにも書きましたが、カソード結合というか差動構成の音には、独特の
個性があって、悪くはないのですが飽きがくるのも事実。
そこで試してみたいのが、QUAD型の構成です。
残念なことにQUAD型の追試経験がなく、少し躊躇しております。
出力管の問題もあります。良品のKT−66が入手できません。
中国製は使用したくないのです。音質以前の好みとして。そこで折衷案なの
ですが、出力管を6V6−GTにしてしまう。
是枝氏は6BQ5でまとめてますので、ビーム管の6V6ならもっと似合った
動作にならないかな?
さらにコンパクトの意匠をすすめて、ケミコンはシャーシ内蔵、チョークはスク
リーン給電以降として、小型のものを載せてモノラル構成とし、QUADUの
大きさに挑戦するというプランを考えております。
電源部の始末や、特徴である定インダクタンス型のOPTなど、頭痛の種は
多いのですが、皆さんに相談してココで少し練ってみようと、たくらんで
おります。前段はやっぱり、ソブテックの62672本かな。ここも頭が
痛い部分なんですよね。カッコ悪い。全盛期のEF86/6267が欲しい
ですね。12本くらい。(w
また昼休みに書きます。では
0579AC点火派NGNG
昼休みになりましたので、つづき。
出力を欲張ったら、きっと失敗するだろうと思います。現行のOPTでアンバラ電流に
余裕がとれるのは、タムラのF600シリーズか、タンゴのCRDの復刻板くらいでしょう。
ココはタムラのF684か685でいきたいです。挿入損も少なめで、小生好みであります。
400シリーズではちょっと小さすぎだと思いますし。
ありがたいことに是枝殿の製作例がありますので、これを参考にします。(w
NF専用の3次巻線は、オーバーオールのNFBに使用して、6V6カソードへの帰還は、
2次巻線から戻すとして・・・。プレートに約300V、6.6k負荷のQUADU型
構成だと、10Wがとれるかな。?
QUAD構成でいちばん興味深いのは、DFの大きさです。元回路でも15くらいあるはず。
はたして6V6で組んだら、いくつになるのか?これが知りたいですね。
前段、電源部、その他の話は夕方にでも。
0580AC点火派NGNG
QUAD型と呼ばれる、あの構成の動作解析はちょっと厄介です。
小生自身もまだ完全には理解できてませんので、まずは原器の構成をそのままいただき、
6V6のカソード抵抗とNFB抵抗だけをいじり、様子を見てみようという魂胆でおります。
PTにはタンゴのPH−100Sが再生産されていますので、これでなんとかならないかと
もくろんでおりますが、どうなりますやら。
CHは小型のものを、スクリーン用にあてがえばいいはず。
基本的なコンストラクションは、こんな感じです。シャーシは原器を真似たいのですが、
PH−100SとF684が幅を決めてしまいますね。
方眼紙上でレイアウトを考えてきます。
ベテラン諸氏の皆様で、QUADU構成をトレースされた方はいらっしゃいませんか?
0581名無しさん@お腹いっぱい。NGNG
夜中age
05826V6好きNGNG
AC点火派さん
残念ながらQUADUは手に入れたことがない。だいぶ昔にあるオーディオ店で
セットで聴いたことはある。パワー感はそこそこだがNFアンプとは思えない、
3極シングルのような良い音だったと思った。確か特殊な巻き方のトランスと
記憶している。回路をモデファイしても音はどうなるのか解からない。
数年前に再生産品なのか、キンキラの成金アンプみたいなQUADUを見かけた(W

回路図を今見ていたが、非常にシンプルだ。カソードNFアンプの為、高利得の
5極感EF86(6267)を前段に使い、1発で増幅・反転したオートバランスか。
シンプル回路の極致。6267カソードRは共通、良い球が欲しいところだ。自分は
松下が好みだが、手持ちが数少なくなった。ロシアのブリキシールドは嫌だが、今と
なっては仕方ない。

タムラの685は6V6GTには大き過ぎてバランスが悪いかな。やるなら6V6G。
それに小柄な6V6GTをモノにする意味もあまり感じられない気もするが。

これ以上の考察は自分の頭では無理だ。まるで役に立たない。スマン。
0583AC点火派NGNG
カソード結合でも、オートバランスでもない、しかもスクリーンがCで結ばれて、これに
NFBの信号まで加わり、ちょっと厄介なんですわ。(w
正直なところ動作解析は、詳しく見ていくと(小生には)判らなくなる部分があります。
原器の定数でバラック組むしかないですね。こう書いている小生も追試経験がないので、
おっかなびっくり実験してみるしかなさそうです。前段も見方によってはバランス増幅と
みなせる範囲なので、電源リップルには強いとか。
原器の音質は6V6好きさんのいうとおり、シングルのような端正な音がします。
一筆書きのよさというか、pp独特の派手さ?がない音ですね。
これはそのOPTによることも大きいです。巻線はガラ巻きでも、コアはバットジョイント
にスペーサーをはさんでの、かなりの定インダクタンス型になってるそうです。
タムラのpp用は、アンバラ分が10mAまで許容された設計です。今日的には定インダク
タンス型の範疇に入るでしょう。本音を言えばもう一声、15mAくらいまでいけるように
お願いしたいところです。
0584@@NGNG
40万の法則の言い出しっぺは知らんが喧伝したのは池田圭だろ(ラ技連載の盤塵集で)。
盤塵集では、80万の法則の例として、クレデンザをあげてたな(100〜8kHz)。

去年だかのラ技で氏家高明が、axiom80のウーハーにLE8Tを使う例をあげてたな。
LE8Tがウーハーとして最適なんだとよ。
0585AC点火派NGNG
なるほど盤塵集ね、わかるような気がするなあ。小生はラ技の購読は、比較的
最近からはじめたので、詳しくないですが。
でもクレデンザのレンジは高域側で8kまでいってましたっけ。
測定位置にもよるんでしょうけど、小生の見たグラフはいいとこ3500くらい、
おまけして4000といった感じでしたが。
氏家さんのその記事はもっと前でしょう、実は昨年現物を見てきました。
学会が徳島であった折に、氏家さんの友人だという方が経営する、DYLAN
というブルース、カントリーミュージックのかかる、なかなか洒落たお店でした。
そのシステムはカモイ上というか、かなり天井近くに据えられておりました。
駆動はこうこうと輝く845ppでしたね。
たしかに音色はそんなにおかしくないですが、店内BGM用途ですのでね。
ここの上杉さんのアドバイスには、不適切かも、と考えていましたが。
LE−8Tは小生も使用してますが、VC径が50mmもあるために、
20cmウーファーのレンジを、高域側に伸ばした設計だといえます。
こういう使い方は可能でしょうね。かなり大胆ですが。
0586AC点火派NGNG
我が家での昨日の事件を、恥ずかしながら公開しましょう。
まあ前段球の定期交換なんですけどね。
夕食も終わって、セロニアス文句でも聴こうかと、アンプのSW on。
L−chから不定期なハムノイズのような音が、「ああ寿命か。」。
当家のWE300Bppはモノラル構成で、WE396AというECC88
相当のMT管3本で、300Bを振っております。この球が定期的に寿命を
むかえます。
昼休みが終了したので、続きは夕方に。
0587AC点火派NGNG
586の続きです。どこがイカレたかというと、h−k間の絶縁破壊(らしい)です。
構成は入力が100kΩのAカーブVR受けの396AのSRPP、ここと直結で396A
パラ接続のカソード結合位相反転、これがグリッドチョーク接続のWE300Bppを
励振しております。初段をSRPPにしたおかげでワイドレンジになりました。
低域には8Hzくらいに盛り上がりがあるものの、20〜30kHzフラットです。
管球をセレクトすれば、70kHzまで平らになります。
出力は16から18Wといったところ。完全なA級ppでしょう。歪率はおなじみのppの
カーブ、きれいなものです。10kHzの方形波だってキレイに通ります。
しかし、SRPPにした報いもあって、それがカソード電圧です。
SRPPの上側、次段の共通カソードがそれぞれ110V前後あります。
もちろんヒーターバイアスはかけてあります。(55〜60V)
でもだめみたいですね。言い訳を言わせてもらえば、それでも700から1000時間は
大丈夫ですので、まあまあの設計だと思うのですが。
昨日交換したのは、入力のSRPPの396Aでした。この球、もともと低周波用途の
ものでないらしく、たまにマイクロフォニックのすごい個体があります。
ゆえに選別しながら、初段の差し替えをして、見事生き返りました。
自分で考え、苦労して作っているからこそ、球の差し替えだけで生き返る。よしんば
ケミコンの交換だって同じこと。トランス類の断線や絶縁不良でもない限り、生き続けて
くれるのです。これっていいと思いませんか。
この愛機、現在稼動2000時間ちょっとです。
4本のWE300Bは、ゲッターが薄くなりかけて、上部マイカの周辺が少し茶色になって
きましたが、10000時間ランニングしてくれるだろうと、信じています。
0588AC点火派NGNG
自分のネタから展開するのもなんですが、自分の愛機の修復、もしくは
かっての名機を、自分でレストアしたなんて話題はいかがですか。
予想としてはなかなか無さそうだけど。(w
常連さんは、どなたもウデ自慢の「ビルダー」みたいだし。
0589六億ワットNGNG
アンプのレストアをやったことはありませんが、ラジオをいじったことがあります。
テレフンケン製の最後の真空管ラジオで、多分30年くらい前のものでしょう。スピーカー
全面の布を洗濯、脱色したのち解れた部分を縫い直し、プラスチックやガラスのパネル
をアルコールでピカピカにしました。また内部を取り出して掃除機と綿棒でほこりを綺麗に
取りました。しかし駄目になっていたパーツは皆無で、内部にこてをあてる必要はありま
せんでした。これにはビックリ。念のため球だけ交換。結局外装の修理だけで終わって
しまった。

