生きたまま体に取り入れることで健康に良い影響を与えるイメージの強い乳酸菌ですが、実は殺菌されていても効果は同じという事実に
驚きの声が多数上がっています。これは、北海道で販売されている「乳酸菌入り雪ミク飲料」に「殺菌」の表示があることに疑問を思ったTwitterユーザーの声から、広く拡散されたもの。

 この“殺菌された乳酸菌の効果”については、カルピス公式サイトのQ&Aに書かれています。このQ&Aによると、

「カルピス」は、できたてのおいしさを保つために、最後に加熱処理をし、密封しています。

このとき、乳酸菌自体は死んでしまいますが、乳酸菌がつくりだした乳酸の作用により、おなかの環境を整えたり、
発酵によってつくられたカラダによい成分や牛乳の成分が、より消化吸収しやすいカタチになっているという特性には、変わりがありません。

 とのこと。生きて腸に届く必要なかった! なんてこったい!

 また、現在販売されている乳酸菌入りの食品や飲料も、その多くが殺菌済みのもよう。Togetterにいろいろな乳酸菌入り商品の「殺菌」表示がまとめられています。

 「生きて腸に届く」は、商品を売るためのキャッチコピーだったわけですね。これからは、生きているかどうかを気にする必要はなさそうです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160309-00000124-it_nlab-life