【誰?】日本を代表する法哲学者?【誰?】
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0001
04/08/22 11:51ID:2OSTsIJmでは、戦前では?
オリジナリティという意味では、筧克彦?
それとも、大日本帝国の法理を追及した
小野清一郎?
0003
04/08/22 11:57ID:2OSTsIJm東 西
横綱 穂積陳重 筧克彦
大関 尾高朝雄 田中耕太郎
0004
04/08/22 12:09ID:2OSTsIJm穂積陳重(法理学)
穂積八束
美濃部達吉(法の本質)
筧克彦(仏教哲理)
穂積重遠
田中耕太郎
小野清一郎
高柳賢三
恒藤恭
木村亀二
宮澤俊義
尾高朝雄
0005名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/22 13:22ID:JGvoSamg0006
04/08/22 14:26ID:2OSTsIJm碧海純一
嶋津格
田中公明
0007名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/22 17:23ID:Adhc+fGI0008名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/22 20:19ID:VgEt/5w5前頭9までやったら日本の法哲学者全員が埋まるぞ。
力士の数と法学部に就職している法哲学者どっちが多いのかも不安だ。
0009名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/22 21:35ID:TgPKp7ZJ峯村光郎
0010名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/22 21:56ID:5XFJEegL日銀が十一月一日に発行する新札(一万円、五千円、千円)をめぐり、「発行を機に現在の
紙幣が使えなくなる」といったうわさが一部でくすぶり続け、政府・日銀は「ありえない話」と
打ち消しに躍起になっている。うわさの背景には、巨額の借金を抱える国の財政悪化があるようだ。
「新札が出たら、古いお札は使えなくなるのか」「預金封鎖が行われるというのは本当か」。
日銀本店への問い合わせは、一日二十件にも上る。日銀も放っておけなくなり、福井俊彦総裁は
先の会見で「新券発行後も現在の銀行券は引き続き完全に有効だ」と完全否定。誤解を解くため
PR冊子も百万部印刷し、本支店で配布している。
歴史をひもとくと、一九四六年に預金封鎖が実際に行われた。終戦直後の悪性インフレを
退治するため、政府は新円切り替えを行って、旧紙幣を強制的に金融機関に預金させ封鎖。
新紙幣は生活に必要な最低限の額しか払い出されず、資産家には財産税も課された。
高齢者の中には、当時の苦い経験が頭をよぎる人もおり、昨年来、新札発行に伴う預金封鎖を
警告する一部の書籍がベストセラーだ。国、地方で七百兆円以上の借金を抱える財政危機は終戦
直後と似ているとしたうえで、封鎖した預金に財産税などをかけて事実上、国民の資産を没収、
借金返済に充てるとの筋書きだ。
これに対し、政府・日銀をはじめ、識者の多くは「荒唐無稽な話」(第一生命経済研究所の
熊野英生主席エコノミスト)と口をそろえる。
ただ、家庭に眠っている「タンス預金」(全国で二十三兆円)の一部が国債にシフトする兆候も
出始めており、熊野氏は「預金封鎖を信じる人たちの行動が今後、不動産、金などの市場に飛び火
する可能性はある」と指摘している。
【政治】預金封鎖のうわさ絶えず 11月の新札発行 財政悪化、終戦直後と酷似 政府・日銀否定に躍起
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1092984875/
0011名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/23 01:57ID:Uy4bqW6E尾高→碧海→井上
兄弟
恒藤→加藤→田中
北大
?
東北
木村→青井
名古屋
平野→森際
飯台
矢先→中山
及第
?
中央
?
明治
中村→土や
早稲田
井上→?
京王
光村→?
0012名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/23 10:07ID:fPu44Zqg絶えたといっていいのではないか。
0013名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/24 00:39ID:Sjvv8aGM0014名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/24 06:51ID:aOii3eMv誰の後任?