かつて実家にナショナルの真空管ラジオがありましたが、かなり長い間生きており、
動いていました。ラジオというのは案外長持ちするのかもしれませんが、自分で作った
真空管アンプも、こんなラジオのように長生きさせてやりたいと思います。勿論
ラジオとアンプの動作条件を同一視するのは無理があるでしょうが(w
0590AC点火派NGNG
なるほど真空管式のラジオとは、なんか懐かしいですね。
テレフンケンは案外最近まで、真空管式のラジオを作ってたんですね。
国産は後年、トランスレス方式オンリーになってしまいましたが、あのキャビ
内のホコリにまみれた様子は、汚らしくも神秘的でありました。
真空管式のチューナーでは、これをしのぐものはないといわれるマランツの
#10Bがあります。小生行きつけの店では、よく修理していますね。
話をうかがうと、ユーザーが勝手にコイル等をいじり、元に戻せなくなるのだ
そうで。高周波関係にも強い店だから安心できますけど、昔ハムをやった
というくらいの経験で、中をいじるのはやめた方が賢明です。あのキカイも
かなり理想主義的に作られていて、修理は難しいですよ。
0591AC点火派NGNG
いま、別スレをのぞいてきましたら、「日本技術者は・・・」なんとかいうところで、
管球アンプはエフェクターだという意見が出ておりました。(w
そりゃそうでしょうね、ワイヤーウィズゲインなんていう幻想に、まだとりつかれている人
もいるんですね。ベテラン諸氏はもちろんのこと、そんなことは我々とっくに織り込み済み
なんですが。管球アンプはその姿かたちも魅力なら、出てくる音の個性を認めてこその
世界です。直熱管から傍熱3極管、ビーム管、5極管、送信管とその個性がなければ、
面白くないでしょうに。OPTも加えて、こんな魅力的なエフェクターはないでしょうね。(w
0592名無しさん@お腹いっぱい。NGNG
>>591

向こうのスレの住人ですが・・・
別に悪い意味でエフェクタと書いたわけではないと思います。

なので、そんなに過剰反応されることもないのでは。
0593AC点火派NGNG
べつに過剰反応なんて、(w
心から楽しんでいるだけですよ。
0594めーかNGNG
アナログ全盛だった頃は球アンプに見向きもしない人が多かった。打って変わって
球アンプ全盛になったのはひとえに入力機器がデジタルになったためでしょう。昔は
カートリッジを変えるとシステムの音を大きく変えることが出来た。その役目
は今では真空管アンプとケーブルコードに移っていると思う。むろんもっと
高い理想信念で作られている方もおられると思うが大方の傾向はそうだとおもう。
でもそれでいいんじゃないですか。ぼくも利得付きケーブルなんて作ろうと思わないし
測定****、測定マニアと思われている是枝さんですら内心はそんなこと全然信じていないとは
明らかでしょう。でなければアキシオム80なんぞ使うわけはないと思う。あれこそ楽器だもの。
0595AC点火派NGNG
まさしくその通り。付け加えることはないです。
めーかさん、援護射撃ありがとう。(w
0596AC点火派NGNG
本日、北海道は全道的に雪となりました。まだ降っております。
これが根雪になるのかなあ。
いよいよ管球アンプの季節到来です。(w
多少の熱は暖房代わりって、そんなに部屋の中は寒くないけど、最近は
高気密住宅とやらで、放熱に困るくらい。
何がいいかというと、外が静かなこと。風がなくて雪の降る夜は本当に静寂です。
残留ノイズの多いアンプは、こうなるとてんでダメで、設計製作者の技量が
問われますね。
うちの近所は、自衛隊の基地(戦車部隊)があるほかは、老人が多くてパソコン
密度も低いし電源はきれいなほうです。
秋葉原は遠いけど、リスニング環境としてはなかなかかも。
さて、前段球も更新したことだし、今晩は何を聴こうかな。
0597なおNGNG
>596
うちも車が真っ白になってました。鬱。

AC点火派さんにお聞きしたかったのですが、396Aのカソードの
耐圧不良って、固有の物っぽいですか?

実は、そのうち、396AのSRPPかSEPP出力のミニプリを計画してまして、
ある程度ストックしてたのですが、その話を聞いて、急に不安になり
ました(^^;;
0598Eurodyn使いNGNG
>>597

せっかくお楽しみの処、差し出がましいようですが、WE-396AのH-K耐圧は90V程度だっ
た筈です。SRPPで使用する場合には、ヒーターバイアスが必須でしょう。

H-K耐圧を考慮せずに使用した場合は、必然的に信頼性が急激に落ちてしまいます。

そこら辺の情報は、今までの書き込みを拝見すると、7C5さんがお詳しいように思い
ますが・・・
0599六億ワットNGNG
>>598 Eurodyn使いさん、今晩は。

最近westrexがかつての規格をPDF化しました。
http://www.westernelectric.com/spec_sheets/we_spec_sheets.htm
396AのH-k耐圧は90Vでした。
0600六億ワットNGNG
>>590AC点火派さん、今晩は。

欧米仕様のラジオのFM部のコイル設定をいじるのは止めた方がよい
ですね。まともな測定器を持たない素人がやっても、はまるだけです。
それよりも、クリスタルコンバーターを作ってアンテナ端子にぶら下げた
方が良いですね。昨今では良いDBMも安価に入手できるようですし。
発振回路をどうするか、昔ながらのクリスタルを使うか、今時の
DDSを使うか、はたまたコンバートの周波数をどう設定するかなど、
お楽しみはたくさんあります。とか言ってないで、作らなきゃ!!
0601AC点火派NGNG
なお殿、耐圧不良ではないのです。
皆さんのおっしゃる通り、こいつのh−k間耐圧は90Vですよ。もちろんヒーター巻線を
接地するような阿呆はしておりません。小生のレス587をよくお読みくださいませ。
たしかに+バイアスが55〜60Vくらいだと、足りなかったかもしれませんが、700
時間動作すれば、まあまあだと思うのですけど。
小生の経験からすると、ここを90Vにあげても、大して変わらないと思いますが。
WE396AはWE製といえど、特別な高信頼管ではありません。むしろ心配なのは小生の
レスにもあるように、マイクロフォニックの方です。初段管に使うには、入念な選別が前提と
なります。でもWEのMT管はいいですよ、管壁の黄色のエナメルの文字やロゴがまた
カッコイイ!396Aのプリは、よく新さんが製作記事を書かれてませんか。
悪い球ではないですが、選別使用が前提ですね。プリなら尚更のこと。
でも大丈夫、必ずできますって。ご安心ください。
また、変法としては、これと同じ規格でヒーターが20VのWE407Aという同形の管が
あり、ヒーターの中点を使って、こいつを直列で3本つなぐと60V点火できます。
これだとヒーターバイアスが省略できましょうか。このときはDC点火の方がよろしい
でしょうか。これはオーディオ専科のキットでやっている手法です。
407Aならまだ安価ですよ。たくさん買えるし、DC点火ならプリにうってつけ。
なおさん、こんなのどう?
0602なおNGNG
>601
どもです(^^)
あ、耐圧の事は、私も知っているのですが、多少余裕を持たせると
さらに寿命が上がるのかな?と、思ったもので。
とはいうものの、もう少し+B電圧をかけられたら、設計しやすいのに
と思ってます。407Aも何本か転がってます。そちらの方はいつか使
う機会が来るかな??

