知的障害者施設のパン工房完成、お前ら試しに食ってこい


 社会福祉法人「維雅幸育会」が伊賀市緑ケ丘東町に建設していた
知的障害者通所施設のパン工房「ふっくりあハウン モォンマール」と
ケアホーム「ココウット」の竣工式が4月1日午前10時30分から、関係者ら約70人が参加して行われた。

 パン工房は2003年の開設から同市緑ケ丘南町の「ふっくりあ ハウン」内に
あったものを、手狭だったことや生産を高めようと同所に独立。
鉄筋平屋建ての建物内には、約68平方メートルの作業場を備え、食パンやロールパンなどを作る。

 また、併設されている「ココウット」は、鉄筋2階建て。1階はワンルームタイプで自立を目指す人のグループホーム、
2階は共同生活で支援が必要な人のケアホームとなっている。

 この日の式では、市議や近隣住民などが出席。工事過程が説明された後、利用者が感謝状を施工業者などに手渡した。

 奥西利江センター長は「新しいパン作りにも挑戦していきたい。
また、利用者が家族から独立し地域の一員として安心した生活が送れるようにしたい」と話した。

http://www.iga-younet.co.jp/news1/2009/04/post-5.html