デジタルテレビに組み込まれる「B―CASカード」に記載されている内容を不正に書き換え、
有料番組を無料で視聴できるようにする方法がインターネット上で出回っていることがわかった。
これを受け衛星放送のスカパーJSATとWOWOWは21日、不正利用に対し、
損害賠償を含めた法的措置をとるとの見解を発表。総務省も実態調査に乗り出した。

不正視聴には数千円で市販されているICカードリーダーと、ネットでダウンロードできるシステムファイルが使われた。
システムファイルの誘導に従って操作を進めると、2038年まで「スカパー!」などの有料放送を自由に視聴できるようになる。

総務省によると、今月上旬から、ネット掲示板などのサイトで不正視聴の方法に関する書き込みが目立ち始めたという。

B―CASカードは現在、約1億5000万枚が発行されている。カード内に不正視聴を防止する暗号が組み込まれており、
通常は有料放送の視聴契約を交わした放送事業者から送信される信号によって暗号が解除される。
だが今回の不正視聴はシステムファイルによって自動的に暗号を外しているとみられる。

スカパーなどの放送事業者はB―CASカードの発行枚数に応じてカードの発行業者であるビーエス・コンディショナル
アクセスシステムズ(B―CAS社、東京・渋谷)に分担金を支払っている。ただ同社や放送事業者は不正視聴に
用いられているカードを識別することができず、「1億5000万枚のうち不正視聴がどの程度に上るか見当がつかない」と
放送局関係者は話している。

スカパーなどは同日、不正視聴について「有料多チャンネル放送全体の健全な普及拡大に悪影響を与えかねず、看過できない」
とのコメントを発表。損害賠償請求を含めた法的措置も辞さない考えを示した。

有料多チャンネル放送を巡っては、BS放送のチャンネル数が今年3月に従来の2倍以上の31に増加。
スポーツや映画専門チャンネルなど多様な有料放送を視聴できるようになった。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C889DE6E3E4EAE6E5E7E2E0E0E2E7E0E2E3E08698E2E2E2E2

【話題】利権者 「B-CASカードを改ざんし不正視聴した行った人には損害賠償請求を含めた法的措置をとる」 ★3
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1337614814/