0015名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/24 10:19ID:ksjZbPrj0016名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/24 21:01ID:7cuY4U8J0017名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/24 21:58ID:J2Qq/4w6その他地底・首都圏植民地にいるこの世代・またその弟子の世代の
教員も小さくまとまってる人ばっかり。
0018名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/24 22:54ID:7cuY4U8J適任だったと思うが年齢的な問題か?
0019名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/25 01:15ID:U1Il05jD田中は、ちょっと文に力がない
0020名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/25 01:57ID:jweebR8X0021名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/25 02:47ID:9VqOGq3g0022名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/25 15:44ID:+Q3rSnO7自分のホームページ上で
「どうして日本の法哲学界はこんなにも知的に貧困なんだろう。
論文を読んで、 "他人の書いたものの切り貼りがほとんどで、まるで
いやいや書かされた小学生の夏休み感想文のようだ"と思うことは珍しくない。」
(私は)「(日本の)法哲学界の頂点にいるという自覚はあって、
そういう立場におかれた人間としての責任を果たそうとしてはいるのだけれど。」
「挑発の意味もこめて「業界トップ宣言」をしてみようかとも思ったけれど、
なんだかハズカシイからとりあえずはやめておこう。
だって、(日本の)法哲学界の第一人者、なんて、「三丁目でイチバンかけっこが速い」
とか言っているようなものだからね。」
とまでのたもうていらっしゃいますが。
0023名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/25 15:51ID:9VqOGq3g0024名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/25 21:32ID:Fb+DPA/Y古典や欧米文献あたってたほうがナンボかまし。
0025名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/25 22:27ID:Q2QBUgz9なんで大学教授なんですか?
0026名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/25 22:29ID:wq7H6rHr0027名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/25 22:47ID:/D1ANH/e井上さんを誉める必要もないが、
オマイに限って言えば井上さんの本読んでないのがバレてるぞ。
0028名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/26 05:23ID:IPoXiM/s今は、ですよね。
でも、碧海先生や戦前の方々はどうなんでしょうか?
0029名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/26 05:35ID:we8FlWRa今は、ですね。確かに。
かつては泰斗と呼べる人がたくさんいたのに、
今はどうしてこんなにちっちゃくなっちゃったんだろう・・・
0030名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/26 05:50ID:AqkaaEN50031名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/26 21:49ID:8te+wnbi長尾さんは、あの世代にしては珍しく左翼経験なし。
長尾さんの全盛期は、東大法学部は社会党の金城湯池。だから法学部主流派から徹底的に疎まれた。
学問的業績は多くても、駒場退官時、自分の後任に門下生を据えることもできなかったほど学内政治力なし。
0032名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/27 00:08ID:YTjX8GRrなんて読むの?
0033名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/27 00:12ID:5mAETjqs0034名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/27 02:07ID:OzcSMN/yちなみに戦後のダニアホ右翼とは違います。
0035名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/27 03:23ID:a5Zs9/qA今の法哲学会の人々も、西洋思想の解釈・焼き直しばかりだった学会を
変えようとしてたのだけれども、まだまだその途上ってことではないかな。
欧米の学会行っても、レベルの低い劣化コピー屋さんは沢山居るよ。
ただ違うのは、欧米では第一線級の学者のレベルがずば抜けていること。
0036名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/27 04:10ID:bM2Et+mm0037名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/27 05:31ID:OzcSMN/yおまえのせい。
0038名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/27 11:32ID:6kkQVzcM正直に言えば、決して日本の学者のレベルは低くないよ。
ただ欧米の一流どころに敵わないだけ。
緻密な哲学的議論に不可欠な語学力の差も大きいと思う。
0039名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/27 18:28ID:tGIjVO1e0040名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/27 19:24ID:6eDOIXHq実定法+法哲学
という形で、
プロパーってほとんどいなかったんですよね。
英米の法哲学者もそうですよね。
または、哲学プロパーか、ですよね。
0041名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/27 20:15ID:1k/PxVWk血盟団、5・15事件の関係者だか周辺の人らしいね。
0042名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/27 22:31ID:UIODOxXE0043名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/28 07:56ID:w4JZLzzA0044名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/28 11:53ID:6a7PiaiZこの先生の講義レジュメはスゴイ内容だった。
0045名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/28 13:01ID:w4JZLzzAどういう意味で?
