自動車業界:韓国メーカー、新車発表なくても売り上げ好調
(朝鮮日報 6/2)

 韓国国内の自動車販売が増加に転じた。
 韓国の自動車メーカー5社が1日に発表した業績によると、韓国国内での5月の全体販売台数は10万3398台で、前年同期比11.7%増加した。
 今年1月から5月までの累計では49万145台で前年よりも7.9%増えている。また、今年の月別増加率も2月0.6%、3月4.1%、4月9.9%、5月11.7%で徐々に上向いている。

 韓国国内の自動車販売は1996年には164万台を記録したが、アジア通貨危機直後の1998年には78万台へと急落した。
 その後は回復基調が続いているが2004年に109万台、05年114万台、06年116万台で、3年連続で120万台を下回る不振が続いていた。しかし今年は5月までの勢いからみて、130万台を突破するものと予想されている。

 自動車工業協会の姜哲求(カン・チョルグ)理事は、今年は新車の発表が多くないにもかかわらず販売が好調な理由について
「アジア通貨危機以来、自動車の購入を控えていた消費者の買い替え需要に加え、メーカーがマーケティングに力を入れているからだ」と説明した。

 メーカー別の今年5月までの販売累計は、GM大宇が5万7827台で前年に比べ27.2%増加した。現代自は24万7756台で7.2%増、起亜自は11万1635台で5.1%増、双龍自は2万5308台で6.6%増、ルノー・サムスンだけが4万7619台で唯一0.7%減少した。

 現代自のシェアは5月に51.3%となり、3カ月連続で50%を超えた。車種別でもアバンテ(1万1005台)、グレンジャー(8914台)、ソナタ(8908台)、ポーター(6519台)など現代自が1位から4位を独占した。
 起亜自のオピルス(2007台)は12カ月連続で大型車販売1位となった。今年5月までの輸出累計ではルノー・サムスンが前年比65.3%増、GM大宇(33%)や双龍自(20.9%)も好調だった。一方、現代自と起亜自はそれぞれ1.5%と3.6%増にとどまった。

崔元碩(チェ・ウォンソク)記者
http://www.chosunonline.com/article/20070602000014

「韓国メーカー、新車発表なくても売り上げ好調」 < その分売り上げが失速するのも早そうだし、中国株の暴落とかで世界同時株安とかが起きればその反動が物凄く大きくなると思うんだが。