真似して自分も書いてみた。まずは先日奇跡のCD化を果たしたこいつを。

Arno Steffen/Schlager(1984)

1:Hörprobe
女性の囁き声を左右に振り分けた短いインタールード。ドイツ語で「右」「左」と言ってるらしい。
2:Schlager
2曲目にして攻撃力MAXに達する傑作EBM。女性の悲鳴と爆音パーカッションが入り乱れてカオスな音場を形成。ガラスクラッシュで終わる〆もgood!
3:Berg In Flammen
象?の鳴き声と金属音が延々鳴り響くよくわからん曲。
4:Säubert Das Reich
軍靴の音が聞こえてきたかと思えばヒトラーを思わせる演説風のボーカル。ヤバげな要素満載です。
5:Pearl Harbour
陰鬱極まりないバックトラックを背景に何か喋ってます。
6:Somewhere
ウェストサイド物語で使われた劇中歌を青春度0にしてカバー。嫌がらせか?
7:Supergut (Ne?)
コミカルなボーカルに民族風のリズム、スクラッチまで飛び出す本作のハイライト。いうなればプランク版「Rock It」ってとこ?
8:Ba Ba
列車の走行音をコラージュし、ゆったりとしたスピード感を獲得したEBM。ちなみにタイトルはジャイアント馬場のことらしい。
9:Tanz Du Wanz
比較的ポップな曲調だが、どこかで聴いたようなフレーズ。
10:Partykeller
スネークマンショウを彷彿とさせる一種の寸劇。デアプランぽさも。でもドイツ語わからないので意味なし。

総評:多種多様な音をサンプラーを使わずにコラージュしまくったサウンド・プロダクションには脱帽。元ネタを想像してみるのも一興かも。
一部で聞かれるコニー・プランクの最高傑作とまでは思わなかったけど、EBM、インダストリアルが好きなら持っていてまず損はないかと。