0046名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/28 14:18ID:oM7irD4V0047名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/29 23:19ID:VTODFGtr小野清一郎や高柳賢三の学統は絶えたのでしょうか?
0048名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/30 09:37ID:iGd7CFHSつうか足元にも及ばない。
0049名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/30 10:55ID:scZ0RU8l売り出した、それはもう気の遠くなるほど遙か過去の事なので、ここで議論
ふっかけるような知識はもう残っておらん。
でも色んな方に会えたよ。上方の大学だったので晩年の加藤新平先生、引退
直前のころの矢崎光圀先生、八木鉄男先生etc(天野さんとは全然接触がなか
ったな)。田中成明さんも竹下賢さんもまだ若かった。東京から井上茂先生や
長尾龍一先生が来られた時は、一緒に呑み屋に連れていってもらったりした
こともある。
それだけの話なんだけど、加藤先生には本当に学識、人格から来る風圧、今
ふうに言えばオーラとかそないなもんを感じましたな。「最近、古典サンスクリ
ット語の勉強を始めた」とおっしゃっていて、本当に一年後にある程度モノに
されていたらしいのはビックラこいた(そりゃ印度哲学辺りの専門家のレベル
なんかを引き合いに出しちゃいけないようなものだろうけど)。
知的探求という営為への尊敬の念だけは今でも残っていますね。
0050名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/30 14:56ID:JYcGcvLT続きを聞かせて下さいな。
0051名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/30 15:50ID:cE3rUILEいのたつさんのすごさを語ってくださいよ。
一応、わたしもある程度著書は読みましたので、その凄みは理解できるのですが。
0052名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/30 15:53ID:FBJjfj3+ポパー好きって点でも漏れと気が合うな。
005349
04/08/30 19:23ID:S8BFNb7h有名な話みたいですね。あの前後の話を昔語りの折りに断片的に伺ったことがあります。
加藤先生は貧農の生まれで郷村中の支援を受けて就学しておられたのですが、出世して
もらって行く行くの見返りを期待していた村人から大層怒られたとか。その後、三高から
京大哲学科を目指そうとしたら、スポンサーの意向で無理矢理法科に進学させられたとか
・・・「結局(法哲学を専攻したから)文学部行ったのと変わり映えしないなあ」と笑って
おいでしたね。学問上は闘争心剥き出しの方でしたが、生活人・教育者としては温厚で
思いやりの深い先生でした。
関西法理学研究会「地獄の飲酒合宿」で最強の法哲学者は誰か?
とか・・・
まぁ色々、その内、気が向けばお話しましょう。
>51さん
私は学部生時代、院のゼミに出席を許されたりして、これら御大方に接していただきま
した。院進学を考えていましたが、体系立てた読書なんてお無理な激務のマスコミ・ギョ
カイの人になっちゃいました。30代後半になって多少、本を読むような精神的ゆとりを
取り戻しましたが、学問的トレーニングを積んだ訳でもなく、かつて少しは備えていた
前提的な知識も忘失し、もう井上さんについてまともに論評する事なんて出来ないの
ですよ。
でも研究者にならなかったのは、ひとつに彼の仕事の切れ味に、あっさり敗北を感じ
とったからでしょう(これ自体傲岸な言い方ですが)。敢えて無粋な大文字の問題に踏み
込みつつ論理の稠密さを兼ね備えた大秀才だ、と思いましたよ、昔は。
『共生の作法』では、田中成明さんのロールズやハーバーマス解釈、深田三徳さんのドゥ
オーキン解釈への批判がなされていますが、何でも論文執筆の際、批判を行う旨を通知
してきたそうで(電話なのか書面なのかは聞きませんでした)。あれが井上さんの
『決闘の作法』なのかいな。
0054名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/30 21:33ID:5m1Mldy2誰ですか?
