【誰?】日本を代表する法哲学者?【誰?】
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05/02/20 01:40:33ID:+d+bmLfw煽っているようだけど、自分が見る限りでは日本の法哲学者は語学ができないとは思えない。
例えば、数年前に井上達夫がNYUのロースクールで集中講義を行ったことがあるし、
一人で英語の単行本のページ数が多い本を訳しているのを見ると
(例えば小林公訳の『法の帝国』、森村進訳『理由と人格』など)
「読む/書く」に関しては、それほど問題がないと思う。とりあえず、書くだけ書いてネイティブ
にチェックしてもらえばいいんだし。むしろ問題があるとすれば「聞く/話す」の方で。まあ、これは
英語の論文を書く際の当座の問題にはならない、と。
ここで問題にしたいのは、果たして英語で論文書いて、英語圏に発信できるほどの内容を持ったものが
日本の法哲学界にあるのかということ。確か、数年前のNYUの井上達夫の集中講義は世界各国の法哲学
者を招いて講義するというイベントの一環だったように記憶しているのだけど、井上先生には失礼ながら
彼がやっぱり世界各国の法哲学者のone of them にしか見えなかったんだよね。正直、仮に彼の主著で
ある『共生の作法』とか『他者への自由』などがもし英訳されたとしても、それほど、話題にはならない
んじゃないかな。
個人的には、本当に優れた独自性を持った業績であるのであれば、多少時間がかかるかもしれないが、
今の時代、普通に英訳されると思う。
穂積陳重の本が英訳されて、英米圏の比較法の教科書に引用されているのを見たことがあるし、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1410208389/qid=1108830650/sr=1-2/ref=sr_1_8_2/249-2857803-4169146
ロンドンの地下鉄で村上春樹の英訳の英訳の小説を一心腐乱に読んでる若者とかみてると、そう思っちゃうん
だよね。
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