マイクロフォニックノイズは、403Aで懲りました(w
06037C5NGNG
皆さん、こんばんわ
ちょっと見ない間に、
2名ほど、なんとなく顔?が分かりそうなHNの書き込みが・・・。

WEの傍熱管ですが、HK耐圧はあまり考えていないようです。
WE310A等は50Vですし、主に自社の電話や高周波の決った用途に
作られているため、(市販して不特定多数の使用は考えていない)
カソードが浮くような使い方は、想定して設計されていないと思います。
また、耐圧90Vと云うのは材料設計上、こんなものだという感じの
値で、しっかり絶縁をした場合は、200V以上になります(トランスレス
ラジオ、テレビ用)。また、このような低耐圧の球の場合は、
ヒーターがマイナスになる動作をさせた場合特に絶縁が悪く
なりやすいです。単管SRPPでは以前からこの問題が言われて
おりました。
マイクロフォニックは、高周波の球ではほとんど考慮していない
ので無選別でのプリ使用は難しいです。低周波の球、例えば12AX7等でも
昔は普通の球を秋葉で新品で買ってきても、ダメなものがありました。
松下の12AX7Tは、NHK向けに、初段用として実動作させてエージングし、更に
ゴムの小ハンマーでつついてマイクロフォニックの少ない物を
選別して(L)印をつけていたと聞きました。
0604AC点火派NGNG
球の選抜っていうのは、ちょっと悲しい作業ですけどね、仕方のないことです。
雑音はもちろん、歪率だって変わってきますしね。でもこうして磨きをかけたキカイは、
ちょっとしたもんですよ。能動素子ですから雑音ゼロは無理な世界でも、CDがメイン
ソースの現代でも、おつりがくる位十分なシステムになります。
自分で作った満足感ばかりでなく、客観的な評価でもそれはいえます。
通いのお店ができたら、そこに自分のアンプを持ち込んで、再生しての比較評価をすれば
いいのですから。きちんと作って正常動作をするなら、お店の人もそんなに嫌がることは
ないと思いますよ。そこでがっかりするも、逆に自信をつけてくるかは、無論製作者の
自己責任です。もちろん付き合い上、何らかの買い物はいたしましょう。
エチケットとして。
なにと比較されるかは、そのお店の事情によりますが。(w
06056V6好きNGNG
7C5さん
いつも貴重な情報ありがとう。自分もNHKマークの球を数種持ってるが、
ハンマー選別品とは知らなかった。公務車の様に入札で安く仕入れたのか
と思っていた(W  あまり公に出来ないが、桜マークの物も多数ある。
これも選別品かな。また、通信所および観測所からの払い下げの球も良い
物が多い。選別品かどうかは判らないが、ダメになったから交換ではなく、
一定期間がくれば交換するために、非常に状態が良いものも出る。この辺
に知り合いを作っていたので、廃棄の球をただで裏入手していた。(時効)

ハンマー叩きではないが、笑い話をひとつ。耐震性を調べようと、しっぺ
張りの要領でMT管をはじいたら、パーンと割れて吹っ飛んだことがある。
豪腕なのか、国産球はガラスが薄かったのかも。また、拾い溜めた球を
綺麗にしようとバケツにぬるま湯を張って、数十本放りこんだら、ポスッ
とかプスッといって球が数本真っ白くなった。真空管から大気管になった
瞬間だ。ああ勿体無い。

AC点火派さん
自分は運が良くて、買った球が不良だったことが1〜2回しかない。プリ
ヒートやエージングもしてる訳ではないが。雑音や歪率もあまり気にして
ない。と言うより、それに見合った球も使ってないし、回路能力も無い。
10年前からフレームの7(6)DJ8等が多用されているみたいだ。松下
の物が手持ちに数本あった。良い球みたいですが選別必要ですね(w
0606AC点火派NGNG
6V6殿は強運の持ち主か、うらやましいなあ。あやかりたい。
ノイズは発生したら、それが寿命というものです。本当は買うときに選別したいのだけれど、
今の状況では難しいですね。市販されている中ではRAM管なんてのがありますが、
現実にはどんなものなんでしょう。購入経験がないものですから、もしご存知の方が
いらっしゃれば教えてくださいね。
6DJ8はつかいよい球ですね、小生も好きです。初段管にはうってつけの1本でしょう。
ちょうど話題のWE396Aや407A同等の、ECC88系列になりますか。
フレームグリッド構造のこいつは、黒川達夫先生もご推奨の球です。
μがほどよくて、つかいよいんですわ。ゲインを余すことも少ないですしね。
f特も心配ないレベルだし。
0607名無しさん@お腹いっぱい。NGNG
6DJ8使いやすいか?
あれ、直線性に劣るので平衡pp以外では使いたくない球の一つだ。
もっとも初段で歪ませて後段で打ち消すというのなら話は別だが。
あと、あの球の特長を生かして使おうとすると少なくとも8mA以上、
理想では15mAくらい流してやらんとボケた音がする。逆にチョロチョロとしか
電流を流さずに使っているのなら電流を増やしてやると有るところで急に音が
変わる。
フレームグリッド管はこれだから使い難い。小電流で使えるのは12RHH14位。
あれも対応するECC83と同じ電流値で使うとつまらん音しかしない。
0608AC点火派NGNG
下がっていると淋しいもんで、あげましょか。
いつもながら感心するのは、6V6殿のレス605。
雑音や歪率もあまり気にしてない とおっしゃってますがそれでいいんですよ、きっと。
「音は聴いてみなければわからない。」やはりこれが一番大事ですから。
特性を追求すれば、それなりの選択肢があるのでしょうが、そうでない行き方もまた
あるでしょうね。かつて6V6殿が申された5kの方形波(正弦波?)もマトモに通らない
OPTも、なぜかそんなにおかしな音はしないものです。
広帯域、低歪が全て悪いとか、特性はどうでもいいとか、そんな極端なことを言いたくは
ないですが、過ぎたるは及ばざるが如し という言葉もあります。
どこで納めておくかというのは、難しい問題ですね。「魅惑の真空管アンプ」時代の
浅野先生の作品は、おおむね10kから先はオジギしてましたし、真空管全盛時代の
無歪出力の定義なんて、今の人が見たら一笑に付されることでしょう。でもそれがそんなに
変な音かというと・・・。
70年代初頭に、マッティ・オタラという方が提唱された、「入出力波形の相似性」
はある意味大事なことなのですが、それが全てでもないようです。
ひとり言が長くなりました。暴言多謝。
0609AC点火派NGNG
すれ違ってしまいました。(w
607殿、たしかにそんな傾向はあるかもしれませんね。
10mAくらいがいい感じだと、小生も感じております。
06106V6好きNGNG
607さん
6DJ8の件。なるほど。しかも15mAも。使う機会があったら肝に命じておきます。
あと、オーディオ帯(低周波)使用でも、直線性に劣る球は聴感上はっきり違いが出ますか?
今後も常連で秘技の公開をしていただきたい。名前は管名で(早い者勝ち)

AC点火派さん
4〜5人でレス数を伸ばすのは、おじさんどもにとっては労働だ。まあ乗りかかった船
なんで気合を入れて書きましょう。倉庫に入庫されないよう W
0611AC点火派NGNG
継続は力なり なあんて云いますが、現実は結構しんどいですよね。(w
やっと夕方になりましたので、少し書けます。
秘技の公開とはまた面妖な(w どちらかといえばこちらが教わりたいですね。
3極管の直線性かあ、たしかにまっすぐだと気持ちいいんだけど。
この辺で思い出すのは、やっぱり古い話で恐縮なんですが、魅惑の真空管アンプ上巻の
巻末の座談会で出ている、「戦後の3極管不信論」ですね。
大昔のそれこそUV211や、801Aといった内部抵抗の大きな送信管は、まるで
ウチワの骨のごとく、まっすぐ放射状に伸びた特性曲線が印象的です。ほんまかいなと
思うくらい。高パービアンスというか、現代風にカソードとグリッドが近接してくると、
どうしても上向きにのけぞってきますよね。2A3や300Bにもその傾向はありますが。
この辺はやっぱり7C5さんがお詳しいでしょう。
0612ML4NGNG
AC点火派さん
はじめまして、ぜひご教示いただきたいことがあります。小生、オール直熱3極菅
シングルアンプを計画中だったのですが、最近GECのML4を入手したので、前段はこれに
しようかと思っています。そこで出力菅のフィラメントを直流点火するか、交流点火
するかで迷っているのですが、交流点火のメリットを教えていただけませんか?
小生としては、何十年も前の球にシリコンダイオードなんか使いたくない、という
形而上?の理由だけで交流点火にしたいと思っているのですが・・・。
0613名無しさん@お腹いっぱい。NGNG


>形而上?の理由だけで交流点火にしたいと思っているのですが・・・。
------------------------------------------------------------------------
なかなか良い理由じゃな 交流点火にしなさい
0614613NGNG
なぜ さがるのか
0615AC点火派NGNG
皆さんおはようございます。
GECのML4ですか、よく入手できましたね、うらやましい。
AC点火のメリットについては後述します。一口で言えばフィラメントの片減りが、
許せないのです。この辺に関しては詳しく述べたいので明日までお待ちください。
小生のHNは当然、この辺のこだわりに由来するものですので。
(代わってくれる方がいるのなら、どうぞ構いません。)
長くなりそうになったら、インゼル効果の部分の解説は、別の方にお願い、もしくは
自習していただくしかないかもしれません。
現在手許にML4の規格がないです。たしか浅野さんの「魅惑の」上巻に出てたような
気がします。これも明日までに調べて参ります。
その前にML4殿、全段直熱3極管とは勇ましいですね、おみそれしました。
ところでこれってシングルですかそれともppなんですか? これによって相当アプローチ
が変わってくると思うのですが。まずはこの辺のプランからお聞かせ願えますか。
0616ML4NGNG
AC点火派さん