005551
04/08/30 21:56ID:bpb43oGx大変興味深い話で、ところどころ笑えるところもあり、読み応えありました。
現在30代の研究者の方々は皆「共生の作法」をお読みになって
とてつもない衝撃を受けたという話はよく聞きます。
一度、そういうお方とお話になっても面白いかとは思いますね。
私は現在院生でこの道の研究者を目指しております。
幸いに(?)私の指導教官の名前は上には出てきませんでしたょ
0056名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/30 22:00ID:yl+ez9rHラートブルフを越える法哲学者が日本にいるか?
0057名無しさん@お腹いっぱい。
04/08/31 18:13ID:MCRqF0U10058名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/01 00:01ID:0Qc5Icdr0059名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/02 05:48ID:eawRs924僕が思うにたぶん法哲学が求められている2つの方向があって
1.現実的にアクチュアルな社会問題に対して今までの学問的蓄積から回答・方向性を与える
2.法哲学の伝統的な問いに新たなアプローチで挑む・もしくは法哲学の問題設定を根本的に変える。
たぶん、イノタツ先生は1.の社会的要求にこたえているという点で、現代にあるべき法哲学者なんだ
ろうと思う。ただ、1.を重視しすぎたために2.を軽視しているきらいがあってそれが法哲学全体に影
響を与えている事態はあんまり好ましくないと思う。(弟子の研究はほとんど1.ばっかりだし、もっと
も例外はあるけれど) 2.の蓄積があってこそ1.が可能だと思うんだけどねえ。
0060名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/02 20:15ID:fyuHT3li0061名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/02 20:37ID:QLQnG/9c0062名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/02 21:12ID:nwYSdMWnそれは、2が出来るのは秀才系ではなく天才系だけど、
例えば日本でそこまでやった人って、いらっしゃる?
0063通りすがり
04/09/02 22:39ID:DQW3iNIH天才じゃなくても、そういうことを目指していいんじゃないかい?
要は、矜持とか、こころざしの問題だろ?
みんながみんな同じようなことをしてるより、いろんな人がいろんな
ことをしてるほうが、外野としても面白いし。
それと「日本人で」とか「日本人は」とかいうの、いい加減、やめたら?
皮肉のつもりかもしれないけど、かえってミジメっぽいよ。
まあ、法学系のみなさんも、先人たちができなかったことを省みて、
せいぜい外国語の論文も書いてください、ってこった。
0064通りすがり
04/09/02 22:41ID:DQW3iNIH天才じゃなくても、そういうことを目指していいんじゃないかい?
要は、矜持とか、こころざしの問題だろ?
みんながみんな同じようなことをしてるより、いろんな人がいろんな
ことをしてるほうが、外野としても面白いし。
それと「日本人で」とか「日本人は」とかいうの、いい加減、やめたら?
皮肉のつもりかもしれないけど、かえってミジメっぽいよ。
まあ、法学系のみなさんも、先人たちができなかったことを省みて、
せいぜい外国語の論文も書いてください、ってこった。
0065通りすがり
04/09/02 22:48ID:DQW3iNIH同じこと、二回も書き込んじゃったよ。_| ̄|○
0066名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/02 23:44ID:/3yMEkoC0067名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/03 00:19ID:OjBsQKbR法哲学ってアメリカ、イギリスが盛んなんでしょ?
日本人が良い事書いても無視されてそうな感じ。
0068名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/03 04:10ID:J5VkQaNF名古屋の人のことでつか?
