首相公選懇談会は、かならずしも首相公選制のみの提案を
めざした懇談会ではないんだよね。
そのことはメンバー自身が認めている。以下、大石眞の発言。

「議院内閣制を前提とした首相統治体制案」と題する提案(第U案)について
健闘することにする。しかし、この案は、いうまでもなく、いわゆる準公選制を
含めた広い意味における<首相公選論とも異なり>、議院内閣制に対する
修正提案という意味を持っているに過ぎない。」

大石眞「国民の国政参加の途をどう広げるか」『首相公選を考える』中公新書、p. 30−31.
(丸括弧および<>による強調は引用者。)

提案者本人が、「首相公選論とも異なり」とハッキリ言っていますね。
残念でした(w