ちょっと説明不足でしたね、アンプはトランス結合のシングルを考えてます。
小生、自慢じゃないけどシングルしか動作原理が理解できません(笑)。
数年前、新氏が、電圧増幅段に直熱管(102Lと101Dだったかな?)を使った
300Bシングルを発表されていて、今までに無い300Bの音を引き出せた、てな
ことを書かれていたので、これをマネしようと思い、STCの電話管をいろいろ
買い込んだりしたのですが、先にも書いたように、シリコンダイオードすら
使いたくないのに、電圧増幅段の点火には、3端子レギュレータなんていう、
小生にとって訳のわからないICが必要とかで、まるで蒸気機関車で新幹線の
車両を引っ張るような違和感があるなあ、と逡巡していたところに、運良く
ML4(残念ながらST管ではなく直管ですが、カーボンスートが無いのでプレート
がバッチリ拝める)が入手できたので、全段直熱ではなくなるけれど、これで
直流点火しなくてすむなと思ったのです。そこで問題になるのが出力段の点火で、
4V,2Aのフィラメントもできれば交流点火にしたい、ついてはその是非を
ご教示いただきたい、という訳なのです。どうかよろしくお願いします。
0617AC点火派NGNG
勉強することがたくさんあって大変だあ。
早く帰宅しなきゃ。
簡単な原稿を作っておいて、明日、AC点火へのコダワリを説明します。
あと、ML4さんオール直熱管アンプはシングルだと、レス612に書かれてありました。
小生のケアレスミスでした。申し訳ない。
でも出力管は何なのですか?2段構成なのですか?
AC点火のヒーターハムは、管種ばかりでなく、電源トランスの容量にも大きく左右され
ますので、その辺も説明をよろしくお願いいたします。
帰宅します、明日のために。(w
では
0618AC点火派NGNG
ニアミスでしたね。
でも4V,2Aのフィラメントって・・・
300Bじゃないし、なんですか?
とにかく帰ります。
0619ML4NGNG
すみません、実は、このスレッドには私の師匠連が約2,3名、徘徊して
おられるようなので、なるべく目立たないように教えを乞いたいということで、
奥歯にものが挟まったような書き方になってしまいました。でもここまで来ると、
多分もう感づかれたかもしれませんので書いてしまいますが、現在のプランは、
1:4入力トランス−ML4−1:2インターステージ−PX25Aです。電源トランスは
ノグチのPMC-120Mです。1年前に作ると宣言したのですが、大物部品がそろって、
次はシャーシ加工というところで止まっています。
0620NAPA VALLEYNGNG
 初めまして、NAPA VALLEYです。是枝アンプが余りに“ぼろくそ”に言われて
いるのを見て見過ごせずちょっと一言。
私も管球王国Vol3.の300B Single Ampを2年越しでつい最近完成させたところ
ですが、その音の良さには(皆さんとは逆に)驚かされました。
これは巷のAmpとはTものが違うUという感じです。
ピアノの立ち上がりの速さ、強靭なタッチ、妙な付帯音のない響き。
消え入るような背後のピアニッシモの美しさ。
音はスピーカーから遠く離れ、スピーカーの存在を感じさせません。
まさにそこに人がいて、そこに楽器があるような感じです。
しかも問題になっていた残留雑音などスピーカーに耳を付けても全く聴こえま
せん。
ところ変われば...と言うことなのでしょうか。
しかし残念ながら私のスピーカーを鳴らすには、やはり少し(かなり)
パワーが足りませんでしたが...。


試聴装置

    SP    Exclusive 2404(DriverはSONY SUP T11Gに交換)
         +Acapella TW1s
    CD    SONY SCD1
    DAC    MBS Technology Platinum Link DAC
    Analog EMT 930st
    Pre    Mark Levinson No.32L
0621めーかNGNG
友人が球王3号の是枝300Bアンプをコピーした際に最初はラジオデパート地下の
ケース屋さんで端子配列をシャーシ奥に変更したものを作ってもらってコピーした
のです。ところがなぜかシャー雑音が多くて調べたところ凄く高いところで発振していた。
確か外部積分補正があってこれを彼は省略していたので付けたところほぼおさまった
のです。でも僅かに不安定だったので信州の方にその通り作ってくれる業者をみつけて
シャーシを作り直してわたしが組なおしたのです。ほぼこれで完動したのですがいまひとつ
物足りない。そこで意を決して是枝先生に尋ねたところ親切に教えてくれた。
文章と実際の感じはかなり違っていて凄く親切だったような気がする。注意点はいくつかありましたが
要するに完全にコピーしなさいということだった。たしかにアレンジしていたし、乗りかかった船なのでそのとおりに
したところ620さんと同じ印象をもった。友人はこれを愛用している。スピーカはオートグラフだ。ぼくのLEー8T
とは今一つだったけど。あのアンプに2年かけるといいかもしれない。
その又知人が例のプリアンプをキットで買ったが1年たってもまだできないそうだ。またしりぬぐいを
させられそうだが是枝さんのHPの中には秘密のフォルダがあるそうでキットを買った人だけに教えてくれるそうです。
ダウンロードした紙を見せてもらったが写真付きで20ページ以上ありそうだった。
0622上杉NGNG
NAPA VALLEYさん
作る楽しみが倍々増してきました。
めーかさん
作るのがだんだん心配になってきました。
0623上杉NGNG
そう言えば以前、回路図と写真と配線図の抵抗値とコンデンサーの値が違っていたので。
是枝さんにメールで問い合わせたら、丁寧な回答が帰ってきた。
ちょっと嬉しかった。
文章から受ける印象と違う言うめーかさんの言うことに納得します。
0624名無しさん@お腹いっぱい。NGNG
>>620

