「バレたら終わりだ」ゲイ隠すため、ゲイを罵倒「自己嫌悪で吐き気」 卒業後に言えた「隠しててごめん」

その頃のコウタさんは、「これが一番バレない方法だととわかっていた」と、自分から率先してLGBTQを差別するような発言をすることもありました。

例えば、一般的にイメージされる同性愛者を友人がまねたり、友人と一緒に見たテレビ番組やYouTubeチャンネルの動画に同性愛者が出てきたときに、「心にもない言葉、誰もが言われたら傷つく言葉で罵倒しました」。

「自分が言われて1番傷つく言葉をあえて自分で言っていた」というコウタさんは、「隠すことに必死だったので、バレないためならなんでもするつもりでした」。

ただ、「隠す」ことを優先させた毎日は、コウタさん自身を深く傷つけていきました。

「そういうことをしている時が、1番落ち込みました。自己嫌悪と罪悪感で、ずっと吐き気がするし、生きてる意味がわからなくなっていました」

https://withnews.jp/article/f0200823000qq000000000000000W07n11001qq000021669A