図書館が近くにできて書店大打撃!と思いきや、かえって売り上げが伸びたというデータがあったと思うのですが。
うろ覚えでソースを出せなくて申し訳ない。

でも、例えばハリポタ等話題の本なんて
普段本なんか読まないけど話題の本だからちょっと見てみたい
→図書館で無料で借りたらいいや→予約で延々待たされる→待ちきれない→書店で衝動買い

というパターンの人は結構多い。
(予約してた本がとれたと連絡したら、もう買いましたので結構ですという方が結構おられます)

購入の動機が図書館で読めないからであって、
図書館で無料で借りれると言うきっかけがなければそもそも読む気になったかどうか。
本なんてどんなに話題になっても自分とは関係ない、という方も結構いるでしょう。

そもそも元来本なんか読まない人は本にお金なんかかけたくない訳で、そこで図書館。「無料なら読んでもいいけど」と。
そこから、読書の楽しみを知って本にお金をかけてもいい。となる訳で。

そのような意味で図書館の本ってのはむしろ釣り餌。
図書館で本を借りるために、予約で待って手続きしたりした挙句、手垢の着いた本を渡されて期限までに返さなきゃならない、
それぐらいなら買っちゃった方がマシ。そのくらいのお金ぐらい安いものよ、
と思えるようになるにはやはり「読書は楽しい・面白い本をもっと読みたい」というところまで持っていかなくてはならない。

図書館での貸し出しを牽制して現在の売り上げは伸びるかもしれないが
結局のところ新しい読者が育たなくなり将来的にはさらに売り上げは減ってしまうのではないかと危惧する