この掲示板ではメールアドレス晒さないほうがいいよ。
下手するとウイルス付きメールとか送られてくるしね。

あとは漏れみたいなのが興味本位で個人情報漁ったりするし(w
0625AC点火派NGNG
うーむ、すばらしい。皆さんやってますね。
是枝さんの設計は、まさにギリギリという感じで、自分流のモデファイを加味すると、
おおかた失敗すると見てよさそうです。
AC点火の件ですが、どの辺からお話しましょうか。是枝先生になり代わり説明すること
になります。
真空管の生命はカソードです。その整流なり増幅作用、テレビのブラウン管に画が写るの
も、大モトはカソードから発生する熱電子あってこその世界です。
ちなみにこの熱電子放射(エミッション)の能力がダウンすることをエミ減(エミゲン)と
称し、まさにこれが真空管の寿命です。
傍熱管の場合、内蔵ヒーターで熱せられたカソード(スリーブ)が熱電子の発生源です。
これはカソード全体が、アースに対して同電位に置かれています。
ところが直熱3極管の場合、ヒーターがそのままカソードですから、ヒーター電圧が、
カソードの電位分布に影響します。300BをかりにDC点火で動作したとします。
動作は自己バイアスで、カソード電位が66Vだとしましょうか。
しかしこのバイアス値66Vは、ハムバランサー中点だけのことで、+端は68.5V,
−端は63.5Vになっているのです。(判りますか?)
直熱管をDC点火すると、エミッションの負担がカソード内で不均一になるのです。
AC点火では交流波形にしたがって、この電位分布がサインウェーブ(最近は汚染されて
いるが)で1秒間に50,もしくは60回交替します。
ところがDC点火では、このアンバランスがずっと固定されるのです。
1回切りましょう。
0626AC点火派NGNG
これらのことは球王Vol.13の50シングル、ならびにラ技99年/11月号
のRS−237シングルの製作記事で、是枝さんが解説なさっています。
引用しますと、300Bのノイズレベルを追及してゆくと、最後に残るのは
フリッカノイズだそうです。(ミリバルがピョコンと振れるアレです。)
フリッカは新品の300Bでよく見られますが、もちろんエージングで消失
します。しかしDC点火のヒーター給電の+−を入れ替えると、ふたたびフリッカ
が発生するのです。
フィラメントが片減りしているのですね、これは。
DC点火とAC点火の差は、使い込んでから差が出るそうです。
300Bだと1万時間をかなり越したあたりから、どなたにもわかるかたちで、
とあります。我が家のAC点火300Bは、まだ2000時間程度ですから、
判りません。(w
球王Vol.21の801Aシングルでは、801Aの賞味期限は、DC点火で
300時間、AC点火で2000時間くらいだろうかとも仰っています。
直熱管のフィラメントは、いたわってやりたいものですよね。
続いてAC点火のデメリットについて書きたいのですが、就業時間が近づいて
まいりました。(w
続きは昼休みにいたしましょう。
果たしてシングルでトランス結合の直熱管アンプで、AC点火は可能なのか。
実のところ、難しすぎますわ!(w
0627AC点火派NGNG
直熱管のフィラメントをいたわるAC点火も、デメリットは無視できません。
むろんヒーターハムのことです。
いちばん簡単な回避策はppにしてしまうことです。ハム成分はOPT内で打ち消され、
2次側には現れません。(小生のきらいなトランス内演算です w)
我が家のWE300Bアンプが、ppなのはこのせいです。
無帰還のシングル構成で、AC点火で実用になるのは2A3くらいでしょう。
フィラメントの太さ(熱慣性)にもよりますが、50や801Aの7.5V管のシングル
構成でAC点火を実用化するには、NFBは必須です。
哀しいことにML4殿の考えるトランス結合では、これはムリです。
残された方法として、是枝さんが提案されているものに、逆相ハムの注入があります。
これは劇薬を治療につかうに等しいやり方ですが、効果があります。(ハズです)
ppのOPT内の打消しを、出力管カソードでやっているような感じです。
球王Vol.21でも紹介されてますが、ラ技99年/11月号の方がていねいに書かれて
いるようです。
直熱電池管を準備する必要がありますが、AC点火トランス結合シングルにこだわる
なら、やってみる価値はあるでしょう。ただし5mV/Div.くらいの2現象オシロは
もっていないと調整は難儀します。周波数の折り返しが見えるハム中点どうしを、探して
やらねばなりませんから。ML4殿がんばってください。
0628AC点火派NGNG
電源トランス容量の件はさておいて、(w
せっかくの是枝さんの名がついたスレですから、その話をしたいです。
是枝さんのアンプはなんだか評判がよくないとか、それはあんまりだと
思います。たしかに追試はしづらい、というかかなり高度に練り上げられて
おり、氏が公言しているコンパクト思想で設計されていますので、製作が
厄介なのはたしかです。でもNAPA VALLEYさんのレスを拝見する
限り、WE300Bからこれだけの評価の音を出せるアンプビルダーが
雑誌ライターの中にどれだけいるのでしょう。
310Aでただ漫然と振っただけでは、毅然とした音にならないとは、氏の
よく言われることです。この点まことに同感です。
昼休みが終わってしまいました。夕方まで失礼します。では
0629名無しさん@お腹いっぱい。NGNG
AGEAC点火派age
0630@NGNG
直熱出力管のヒータハムを低減するには、DC点火、逆相ハム注入の他に以下の方法があるでしょ。
@前段にもAC点火の直熱管を使用し、出力段と前段を逆相アンプにして打ち消す。
Aヒータをインバータで高周波点火する。
上記@は宍戸公一氏が実施してMJに発表しています。
上記Aは色々の制作記事で「面白い方法」としてあげられていますが、ハナシだけで実施している人はいないのでは。
ヒータのDC点火ユニットを販売しているガレージメーカがありますが、インバータの高周波点火ユニットを発売してくれるメーカはないかな。
自分で設計製作するのはちょっときつそうなので。
0631@NGNG
>>630
「DC点火ユニット」→「定電圧・定電流点火ユニット」でした
0632AC点火派NGNG
@さんそのとおりですね。@の方法は宍戸氏の本で拝見しました。
うまく工夫すれば、ML4さんのトランス結合アンプにはうってつけの方法
になると思います。ML4殿ご検討を。たしか「送信管によるシングルアンプ
製作集」でしたっけね。なかなかいい本です。(ただ送信管の低電圧大電流動作
には疑念がありますが、これは常連の6V6好き殿も同意してくれました。)
ヒーターの高周波点火は、紹介したラ技99年/11月号の中で触れられており
ます。いい方法だと思いますが、実施するにはちょいと勇気が要るかも。
これだと間違いなく直熱管のフィラメントは安泰です。ただ周波数をどこに
設定するかが問題なんでしょう。その記事中でも触れられてますが、やはり
50kHzくらいが適当だと思います。
50kHzは当然、OPT2次側に出てきます。(OPTのレンジ内なら)
人間の耳に聞こえるわけなどありません。しかし是枝さんになり代わり説明
させていただくと、楽音信号と50kHzのビートダウンした音は聞こえて
来るはずです。いわゆるウナリやビブラートの原理と全く共通したことです。
50kHzは聴こえませんが、50kHzで点火したアンプの音は、それなり
の個性をもつことだろうと思います。
この辺、高周波点火を追試した経験がありませんので、あまりえらそうなことは
いえません。100kHzとかあまり周波数が高くなると、長波放送の送信波の
ようなもので、アンプ内でどこにとびつくのかわからず、厄介でしょう。
発振機内蔵型アンプですね。出力管のシールドなんてしゃれにもなりません。
また2次側に出てこないような高周波が、OPT内でどんな振舞いを起こすのか、
それはアンプの発振と類似していないのか、とか疑問も尽きない部分もあります。
勇気ある皆さんの検証に期待すること大です。
小生はそんなに度胸のある方ではありませんので。(w
うまくいったら教えて下さい。
0633名無しさん@お腹いっぱい。NGNG
ところで是枝氏はオカマ?
0634名無しさん@お腹いっぱい。NGNG
>>632
何故に送信管の低電圧大電流に問題が有るのでせうか?
0635AC点火派NGNG
634さん、もう一回説明してもいいんだけど、できればレス175,176をお読み
ください。球のプレート損失は、最終的に管内および管壁の温度上昇から決定されるよう
ですが、なんとなく「感覚的に」納得できないのです。
かかるE×Iの値が、規格内におさまったから大丈夫だというのは、妙な話です。
本来高電圧で、かつ、さほどの電流を稼がない条件で動作をするために、送信管はトリウム
タングステンのフィラメントやジルコニウムプレートを与えられているはずです。
電圧を下げ、電流値を大きくするなら、酸化物カソード(いわゆるダルエミッタ)が
あるではありませんか。適材適所というやつです。
保守的といわれればそれまでですが、管球の個性は大切にしてあげたいのです。
個性的、先進的な動作条件が悪いとは申しませんが、小生は管球研究家ではなく、あくまで
管球愛好家なのです。
0636AC点火派NGNG
さあて、久しぶりにエールを送りましょうか。
上杉殿、覚悟はよろしいですか。是枝さんのアンプは並みの増幅器では
ありませんぞ。ゆめゆめ甘く見てかかることのなきよう、注意怠りなく
製作してくださいな。
時間をかけて、ていねいに、多少の失敗にめげずに、最後まで。
お金がかかるのは、ホンモノの証拠です。(くらいに思わなきゃ、続か
ない!) (w
0637めーかNGNG
AC点火派さん。わたしも低電圧大電流動作は嫌いです。カソードの能力
を考えると最大許容電流の70%以内で使いたいのです。レギュレータの
中古球を眺めるとゲッターはなんともないのにエミッションが出ない球が多い。
プレート損失だけ気にしてカソードの都合を考えないとなにか問題が出るようです。
0638ML4NGNG
AC点火派さん

丁寧な解説まことにありがとうございます。5回ほど読み返して、何となくわかってきました。
たぶんカソード電位の低い方からフィラメントが減っていくのですね。おそろしいことです。

ぜひともAC点火にしたい、でもPPは小生にとって、回路が理解できないこともさることながら、
贅沢すぎます。だって、出力管だけで、ステレオで4本、スペアを入れると8本必要です(小生、
スペア球の無いアンプは考えられません)。それは無理というもんです。

NFBにしてもにしても、逆相ハムの注入にしても、はたまた前段と出力段で打ち消すにしても、
逆相信号で打ち消す方法はとりたくありません、打ち消した分どこかでつけを払うことになります。
NFBでわかるように、かける量に応じて、音の生気(精気?)は確実に失われます。

結局、小細工はしたくない、調整箇所はハムバランサだけというのが理想です。あれなら、耳が
あれば調整できます。あと、電源トランスの容量の件をよろしくお願いいたします。
0639六億ワットNGNG
>>634さん、

