>>589
>3VIなのか√3VIなのかは、テキストによって表記がバラバラで統一されてないから余計分かりづらくしてるけれども、
三相交流回路につなぐ、発電機の出力する電力(単位VA、皮相電力)や、電動機に入力する電力(単位VA、皮相電力)は、
その中身がスター結線かデルタ結線かにかかわらず

[3相分の電力] = [1相分の電力] × 3 …(式A) <--- スター結線、デルタ結線共に

で計算できる。また、1相分の電力は

[1相分の電力] = [相電圧] × [相電流] …(式B) <--- スター結線、デルタ結線共に

で計算できる。ここで(式B)を [線間電圧]と[線電流]で書き表すと

[1相分の電力] = [線間電圧]/√3 × [線電流] …(式C) <--- スター結線の場合

[1相分の電力] = [線間電圧] × [線電流]/√3 …(式D) <--- デルタ結線の場合

となる。(式C) と(式D) を(式A) に当てはめると

[3相分の電力] = √3 × [線間電圧] × [線電流] <--- スター結線、デルタ結線共に

となる