六甲山36 秋はキタ━(゚∀゚)━! 荒らし禁止
レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
09033 (ブーイモ MMab-6pd9)
2019/06/23(日) 05:38:27.37ID:F63K7l8rM富士駅で時間を食ったせいで、富士宮駅に降り立ったのは午後2時くらいだった
と思う。北口に出て、予め調べておいた村山への道をたどる。二時間ばかりの
行程である。ホームセンターやスーパーなどがある市街地を、北東に斜めに
横切っていく。次第に山間部へと近づく につれ畑が広がるようになる。いよいよ
村山の村域内に入ると、畑の横に藁で編んだ社殿の模型が置いてあったりと
独特の習俗が目立つようになる。現在は市内に勤めをもつ兼業農家が多いようだが、
村民の大半はいにしえの修験者の子孫だという。
山間部落にはよくいるギャンギャン吠える飼い犬に威嚇されたり、登山姿の私を
呆けた様にみつめる農夫に道を訊いたりしながら、村の北部にある神社についた
のはもう5時近くなった頃だったろうか。村山浅間神社は、村の規模からすると
大きすぎるくらいの立派な神社であった。すでに標高500mの高台に位置し、
テラス状に何段か社殿が配置されている。形式こそ神社ではあるが、境内に
別当寺をもつ修験寺でもある(現在は村民管理)。江戸中期まではこの京都天台宗
聖護院の末寺である興法寺が山頂を含めた富士山の支配権をもっていたという。今夜はここに泊まり、翌朝に出発するつもりである。
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