おれは南出を誤解してたのかな?

しかしそうだとすると、新有効説と称することもできたのに
あえて「新無効説」という自称を選んだのは
彼の右翼業界における立場という政治的選択だな。
もし「新有効説」という名前ならもっと早くリスペクトしてたろうに。

小森義峯も旧無効説だと思ってたw
もれの記憶はもう何が何だかめちゃくちゃだな・・・

しかしリンクの記事には小森の名がないので該当部分かどうか不明だが
「非常大権」の項だけ読んだ(長いからw 南出の文章は読みたくないしw)
そうしたところ、南出は瑣末なこと(=法学的なこと)をいってるだけで
第31条に基づくにしろ基づかないにしろ、おれは
「非常大権もしくはそれに類するものは立憲主義とは無関係に
常に天皇のもとには留保されている」と考えているので
「新旧憲法は両方とも有効」という議論は常に成り立つと思う。

南出の新無効説(=新有効説)は
「憲法としては無効」といいながら観念操作を弄んで
結局「有効だ」といってるわけで、しかもこの思弁は旧無効説や八月革命説のように
新旧の断絶を明らかにするためでなく、通常の有効説のように新旧の継続性
(関連性・接合性)を明らかにするためになされている。

新無効説も通常の有効説も小森の有効説も、おれの関心領域からいうと
すべて五十歩百歩に思えるが・・・。要するに有効なんでそ。