 送信管が本来どういう動作をするように設計されているかを考えれば
分かるんですが、高圧かけて電流絞るB,C級用途の球に電流流したら、
本来の動作以上にヒーター(フィラメント)に無理強いさせることに
なるというわけです。プレート損失が安全圏内だからといって油断でき
ません。詳しく存じませんが801Aが短命といわれる所以もこのあたり
に原因があるのでは!?
0640上杉NGNG
AC点火派さん 応援ありがとうございます。
やはり並の増幅器じゃなかったんですね、だんだん不安増幅器になってきたりして(W
難しいほど出来たときの喜びも一塩って事で、ガンバロっと。
0641AC点火派NGNG
みなさん、貴重な意見をありがとうございます。
もし幸か不幸かこのスレがいっぱいになったら、次は「カソード保護を考えるスレ」
でも立てましょうか。(w
ML4さん、経済的な問題はたしかに、最大のかつ永遠の問題かもしれませんね。
PX25は欧州の名球です。大切につかってあげたいですね。
小生が直熱管のAC点火を尊重する主旨が、いくらかでも理解いただけたようで幸甚です。
残念ながらPX25Aのハムがどの程度なのか、聴いたことはないのですが、4Vだと
結構派手に出るような気がします。フィラメントは安泰でも、大変でしょうね。
しかし逆相ハム注入とNFBは、似ているようで、かなり違いますのでもう少し研究して
下さい。打ち消しという言葉に過剰反応されたのでしょうか?
逆相ハムは一切のループをつくらずに入力されています。ここは一般のNFBと全く
異なる点です。それでもいやだというなら、ムリにオススメしませんが、音の精気が
失われることはないと断言できます。「NFBと違うのです。」
出力信号のフィードバックではありませんからね。誤解なきよう。
理解せずに生理的に嫌うことは、あまりいいことではないですし。
PTの件は昼休みにでも書きます。では。
0642AC点火派NGNG
パワートランスは充分な容量の(良質な)ものからヒーター給電すると、意外とハムレベルが
下がることがあるそうです。(むろんゼロにはなりませんが)
是枝さんの考察・見解では、ヒーター巻線電流のひずみ成分が、影響しているのではないかとの
ことです。ゆえにヒータートランスを独立させるのが、もっとも理想的だとも仰っています。
PTを大きくするか(磁束密度を下げる)、ヒータートランスを追加するか。
これも残留ハムレベルを低下させる手段だそうです。
ノグチの120Mですか、せめて200〜300VAクラスのコアならば、という感じが
するのですがいかがでしょう。
0643@NGNG
ヒータートランスならノグチトランスから安いのが出てるね
0644上杉NGNG
ARUの材質構造がいくら探しても分からなかったので、思い切って是枝さんに聴いたところ、
写真付きでかなり丁寧に教えてくれました。
こんなに丁寧に教えてくれるとは、感謝感激です。
0645上杉NGNG
秋葉原に行ったついでに、ノグチトランスのぞいたら、
年内は無理かもと言ってたA-4006のチョークが来てました。
これでシャーシ以外全部揃いました。
ワクワクハラハラ
0646AC点火派NGNG
ハムノイズの低減のほかにも、直熱管ヒーターの独立トランスからの給電は、
効果があるように思います。あくまで聴感上の感覚なのですが、音場の見通し
がスッキリするような気がするのです。
これは我が家の2A3シングルでの実験ですが。
動作プロセスの明確化(こんな言葉があるだろうか)というか、なんとなく
気分がいいのも確かです。なんとも贅沢な3.5Wアンプですよね。(w
上杉殿、是枝さんにていねいに教えていただいて、よかったですね。
小生は是枝さんと会ったことも、メールのやりとりもしたことはないのですが、
なんとなくわかります。
尋ねる方に誠意があって、マジメというか本気の方ならば、きちんと回答して
くれるのでは、と思います。
ところで上杉殿、せっかく勉強したのですから、そのARUの話のサワリだけ
でも、ここで皆さんにご披露してくださいな。
ここはいやしくも、是枝さんの名がついたスレなのですし。(w
0647ML4NGNG
AC点火派さん

逆相ハム注入とNFBは、現象として違うことはわかります。でも逆相信号で打ち消すという
行為は同じではありませんか?これは趣味の問題ですので、これ以上はふれません。
電源トランスですが、以前はタンゴのMS250だったか、ぴったりのがあったのですが、今は
これくらいしか見当たりませんでした。ヒータートランスを追加することを検討します。
ありがとうございました。
もう一つ教えてください。スイッチon/off時の問題は、AC点火とダイオード整流のDC点火と
ではどうなんでしょうか?
0648名無しさん@お腹いっぱい。NGNG
電源トランスなら特注という手もあります
特注って言ってもそんなに高いわけでもないです
以前 Rコアの専業の某社に特注で巻いてもらった
ことがありますが,メールで発注,宅配便でお届け
代金は銀行振込ですが,手間もほとんどかかりません
ほしい仕様のものにできるので,考える価値は
ありますよ
0649AC点火派NGNG
趣味の問題ですからね、イヤだと拒否されればもう何もいえませんが。
トランス結合のアンプを、実はあまり好きではない小生です。
何故ってそりゃNFBがかけられないからです。(w  音質もおおかた、
イントラに支配されてしまいますしね。
是枝さんがよく主張されることですが、「正しくNFBをかけること。」
これはよいアンプを作るために、避けて通れない重要なことだと思います。
別スレを見ましても、NFBの罪悪論のような書き込みも散見します。
過剰なNFBというのは、たしかに音を殺しますが、正しくかけられた
NFBは音のベールを剥ぎ取ってくれます。
まあ、これだけ云っても判ってくれないのでしょうけど。勝手になさいまし。

電源投入時の問題でも、DC点火は憂鬱な点があると思いますよ。
直熱のしかも出力管クラスになると、消費電流は1Aを超えます。
これはフィラメントの直流抵抗値が、ものすごく低いことを意味します。
しかも通電前の低温のフィラメントの抵抗値はさらに低いのです。
SW投入時にどっと流れるフィラメントラッシュは、あなどれません。
電流計をつないでモニターしたことはないですが、規格値の倍くらいは
流れると思います。
さてこのフィラメントラッシュの、AC/DC比較ですが、DC点火の場合、
徹底的なリップル排除のために、けた違いのケミコンがヒーター給電ラインに
挿入されているはずです。整流されてケミコンにいったんチャージされた
DCがいっきにフィラメントに流れ込む感じです。オーバーにいうとダムの
決壊のような(w まあフィラメントは丈夫ですけどね。
キットの中には、わざわざスロースタート設計にしたものもあるくらいです。
DC点火のラッシュは、定電流回路でもつけないと、過酷だといえます。
できれば1Ωくらいの保護抵抗も、入れてあげたいですね。セメントで
いいですから。
さてAC点火の方も、フィラメントの抵抗値などはいっしょなのですが、
DCほどのラッシュはないといえるでしょうね。それはトランスのヒーター
巻線が、フィラメントにつながっているからです。トランスの2じ巻線には
それなりのインピーダンス・交流抵抗値があるからです。
ラッシュに対しては、わずかでもCHに似た働きがあるでしょう。
DC点火はこの巻線抵抗すら、奪ってしまうのです。あなおそろしや。
わかっていただけましたか。
0650ML4NGNG
AC点火派さん、

わかりました。でもラッシュカレントの量からいうと、あまり容量の大きいトランスを
使うのも考えものだ、ということになるのでしょうか?
0651上杉NGNG
ARUですが金色のパンチングメタルに赤色の密度の濃いフェライトを合わせただけです。
写真を見るとARUの孔を細い柱で縦5当分に区切り真ん中の部分はフェライトが在りません。
しかし、是枝先生が言われるには「ARUはなくてもかまいませんむしろないほうがよいでしょう」
とのこと、ARUがあると低音があまり出ないそうです、ないほうが低域がのびのび鳴るとのことです。
ARUの大きな開口部に厚手のサランネットをそっと付ける程度が良いらしい。

ずっとどうしようかと考えていたんですが、目から鱗のようにほぼ解決です(^_^)
06526V6好きNGNG
高度なやり取りが続いていて、中々割り込めない。

自分もAC点火派氏と同じで出来るならばDC点火はしたくない。しかし現状は
2A3ならいざ知らず、6V管以上(300B、NL-50、VT-62、50等)
はAC点火では厳しいものがある。4Vパワー管は微妙なところか。
音も私見ではAC点火の躍動感:DC点火の精緻感と言う風情と思う。是枝説に
よれば801A(VT-62)のDC点火は300hと言うことだが、本当か。
前述の自分の801As(6V6GT3結+イントラ・増幅無し+801Aアンプ)
の場合は1000hは稼動していると思う。レスを読んで心配して、ストックの
新品球と比較して見たが、電流値も音も然程変化は見られなかった。やはり新球の
方が音の輪郭が立っているような気がするが、心理的な要素なのか事実なのかは
判断しかねた。

このアンプの場合は、7.5V端子を整流し、4700μx2の計9400μを挿入
している。少なからず多からずと言うところだろう。C間に0.1Ω5Wを電圧降下
とラッシュ防止(効果は不明)を兼ねて上下対象に計2個入れている。ここは片側
だけではなく、半分を両側に入れると先輩から聞いたのでしたがっている。

単純なDC点火に1Ωもの保護抵抗を入れるとなると、電圧降下が大き過ぎて
6.3V球は6.3V端子からは点火出来なくなる。7.5V端子があれば大丈夫だろうが
トランスの工面が大変だ。AC点火派氏の意見は3端子レギュレーター+保護抵抗
だろうから、間違えないように。この場合も6.3V端子では無理だろう。
06536V6好きNGNG
>652訂正 300Bは5V管。失礼。
0654ハムNGNG
逆相を注入してハムを消すなんて云っているのは、
やったことが無い証拠だね。低音が出ない昔のスピーカーなら
効果は少しはあるが(ロフチンの頃)。難しいし、
音がにごるので誰もやらなくなった。
球は生き物でゲインが変わると盛大にハムが出るので、いつも調整が必要。
0655六億ワットNGNG
>>654さん、

かつてのアンプには、電源からのリップル分を取り出し、 ホイートストン・ブリッジ
で分圧、さらにトランスを介してトランスの二次側を終段のグリッド側に入れて
打ち消しを行うものがある。しかしこれは電話用であって、現代オーディオに必要と
される帯域まで有効かは不明ですね。

AC点火さん、水を差すようですが、、
 私は奇をてらうことはせず、DC点火を行っています。ダイオードブリッジの後は
シンプルなRCフィルター回路を用いることが多い。現在のところこれで何の問題も
ありません。Rを入れればラッシュカレントは問題ないし、RCの過渡特性を
考えればこれでラッシュカレントは軽減されるはず。ダムが決壊するのでは
なく、まずは水がたまるわけです。

