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唯「天上のノモス!」

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0001以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/18(金) 01:22:55.73ID:7A3qvQVI0
ノモス(νόμος,nomos)→一定の集団(集合)における秩序、
           およびその秩序が保たれている状態。


−2009年 12月16日 琴吹邸

唯「重いよぉ〜」

律「もっと腰を入れろ腰をっ!!はっ!」
0223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/19(土) 19:33:49.57ID:CeVfSM5f0
紅い精霊はそういうと、ゆっくりと唯から離れていく。

『お別れが近いようね。』

『明日、生命の樹の下で…』

『あなたに生命の実をみせてあげましょう。』

そうい言い終えると、唯の前から姿を消した。

唯「ふぅ。」

唯は一息吐き出す。

唯「寝よっと♪」
0224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/19(土) 19:36:04.72ID:+K0r2ebL0
>>222
なんか神話ネタってどのスレでもすぐメガテン認定されるから判断が難しいんだよな・・・
実際プレイしたことないし
0225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/19(土) 19:36:34.53ID:CeVfSM5f0
−エピローグ−

12月24日の夕刻、琴吹家にてクリスマスパーティを楽しむ唯達。

軽音部員達も憂も和も各々が気ままに楽しむ。

広場の中央にはあのクリスマスツリー。

唯はツリーへと近づく。
0226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/19(土) 19:40:52.93ID:CeVfSM5f0
高さ3mほどのツリーには、典型的なクリスマス装飾で飾られ、
大きめのダイオードたちが、様々な色に輝いている。

しかし、目を凝らせどあの紅い光球の姿はない。

そのとき、唯の背後から声がする。

「生命の実を受け取りに来たようね。」

振り向けば、あの銀髪の女性。
0227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/19(土) 19:44:49.53ID:CeVfSM5f0
唯「え…」

白銀「安心して、私はあの子の姉妹だから。」

唯「あの子…堀江さん?」

白銀「ホーリ…いえ、堀江でいいわ。」

なぜ人間であるこの女性とあの精霊が、≪姉妹≫なのだろうか?
しかし、唯はそのことについて問うてはいけないような気がした。
0228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/19(土) 19:50:55.31ID:CeVfSM5f0
白銀「そろそろ時間かしら?」

白銀「お嬢さん、生命の樹の頂点を見てみなさい。」

言われるまま、唯がツリーの樹の天辺に目を向ける。

ツリーの頂点には球形の飾り球らしきものが設置されている。
その刹那、飾り球に紅い輝きが宿る。
そして、飾り球はゆっくりと下降をはじめた。

唯「え?」
0229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/19(土) 20:03:05.59ID:CeVfSM5f0
白銀「両手を差し出して御覧なさい。」

唯は言われるまま、両手で"器"をつくる。
そして、飾り球が唯の手の内に収まる。

飾り球から紅い光が分たれる。
すると、瞬時にかたちを変え、淡い黄金色に輝きはじめる。
林檎とも柑橘類とも見分けのつかぬ、果物のような物体。

『それが≪生命の実≫。かつてはアンブロージアとも呼ばれた果実よ。』

紅い光球から、あの精霊の声が聞こえる。
0230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/19(土) 20:10:34.50ID:CeVfSM5f0
白銀「さる稀代の天才錬金術師が作り出した作品のなかでも
   特に傑出したものよ。大事に扱いなさぁい。」

紅い精霊は銀髪の女性のすぐ横に浮かんでいる。

『まあ、ゆいに任せるのだわ。
 ゆい、それをあなたにあげましょう。
 その生命の実は、人間の意志をどのようにでも具現化できるものよ。』

唯「…」

『どうしたの?』

唯「どうやって使うの?
  食べればいいのかな??」

『ふふ…好きなように、あなたの望むようにして頂戴。』
0231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/19(土) 20:13:34.37ID:CeVfSM5f0
唯「!!」

唯「じゃあ…」

唯は瞳を閉じる。
生命の実の輝きが黄金色から白銀色に変わり、
さっと、まばゆく光ったと思うと、唯の手の中から消えてしまった。

そして−
0232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/19(土) 20:16:04.24ID:CeVfSM5f0
梓「!!」

梓「あっ!雪!ゆきですよっ!」

梓が上空からちらつき始めた粉雪に気がつく。

紬「ナイスタイミングね♪」

澪「♪〜」

何やらノートに書き取り始める澪。
0233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/19(土) 20:27:29.15ID:CeVfSM5f0
律「ホワイトクリスマスねぇ…」

和「わたし、生まれて始めてだわ。」

憂「おねーーちゃん!雪だよっ!!」

少しはなれたところにいる憂が唯に呼びかける。

唯「うんっ!」

憂の方へと駆け出す唯。

白銀「もったいないことするわねぇ。
   不死にもなれる魔力を持つ果実だったのに。」

『あれでいいのだわ。ゆいは、それよりも…
 皆に喜んでもらえることを選んだのだから。』

クリスマスイブの日に、雪は一晩中、京都の街へと舞い散っていた。


ちなみに、年明けのテストで再びワースト10に入ってしまった唯と律が、
他の五人とともに、さわ子のいい性玩具(おもちゃ)にされたことは、また別のお話。
0234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/19(土) 20:30:12.54ID:CeVfSM5f0
おしまい。
言い訳としては、錬金術や先鋭科学をもとにしたSSやラノベがあるのだから
倫理学をもとにしたそれがあってもいいだろと思って書いてみただけ。

最後に
津軽良いとこ一度はおいで
0235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/19(土) 20:31:59.21ID:HoC6ZvDcO
0236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/19(土) 20:37:39.99ID:lWDymd3N0
堀江野茂乙

無欲な唯ちゃん可愛い
0237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/19(土) 20:41:28.31ID:znRKiGaLO

あかい精霊→真紅
白銀→銀様
か?
0238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/19(土) 21:18:47.27ID:oVQ6TxJvO
今から読む
0239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/19(土) 21:45:51.99ID:QlzO1vNIO
よみほ
0240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2009/12/19(土) 21:56:20.83ID:DLmdKvOlO
読みほ
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