在学中に通信であることを隠して「大学生」だと名乗るのは、卒業可能性から
考えると問題があるかもしれません。入試を乗り越えて能力がある程度担保
された通学課程生は、高確率で卒業までたどり着くでしょうが、無試験で誰でも
始められる通信課程生の場合は、途中で脱落してしまう可能性が高いと思わ
れるからです。(慶應カードの入会資格などを参照)

でも、卒業さえしてしまえば、大学受験を回避したという根性の面は別として、
学力的には大差がないとも考えることもできます。ですから、通信課程であった
ことにコンプレックスを持っている卒業生が、卒業後に「通信課程卒」と履歴書に
書かなかったとしても、それを「学歴詐称だ」と攻め立てるのはかわいそうな
気もします。