日本政府へ賠償請求、元オランダ人捕虜の敗訴確定

第2次大戦中、オランダ領東インド(現インドネシア)で旧日本軍の捕虜や
抑留者となったオランダ人6人が、虐待など国際条約に反する非人道的な扱
いを受けたとして、日本政府に1人当たり2万2000ドル(約230万円)
の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(上田豊三裁判長)は30日、
原告側の上告を退ける決定をした。

戦争被害の賠償請求権は個人には与えられていないとして、請求を棄却した
東京高裁判決が確定した。