◆浜松新野球場 自民、予算減額案を検討 静岡県議会

県議会最大会派の自民改革会議は2日、2016年度県当初予算案のうち、浜松市西区の遠州灘海浜公園(篠原地区)への新野球場整備に関連する基本計画策定事業費9700万円を減額補正する修正案を提出する方向で検討に入った。
浜松市議会最大会派の自民党浜松が同日、県に対して行った要望を受けた。3日の議員総会で意見集約を目指す。

自民党浜松幹部は2日、県庁に野知泰裕交通基盤部長を訪ね、市民や県民の意見を十分に踏まえ、2020年の完成時期にとらわれずに市内へ野球場を整備するよう求める川勝平太知事宛ての要望書を提出した。
自民改革会議の幹部や同市選出県議とも会談し、両会派で統一歩調を取る方針を確認した。

自民改革会議の小楠和男代表は予算案の修正を含めて検討していることを認め「(自民党浜松と)同じ方向を向いて採決に臨みたい」と記者団に述べた。
県議会建設委員会の集中審査を経て、予算の修正を求める意向とみられる。県議会事務局によると、議員が原案の採決前に修正案の動議を出し、委員会で採決する方法がある。
自民党浜松の花井和夫会長は「浜松市に野球場は必要だが、現状では市民の理解を得られていない」と強調した。

静岡新聞 2016/3/3 09:11
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/216073.html
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