1ヶ月ほどの入院であったのですが、高齢で認知症の方が多く、夜には大きな声で病棟内を徘徊しているのは当たり前のようなところでした。
私が入院していたのは4人部屋だったのですが、運が良かったのか入院した時は私一人だけで広い部屋を一人占めしている状況でした。

入院して1週間がたち、病室内に別の方が入院して来ました。
何の病気かはわかりませんが見た目は元気な高齢の方でした。
おしゃべりが好きで私もする事がなかったため、その方と話をする事が日課となっていきました。
ちなみに私は自然気胸と呼ばれる自然に肺のどこかに穴があく病気で入院しており、しばらくは動く事もままならない状態でした。だからその方が入院してくるまでは気楽でしたがどこか寂しい気持ちもあり、話相手が出来た事で少し嬉しく思っていました


私は霊感がありませんし、幽霊の類のものはあまり信じてはいません。
しかしホラー映画や映像は好きでよく見ていました。
入院している時も、病室でみればいつも以上に怖いのではないかと思い、家族に頼んでホラー映画をレンタルしてきてもらい、夜に消灯してからホラー映画を見ていたりしました。
不謹慎な話ではありますが、やはり病院でそういった類を見るのは家よりもはるかに怖く、夜はトイレに行けなくなりました。そんなバカな事をしていた話も同室の方としていました。