ついに決別宣言を出すか。
「『同和利権の真相』の深層」を読んだところでは、
解放同盟の行動パターンとして、以下のいずれかをやってくると思う。

・共産党というレッテル貼り
・右翼勢力というレッテル貼り
・他にも利権はあるのに、なぜ我々だけ責めるんだ
・過去を知らない浅はかな主張だと反論
・私の息子も差別で苦しんだんですと泣き落とす

一応、街道につけいれられないように
鳥取の部落史をおさえておくと、同和地区は実際に貧民地区のようなところだった。
地理的には山の斜面や、川の遊水地のようなところが多かった。
戦前はその地区の住民は他の地区を通るときは草履を脱がないといけなかったり、
学校が別だったりということがあった。
戦後、特に1950年代の部落解放運動で公有林の割譲、堤防や水門の建設、
農地改良、集落の移転といった事業が行われている。
同和教育や同和奨学金も低学力問題の解消が本来の目的だった。
そういったことに正当性があったのはせいぜい1970年代までで、
以降は同和対策事業が解放同盟系の企業に優先して発注されるなど、
利権化した。同和教育は解放教育になって、政治的主張が持ち込まれた。
同和奨学金は、単に部落民というアイデンティティを示すためのようなものになった。
実際、経済的や学力の格差は1980年以降、横ばい状態になっている。
これは差別の結果というより、社会一般に見られる階層化や、
同和地区が郊外に多いことから起こる、都市部と農村部の格差に
よるものという見方が正しい。