フィラメントの片減りも取り正されますが、定量化された話を聞いたことが
ありません。このあたり、私は片減りよりも球そのものの使い方(どれだけの時間
どのくらいのEp, Ipで使うか、放熱はどうするか、など)のほうが寿命に
効いてくると思います。是枝氏は、長く使った300Bのフリッカノイズから片減りを
指摘されていましたが、ソケット端子の経年変化など、球以外にもフリッカを出す
要因はあるのでは?と思います。このあたりの測定方法が明記されていないので
記事を鵜呑みにできないのが正直なところです。
0656めーかNGNG
60Hzのハム打ち消しは以前から例があったと思う。六億ワットさんの言うように
通信用途にあったしオーディオアンプでもあったと思う。直熱管では是枝さんも言われて
いるように電源周波数の倍になる。それを打ち消すのは氏のやり方しかないと思う。
ただDC点火がほんとうに悪いかどうかはよくわからないが。私の経験だが300B
をDC点火からAC点火に変更してみた際にとなりの部屋にいた嫁さんが今日は
よい音がするねと言われて驚いたことがある。私自身はあまり差がわからなかった。
ハムが増えていい印象ではなかったがとなりで聞くとそうだった。たしかに音の通りがよかった。
伊藤喜多男さんや浅野先生もけっしてDC点火にされなかったがなぜだろうか。
伊藤300Bシングルアンプの電源には隠された秘密があってハム打ち消し回路が入っている
とはM県在住のある方から聞いたことがあります。伊藤先生の弟子のひとりだそうです。
伊藤門下では知られたことだそうですから是枝さんもそのことは御存じでしょう。
あのプリアンプを作りあぐねている某氏の話ですが。
0657六億ワットNGNG
>>656めーかさん、

 点火方法の選択は音づくりの重要な部分ですね。ACとDCで違うという話は
ありますが、DCでも色々方法があります。どんな方法にせよ、それぞれ自分に
合った手法を選ぶのが良いと思います。勿論、トリタン球に定電流点火
のように、寿命を縮める組み合わせは御免ですが。
0658ノーハムNGNG
大平洋で3S4を買ってきて211で実験をしてみた。バランスボリウムの
問題さえ解決出来ればハムは確かに1/2以下になる。未だそのままだけど
不安定ではない。要は作り方か。このスレもだんだん面白くなってきた。
伊藤アンプのことはほんとか?神田の某店主の話だが無帰還だけどハムは少ないそうだ。
M先生あたりにきけばわかるだろうか。
0659名無しさん@お腹いっぱい。NGNG
いやいやそれは598さんでしょう
0660AC点火派NGNG
なんだか議論になってしまいましたね。でもたまにはいいでしょう。
AC点火に目覚めてより、小生はシングルからpp指向になりました。ppを突き詰めて
行く過程で、今度はppの同相信号分やら、定インダクタンス型設計に興味が向きました。
すでにもう役目を終えつつある、とばかり思っていた真空管アンプの世界に、アナログ
増幅回路の奥の深さを垣間見ております。
フィラメント点火は趣味の問題かもしれません。もちろんDC点火をされる方がいても
構わないのです。AC/DC間に音質上の差はあるでしょうが、好きな方を選択すれば
よいことなのです。ここはやっぱりレス658のノーハム殿のように、実践される方の勝ち
だと思います。
AC点火を推奨される是枝さんの話でも、メーカーの規格や動作例の測定値も、DC点火で
されているようですし、AC点火が絶対てなワケではないでしょう。
0661AC点火派NGNG
このスレはなかなかうまいこと成長してますね。中味も濃いですし、いいことです。
このスレの最初の部分では、是枝さんや氏の製作するアンプの罵倒スレのよう
でしたが、どうやらそんな状態には至らずに済んでいます。
小生は是枝さんとは何の面識もなく、メールのやりとりすらしたことが
ありません。でも氏の製作記事は好きです。ていねいで貴重な検討結果を、公開
してくれる、ありがたさがあります。
いつぞやどこかで自分の作られたアンプは、そのときの自身そのものだとも発言
されていました。
小生がラ技の購読をはじめて、7年くらいになるでしょうか。最初、小生が
初心者時代に氏の記事を見たときは、なんて不親切な方だろうとさえ思って
おりました。だんだんわずかながらもスキルが上がるにつれ、その疑念は
晴れてゆきました。
氏は5、6年前でしょうか、一度大病をされています。糖尿病から併発した
脳梗塞で倒れられたのだそうです。
真空管アンプ大研究という、球王の前身にあたる本での座談会で、大病前
の氏の写真が拝見できます。あの頃はずいぶん恰幅もよかったようですが、
近年の球王でのポートレートでは、スマートになられました。(w
当初、手足にマヒがあったようですが、リハビリが管球アンプ製作だったとは
後で知りました。病後の大1作が、当時ラ技試の5万円台アンプという企画
の807シングルでした。それから出たのが、当スレの上杉さんが格闘されて
いる300Bシングルです。
氏はよく記事の中で強めの主張をしたり、断言したりしますが、それも
最近は氏の気持ちがわかるような気がします。われわれと同じように、興奮
されているのです。アンプ製作やその前の検討段階で、少なからず遭遇する
発見に。みなさんもそんなことはないですか?
ひとり言が長くなりました。最後に、小生が氏に親しみを覚えたキッカケは、
球王Vol.7の、くだんの300Bppアンプの製作記事のなかのこんな
一文です。ウィリアムソン構成のその300Bのカソードパスコンについて、
「このコンデンサーをはずすのは、少し勇気が要ります。」これを読んだ時、
ああ、わしらとおんなじじゃ、そう思ったものです。
いま外は猛吹雪です。休日ですので、遭難しないうちに帰宅します。
ではまた明日。
0662めーかNGNG
AC点火派さん。私も同感します。
06636V6好きNGNG
AC点火派さん、猛吹雪の中、転倒しないよう。気温も-10℃とかですか。

カソードのパスコンの有無とは話が変りますが・・・
電源部のコンデンサー及び出力段のカソードコンデンサー(パスコン)について。
よく、製作記事において、これらのコンデンサーは音決めの重要な部品であるから
良い物(ブランド銘柄多し)を投入ということになっている。

アンプはsアンプとppアンプがある。実際アンプを造って試行錯誤してみると
sアンプはCの銘柄(種類)により、音に変化が出るのが判りやすい。ただpp
アンプは自分ではその差がはっきりと判別出来ない。ppアンプは電流値の大きさ
もあってsアンプよりも大容量Cとなるケースも多い。ppアンプのこのCによる
差の無さは回路的なものか、容量的なものなのか。このようなことを解説したのを
残念ながら目にしていない。判る方がいたらお願いしたい。

耳とSPが悪いからだと言う結論があり得るが、遠慮なしで。
0664励磁NGNG
始めまして 励磁です
A級P-Pの 理論上の最大のメリットは 電源電流が変化しない事 と考えます。
よって 電源コンデンサーの影響が A級Sよりも少ない。
同じA級P-PでもSEPP(OTLや半導体)の場合いは アイドリング電流の2倍まで変化する可能性があります。
SEPPでもBTLにすると 電流変化はありません。
ここら辺の事は 氏家さんが非常に 拘っていました。
カソードコンデンサーも 分離なのか共通なのかで 上記と同じ現象になります。
6V6好きさんの6V6P-Pは 共通方式なのでは?

結論  6V6好きさんの耳とSPは 非常に優秀です。
0665名無しさん@お腹いっぱい。NGNG
>6V6好きさん
シングルアンプではコンデンサーが信号経路の一部ですから音の変化は当然です。
プッシュプルのA級およびAB1級の小出力範囲は「打ち消し合い」と電流変化が少ない
ために、信号がコンデンサーを通らず、その影響は少ないはずです。よってシングル
アンプほどコンデンサーの影響は受けないのでしょう。もちろん2球のバランスが
きっちり取れている場合の話です。6V6さんの言われるのは当然ですが雑誌のライター
は、コンデンサーはさほど違いが出ませんとは書きませんから。
0666AC点火派NGNG
励磁さんも665さんもお詳しい、しかも説得力がある。
お二方の云うことがそのままだと思います。
雑誌に掲載されるウィリアムソン「型」アンプと違い、D.T.ウイリアムソン氏の
発表された「原器」には、カソードバイパスコンデンサーは付いていません。
これが正しい姿なのだと、小生も思います。しかしこの方法が成立するのは、出力段が
理想的なpp動作をする時のみです。ウイリアムソンアンプの出力段に入っているあの
バランス回路がそれをものがたっています。
現実には難しいことです。しかしながら救済する手段として、定インダクタンス型OPT
をつかえば、不平衡問題から回避することができ、パスコンを省略することが出来ます。
こんなこともあって小生、最近はpp回路ばかり考えておりますが、シングルとて固定
バイアスにすれば、パスコンに悩まずに済みます。ただグリッド抵抗値は制限されて
しまいますが。ここで切りましょう。
また、書きます。
0667AC点火派NGNG
さてと昼休み、外は大雪です、昨日から。きっとなお殿も同じ雪景色をみているのでしょう。
カソードパスコンについては今朝書いたとおりですが、電源部のケミコンもまた同様の
問題を抱えていますね。シングル構成の出力段は、楽音信号が電源部に還流します。
シングル構成の電源部は、贅沢に組まねばならないと言うのは本当です。とくに低内部
抵抗の3極管では重要です。(ppはいいかげんでいい、というのではありません。)
いわば電源部の広帯域化を、考慮しなければならないのですから。
電源部のケミコンを、オイルコンやフィルムコンに変更する、というのはその最たる
ものではないでしょうか。たしか以前も書きましたが、この意味で電源部のCHは、
大変重要なシゴトをしています。電源への信号還流に対して、阻止する役目も負って
いるのです。CHのシゴトはリップルの低減だけではないのです。
3極管のシングルは、電源CHで音が変わりますしね。
また、電源部は適度な内部抵抗を持つことも大事です。
整流管整流の方が好ましい音がする、という人たちがいますが、ダイオードのノイズ
ばかりでなく、整流管の内部抵抗というのも影響しているのではないか、と考えている
AC点火派です。1回切って昼食にします。
0668AC点火派NGNG
べつにシングルアンプの悪口を言ってるわけじゃないですから、その辺は
よろしくお願いしますね。
年末ゆえ、小生も何かと気ぜわしくやってます。忙しいゆえ、何か建設的な
問題提起なり、意見なりを希望します。
ちょっと下がっても、しばらく放置するかもしれません。呼ばれればでますが、
ただ出て来いと言うだけではね・・・すいません。
では。
06696V6好きNGNG
664励磁さん
早速の回答感謝。電流値が変化しないために、コンデンサー固有の音が出にくい。
成る程、非常に判りやすい。

