これで最後です。

 話を振り出しに戻すようですが、これ以上どう説明したらいいか
難しいですね。

 たとえば私が「速読で×××××の試験に合格しました」と言っ
ても、「それが速読のおかげかどうか証明できない」という実に当
たり前の批判がでてきますよね。

 だから、こういう場で話すべきは「できるかできないか」よりも
「どういうレベルの速さで、どういう読み方をしたら効果的か」と
かいう、「速読をどう活かしたら効率よく学習できるか」というこ
とではないかなぁ、と思ったりします。

 受験生さんが「熟読をメインに、速読をサブに」というのは、ま
さに「活かし方」です。すばらしいです。これは午前中に書いた
「玉城氏は緩急急急を薦めて」という方法ですね。図らずも受験生
さんがそのような結論に達したのは長い議論の成果でしょうか。

 上と重複しますが、ここでいう「速読」は小説を読むときと、質
もスピードも全然違います。2000文字でもいいし、1000文
字レベルでもいい。でも、実は参考書などを1000文字レベルっ
てのは速いと思いますよ。

 ひとまず、これにて。
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