スーパーハッカーにID盗まれる被害相次ぐ

米司法省犯罪捜査部門の責任者が3月31日、インターネットを通じた個人情報(ID)の盗難による
犯罪が急増していると警告、その手口がより巧妙化しており、早急な対策が必要だと訴えた。

技術力の高いハッカーが、数千、数万人単位の個人情報を盗み出す能力を手にしており、
ID盗難数は過去4年間で138%増加したと報告。

特に、盗み出したクレジットカード番号を使って物品を購入するよりも、
犯罪組織がパスワード(PIN)を盗み始めたと指摘し、盗んだパスワードや金融情報を
全世界に伝えて、各地のATM(現金自動出入機)から短時間に現金を引き出す手法が
広まっていると述べた。

ある事件では、わずか4枚のデビットカード情報から、48時間かからずに
全世界の9000カ所から現金500万ドルが引き出されていた。

責任者は、情報盗難の取り締まりを強化すると同時に、クレジットカード業界などがこういった
犯罪を防ぐための規格を設定するよう求めている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090401-00000025-cnn-int