665名無しさん
sアンプは信号経路となるがAppでは信号経路ではない。そうでしたか。であれば
コンデンサーの固有の音が出にくい。

両人ともかなりの有識者と見受けられました。またお願いします。

AC点火派さん
3極sは確かにCでの変化は大きいと感じます。フィルムCは段突にリップル低下作用
は一番だが、音色としては好みの問題もありケースバイケースでしょう。と言うよりも
3極ST管だと、時代性の考慮と見栄え的にナットロック式のオイルCか、角ケースの
オイルCを立ててしまう。電解Cはチューブラーで内蔵となります。

前にラジオデパートの3FのS電機でブルースターなる電解ブロックCが置いてあって
小型で安く重宝した。掘り出し物を見つけたら即買いだ。ガード下の某店では倍電圧用
(250V耐圧)のニチコン・ハイリップル・ブロックCが@500円だったので、数
本買ったが次回行った時にはもう無かった。残念。
0670なおNGNG
>667
すごいゆきですねぇ。出歩くのが鬱になってしまいます。

さて、k式も昔、電池アンプを導入して以来、整流管を導入したり
と、電源の内部抵抗にこだわってないようです。低いばかりが良い
わけではない、と。最近使われている球regも、リップルがどうにか
取れれば良い程度のもので、以前の超低インピーダンス電源、といった
路線からは決別してます。方式は違えど、得たい傾向は一緒なの
でしょうかねぇ。

あ、K式と整流管の話は、ぶり返すと面倒なのでsage
0671AC点火派NGNG
さみしいので少し書きますか。
北海道地方とくに札幌周辺は、大豪雪となりました。昨夜大きめの雹が降ったところも
あるくらい、つまり上空には積乱雲があるわけで、夏の集中豪雨が雪に化けるとこんな
すごいことになるわけです。
こうなると歩くというより、雪の中を漕ぐといったほうがいいでしょう。
今朝は4時半から家の前の除雪です。(腰が・・・
さて、コンデンサーの話が続いてますね。どうしてもケミコンのお世話にならなければ
いけないときがあるのも事実です。
以前球王で是枝さんが、KT88のQUADU型アンプの製作記事の中で、「ケミコンは
同電圧、同容量の場合、外形が大きいものの方が音質がよい、これは不変の真理だ。」
と述べられています。小生もそう思います。おそらく箔のエッチングの関係から、そう
述べられたのだと思います。論争必至の話題ですが、皆さんはどう思われるでしょう。
チューブラーをシャーシ内蔵というのもいいですが、デカップリング用途などでブロック
型をつかわざるを得ない場合もあるはずでは、と思うのですが。
0672めーかNGNG
AC点火派様ならびになお様、大雪お見舞い申し上げます。先ほどテレビで見て
札幌の様子に仰天しました。私は雪が好きですが雪にたいするおもいはまた全然
異なるのでしょう。綺麗だとか美しいとかは雪害に関係ない地域の人間の勝手な
想いなのかも知れません。千葉はめったに降りませんから。
0673AC点火派NGNG
まあ、ホントにすごいですね、全国版のニュースに出るくらいの記録的豪雪ですから、
今朝も5時前、日の出前の暗い時間より、家の前の除雪(通称雪かき)にいそしんで
おりました。いよいよ腰が・・・アタタ   という感じです。冬ですから道民として
ある程度は仕方ないのだけれど、少しインターバルが欲しいです。

さて、こうなりますと家全体が吸音材で覆われたようなもので、風がやみますと静寂
そのものです。できればこういう環境で、機器のS/N比を問いたいものです。
ある程度のパワーというものは必要でしょうが、無信号時に音を発するキカイは、ここ
ではシャレになりません。北海道の住宅ですから、エアコンなんてついてませんし。
皆さんのお宅の機器は静かですか?
ウチのキカイは文字通りAC点火ですが、いたって静かです。
アースはしっかりと、球は選別し、ケミコンは新しく、等々といったトコでしょうか。
06746V6好きNGNG
AC点火派さん 札幌TVで見ました。凄い大雪です。史上最高とか。寒さの中で
の苦労があればこそ、風呂も楽しいし晩酌も美味いと思う。

自分がアンプを組む際はブロックCをシャーシーに立てるか、チューブラーを内蔵
するかは音のためではなくて、構成美・造形美から考えている邪道モデラーだ。只
TRアンプと違い球アンプは見て楽しむ部分も大きいから肝心なところだ。

MT管アンプには基本的にはブロックCは立てない。35mm径の物を立ている
のを見かけるが御免だ。主従逆転する。どうしてもの場合は25mm径7cmの
ニッケミが良い。
GT管アンプに一番合うのは米国製のプラグ・イン型の25mmおよび30mm径の
6.5cm。高さもぴったり。これも35mm径になるとイマイチの感が残る。
ST14管であれば35mm径でOK。マロリーの9cmや国産の10cmが使える。
ST16管以上になると12cmの円筒、角ケースオイルCしかない。ケミコンで
あればWE(KSナンバー)の12cmがある。

米国製はさすがと言うか球の大きさにCの高さが合っている。ST16型にはオイル
Cが計ったみたいに高さがマッチするし、GT管のプラグ・イン型も然り。ただし、
これらは新品はなく、古いストック品だから性能には疑問符が付く。自分としては
ハムが出なけりゃ良いという短絡振りだし、チョーク後の大容量Cの場合はニッケミ
のチューブラーでお茶を濁している。昔の物とくらべれば体積が半分で収めやすい。
巷で聞くBGやニチコンG、セラファイン等の差は同一アンプで比較したことが無い。
ppアンプでニッケミの一般品と旧ニッケミ透明スリーブ、エルナーセラファイン、
ルビコン一般品、某ブルースター、マロリー、スプラグは替えてみたが一聴で判る
ものではなかった。最低1週間づつ聴込まなければ自分の耳では判別不能だろう。
0675AC点火派NGNG
なあるほど、というかほぼ予想通りの6V6好き殿のレスでした。(w
みため重視は大いに結構だと思います。MT管の場合、たしかにブロック型は無粋かも
しれません。ついでに云うともちろんダイオード整流がお似合いだと考えます。
整流管をもってくるのは、GT管アンプということになりましょうか。
変則的な手段としては、WE412AというMT管の整流管があります。
こやつはホントにかわいいくせに、能力はあなどれません。しかも起動に35秒ほどかかる
強力なカソードです。
まあ大抵は経済的な理由から、Di整流になりますが。(w
CH後の大容量Cもニチケミのチューブラーですか。インプットCにはATOMの500V
10μ〜20μを多用しますが、CH後はブロック型をあてがうことが多いAC点火派です。
06766V6好きNGNG
AC点火派さま
早速のレスTanks。流石にレス内容は見抜かれていました。

インプットCのATOM(青)は600V20μのチューブラーも有ります。
これは2段積みしなくてもVT62に使えるから重宝する。自分のVT62
sアンプはガス入りタンガーなのでスプラグの1000V4μオイルC。

上記ATOMはデカイ。25mmの10cm。ブロックでないのが不思議だ。
スプラグもマロリーもチューブラーは体積が大きい。国産は皆な小型だから、
35mm厚のシャーシーに格納できる。シャーシーも40mmまでが好みだ。
WEの黄色のペイントは格好良いね。レイセオンの黄色や赤ペイントも良いが
どう見ても東芝製の球があった。最盛期は日本からの輸入に頼っていたのかも
しれない。まさか秋葉原の店がブランド捏造したわけじゃないでしょうが。
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