次に騒音計算

デシベル計算には対数が使われるから変則的な増え方をするって事だけ理解しておけば充分、問題文のlogとか全く無視していい。
で、暗記するのは同じ騒音の機械が2台になったら3dB増える、4台なら6dB、6台なら8dB、8台なら9dB、10台なら10dB、と増えていくってこと。

2台、4台、6台、8台、10台と増える時、+3dB、+6dB、+8dB、+9dB、10dB増える。
「にーしーろーやーと」=「さぶろくやーくーと」これだけ暗記しておけばビル管の騒音計算は解ける。

そもそも最近でこそ但し書きでlogの数値を加えてそれらしく見せてるけど、20年の問題なんてそれすらなかったんだから、元々出題者の意図として対数計算なんてさせる気がないって事。将来的にはわからないけど現段階の対策としてはこれで充分。

(24.85)
1台78dB(A)の騒音を発する機械を、測定点から等距離に6台同時に稼動させた場合の騒音レベルとして、最も近いものは次のうちどれか。ただし、log102=0.3010、log103=0.4771とする。

※78dBが6台だから+8dB、 答え:78 + 8 = 86dB 

(27.86)
騒音レベル83dBと92dBの騒音を合成した場合の騒音レベルとして、最も近いものは次のうちどれか。 ただし、log102=0.3010、log103=0.4771とする。

※こういう変則的な問題でも簡単に推測可能、まず1台が92dBだからもう1台足して減る事はありえないし、仮にもう1台も92dBだったら3dB増えて95dBになる。
要するに答えは92dB以上で95dB未満になるって事。そもそも選択肢の中に92dB以下が3つもあるって時点でサービスし過ぎ、さすがに1台が92dBなのにそれ以下を選ぶわけないからね。

(1) 85.0 dB
(2) 87.5 dB
(3) 90.0 dB
(4) 92.5 dB
(5) 95.0 dB

そう考えると同じ騒音の機械が2台になったら3dB増えるって事さえ知っていれば解ける2択のサービス問題だったという事。
次に同類問題が出た場合でも「さぶろーやーくーと」の変則加算さえ覚えておけば推測可能な選択肢になるだろうから、落ち着いて考えれば解けるはず。