南米チリの沖合で、日本時間の午前9時前、マグニチュード8.2の巨大地震がありました。
太平洋津波警報センターによりますと、チリの沿岸では地震から19分後に2メートル余りの津波を観測したということで、中南米の太平洋側の国々に対して津波への警戒を呼びかけています。

アメリカの地質調査所によりますと、日本時間2日午前8時46分ごろ、現地時間1日午後6時46分ごろ、南米チリのイキケの沖合、およそ100キロを震源とするマグニチュード8.2の地震がありました。
震源の深さは20キロとみられています。
ハワイにある太平洋津波警報センターによりますと、震源に最も近いチリ沿岸のイキケでは、地震の発生から19分後に2メートル11センチの津波を観測したほか、
チリのピサグアで発生から1時間9分後に1メートル96センチ、パタッシュで発生から29分後に1メートル51センチの津波を観測しました。
太平洋津波警報センターは、チリとペルー、エクアドルなど、中南米の太平洋側の国々に対して津波への警戒を呼びかけています。
チリ政府は、国内の沿岸部全域の住民に対し津波が押し寄せるおそれがあるとして高台への避難を呼びかけています。
チリの地元テレビ局がチリ政府の話として伝えたところによりますと、チリ国内でこの地震や津波で大きな被害が出たという報告はないということです。
日本の外務省によりますと、イキケやその周辺には、20人程度の日本人が住んでいるということで、チリのサンティアゴにある日本大使館で安否の確認を行っているということです。

>>2ー5 に続く

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140402/K10034316011_1404021005_1404021011_01.jpg
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140402/t10013431601000.html