丸紅グループは、4月に始める家庭向け電気の販売で、アニメ映画「となりのトトロ」などを手がける
スタジオジブリと組んでサービスを展開する。電気料金の一部を、東京都と埼玉県にまたがる「トトロの森」の
保全活動などに充て、ジブリがCM制作で協力する。15日に発表した。

 ジブリと提携した料金プランは、まずは北海道、関東、関西、九州の4地域が対象。基本料金は標準プランより
毎月100円高いが、4人家族(40アンペア契約、月520キロワット時相当)なら東京電力の現行より
年約6360円、関西電力より年約1万4280円、九州電力より年約2760円それぞれ安いという。

 三鷹の森ジブリ美術館(東京都)にも電気を供給する。新電力の福田知史社長は「今後もジブリと関連した特典や
イベントを企画したい」と話した。丸紅子会社の丸紅新電力のホームページ)から申し込む。

 ジブリは国宝絵巻「鳥獣戯画」をモチーフにしたテレビCMをつくり、電気販売をアピールする。

2016年3月16日15時02分
http://www.asahi.com/articles/ASJ3H4V8RJ3HULFA00R.html?iref=comtop_list_biz_n02