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0117 バンデミエール(コネチカット州)
2009/03/31(火) 08:00:10.69ID:NSqoUvygNEC、パッケージされたLSIチップの反りを測定できる技術を開発
NECはこのたび、樹脂等でパッケージされたLSIチップの反り形状を、X線回折装置を
利用して、パッケージを破壊することなく測定できる技術を開発しました。
本技術は、パッケージされた状態のLSIチップに通常の2倍以上高エネルギーであるX線を
照射し、チップで回折するX線)の角度変化量を解析することで、LSIを基板へ実装する際に
起こるLSIチップの反りの大きさを測定できるものです。
また、本技術は、薄膜の結晶性評価などで使われている汎用のX線回折装置で実現可能なため、
LSI製造ラインで導入し、測定したい時に利用することができます。
(中略)
これまで、計算機シミュレーションで反りや応力の推定は行われていますが、パッケージ内部の
LSIチップの反りを非破壊で直接測定する技術がありませんでした。そのため、電子部品の精密な
設計と製造プロセス確立に必要となる、LSIチップの反りと特性変化との因果関係を解明できる
技術が求められています。
また、パッケージされたLSIチップの非破壊での反り測定に応用可能な分析技術の一つとして、
従来よりX線回折法が用いられています。しかし、測定を行うには、X線がパッケージ材料を透過
し、LSIチップにより回折され、さらにパッケージ材料を透過する必要があります。そのため、
高エネルギー、かつ、高輝度なX線源が必要となり、高輝度放射光施設など利用に様々な制限の
ある大規模な実験施設での測定が必要と考えられてきました。
このたび開発した技術は、これらの課題を解決し、LSIメーカーが自社でLSIチップの反り
測定を行うことを実現するものです。
NECは、本技術を応用して、今後も先端デバイス技術の研究開発をさらに進めてまいります。
なお、NECは、このたび開発した技術を、茨城県つくば市で開催される「2009年春季
第56回応用物理学関係連合講演会」において、4月2日に発表いたします。
以上
http://rd.nikkei.co.jp/it/top/ichiran/u=http://it.nikkei.co.jp/business/news/release.aspx?i=216591
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