随筆 人間世紀の光 26    2004/04/21

「わが闘魂を九州青年部に託す」

 よく、戸田先生は言われた。退転しゆく人間についての指導である。
 「彼らは、見栄っ張りである。欲深である。独善である。自分を偉そうに見せたい連中である……。
 嫉妬深い。打算的である。
 異体同心のご聖訓を実行しない。信仰を持つ人を最大に尊重しない。広布に走る人を尊敬できない。
 我見が強く、意地悪な行動をする。業の深い人間である。つまり端的に言えば、真実の人間としての振る舞いではなく、どこか狂っている」と。

 皆と歩調を合わせ、皆と手を携え、皆とお互いに尊敬し合いながら、広布の道と、現実の社会を歩んでいくのが、当たり前の姿だ。
 人間以上に偉い人間はいない。人間以下に馬鹿にされる人間もいない。
 人間が人間らしく生き、人間と人間が深く結び合い、助け合い、共同しながら、一家も栄え、社会も発展し、国も平和になっていくのだ。