現代自、またもベンツとBMW怒らせる
http://www.chosunonline.com/article/20080128000049

 大手自動車メーカーのメルセデス・ベンツとBMWが、現代自動車のために再び気分を害している。
 現代自が最近、営業マンを対象に実施した試乗教育がそもそもの原因だ。現代自は昨年11月から今年初めにかけ、
各地域本部別に約2000人の営業マンを集め、ジェネシスと輸入車に対する「比較試乗教育」を実施した。ジェネシスを
売り込むためには、最前線で活躍している営業マンが競合車種の仕様や特性について理解しておく必要性があるとの判断からだ。
 現代自が営業マンを対象にこのような教育を実施したのは初めてだ。にもかかわらず、現代自はジェネシスの競合車種
としてBMW530iとベンツE350を選択した。現代自はすでに昨年12月、メディアを対象に行ったジェネシスの比較試乗イベントで
ベンツとBMWの同モデルを使用している。その際も両社は「何も知らないくせに勝手すぎる」と怒りをあらわにしていた。
 そして今回も両社の反応は似ていた。ある関係者は「ジェネシスは特性上、誰が見てもレクサスのような日本車が競合車種
となるわけだが、なぜしきりにわれわれを取り上げようとするのか分からない」と述べ、開いた口が塞がらないといった様子だ。
 一方、現代自は今回の教育成果について、高く評価している。現代自の関係者は「今回の教育を通じて営業マンに
ジェネシスのほうが輸入車よりも優れているという認識を植え付けることができた」と話した。ジェネシスは発売開始から
10日で予約販売が1万台に上るほど、大きな注目を集めているだけに、これに営業力さえ加われば「大当り」も夢ではない
というのが現代自の分析だ。
宋東勲(ソン・ドンフン)記者