奥多摩の山を歩こう 36★
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0190金高 (ブーイモ MM4d-YyxD)
2019/04/16(火) 03:11:13.32ID:y5UUwLTJMのですが、皇太子が日本山岳会の年報『山岳』(2016年、111号)に
「歴史と信仰の山を訪ねて」と題する30頁の論考を寄せて、山への思いを
綴っておられたことを知りました。これはぜひ読まなければならん。
あまり公立図書館などには所蔵されていない本なので、所在を突き止めるのに
苦労しましたが、本日入手できました。
一読、殿下が想像していたよりも文章が巧みなのに驚きました。やや硬質な
文章ながら、表現や形容が巧みです。史学科出身だけあって、国内の古文書
からの引用が多いのも首肯けます。
もっとも意外だったのは、表題にもある通り、殿下が山岳信仰や山岳修行と
関係のある山々を殊更選んで登ってきたとはっきり書かれていたことです。
「胎内くぐり」などという修験道の専門用語が殿下の口から出ようとは。
修験道に関する突っ込んだ論考こそありませんが、殿下がひとつひとつの
古跡や古仏、路傍の道標といったものまで愛でるように歩かれていたのが
分かります。この間紹介した大峰での山伏たちとの邂逅文の中で、同席した
山伏の一人が大峰の大先達だと聞くと、すぐに殿下がでは山上ヶ岳に何回
登ったのかと訊ねられ、それによって山伏のランクが決まるのを殿下が知って
おられるのに彼らが驚く場面があるのですが、さもありなんですね。
大峰の他にも、白山、甲斐駒ケ岳、両神山、鳥海山、伊吹山、箱根、那須の
山など殿下がこれまで登った10ほどの山々の思い出なども綴られ、よい
登山案内にもなっています。
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