>>445
・コーサラ国    ・パセーナディ王   ・マッリカー夫人(熱心な在俗信者)
 「そなたには、自分よりも愛おしい人がいるか?」
 「いいえ。自分より愛おしい人などいません。王様はどうですか?」
 「・・・。うむ、私も自分より愛しい人は見つけられないな・・・。」
 (以前に、近い説法を聞いていたかも。 それを思い出して夫人に聞いてみたのかも。)
 (夫人は熱心で聡明で、教えに通じていた。 夫人にしてみれば、何を今更w・・・という感じ?)
 (王は、「あなたです」という答えを期待していたのかもw)
釈然としない王は、釈尊のもとへ行き、顛末を話す。
釈:「心の中のどこを探してみても、自分よりも愛しいものは見つからない。
   そのように、【他の人にとっても自分が愛しく大切なのです。
   それ故に自身を愛する人は、他人を害してはならない】のです。」