>>393
https://www.news24.jp/articles/2021/06/29/10897852.html
■2回の接種を完了した人の感染は1割未満
ではなぜイギリスのデルタ株の感染者は比較的若い世代の割合が大きいのか。大きく関係しているとみられるのがワクチンだ。デルタ株に感染した人の大半を占める30代以下は、イギリス政府が調査をまとめた6月下旬の段階ではワクチンを1回しか接種していないか、予約が始まったばかりで未接種だった人がほとんどだった。
実際のデータを見てみると、デルタ株に感染した人のうちワクチンを1回も接種していない人は実に全体の66%を占めた。一方、2回のワクチン接種を完了した人の割合はわずか9%にとどまっている。
ワクチンの効果としては「重症化を防ぐ」「発症を抑える」そして体内でのウイルスの増殖を抑えることによる「人に感染させにくくする」がよく知られる。
イングランド公衆衛生庁はデルタ株は1回の接種だけでは効果が低いとしているが、ファイザーとアストラゼネカのワクチンについて、2回の接種完了で入院を90%以上予防する効果があると発表した。感染力の強いデルタ株が、まるでワクチンによる十分な免疫がない場所を求めるかのように、ワクチン接種が完了していない若い世代に急速に広がった形だ。