0069名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/03 04:11ID:VQNZ5+ef0070名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/03 05:47ID:4TkLDecP007159
04/09/03 05:55ID:I7lu5WT5「法哲学の問題設定を根本的に変える」というのは天才の所業かもしれませんが(もちろん
それができなくてもそれを目指すっていうのはありだと思います)「法哲学の伝統的な問い
に新たなアプローチで挑む」というのは別に普通の法哲学者でもできると思います。
例えば碧海純一なんかは「法とは何か」という問題に対し、分析哲学アプローチを導入する
ことで、当時の脚光を浴びたわけですし。
ちなみに名古屋の人は井上弟子の中では割とまともな方だと思っています。最近、国家学会雑
誌に載っている助手論文の井上批判はある程度イノタツ先生の核心をついてると思います(特
に普遍主義批判、同じことを考えていたので思わず頷いてしまった)
いやあ…ある研究会・学会でイノタツ先生の本のどこかで書かれているようなことをそのまま
発表していた弟子がいたので、空いた口が塞がらないまま発表を聞いていたのを今でも思いだ
します。
0072名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/03 06:03ID:xyGBeg2s007359
04/09/03 06:17ID:I7lu5WT5何かよい愛称があれば教えてください。
単に井上先生だと、昔、井上茂先生という人がいたのでその人と混同しやすいのです。
かといってフルネームで書くのはめんどくさいし、何かはばかれるので。
0074名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/03 07:59ID:PbPBsa6O0075名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/03 13:33ID:lI3WSMPO0076名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/03 19:19ID:4TkLDecPいや、そういう意味ではなくて、何故、法哲学というと井上達夫、なのか?
ということです。
もっと、色々あるように思うのですが。
0077名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/03 20:32ID:4SJfYoPp0078名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/04 02:19ID:yFAMOTlZまず第一に東大法学部の教授というのは今でも影響力のあるポストだということ。
他の学問分野はともかく少なくとも法学においては(なんてたって法学部にだけ未だ
に学士助手なんて制度が残っているんだから)。
それで若手の多くが彼に影響を受けて正義論の研究(またそれに附随する実践的なイシュー
、例えば生命倫理やマイノリティー問題など)をやりはじめたものだから、今の法哲学で
正義論研究を進めたパイオニアとして名前が挙げられることが多いんじゃないでしょうか?
あとは、世間に名前が売れている現役の法哲学者なんてほとんどいないので、相対的に名前
を挙げるなら彼ってことになるのかもしれないです。
あとは彼のアクの強いキャラクター(著作や文体もアクが強いですが…)とバイタリティー
、外部の人に彼のウワサをたまに聞くことがありますが
「マイケル・ウォルツアーと議論して井上氏はキレたらしい」
「日本哲学会でたまたま「正義」がテーマだったとき、井上氏が出席してて、ある研究者が
『井上達夫の正義概念は間違っている』と指摘し、口論になった」
と口論・議論になった話ばかり聞きます。(『決闘の作法』の例えは当たらずとも遠からず)
例えば田中成明氏も非常にバランスがとれていて良い先生だと思うんですが、そのバランス
感覚の良さからいまいち井上氏に比べると個性のアピールという点では劣ってしまうのかも
しれません。
0079名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/04 03:23ID:Ikm73tiY俺は普遍主義者だから別に井上さんでいいと思ってるよ。
誰も彼もが、フェミニズムだのアイデンティティだの差異だのアジアだの言ってて、
正直、気味悪くなってくる。
008076
04/09/04 13:37ID:5RwuMgNW丁寧にありがとうございます。
そうですか。
でも、私的には、正義論だと、田中氏が思い浮かぶんですが。。。
あと、エピソードを拝見すると、なんか、平野龍一氏を彷彿とさせますね。
でも、正義論って面白いの?
008176
04/09/04 13:38ID:5RwuMgNW太田勝造氏とか、
正義論なら、人権論という意味で、長谷部氏が居るように思うのですが?
井上氏の正義論って、憲法でやっている人権論(総論)とどう異なるのでしょうか?
0082名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/04 19:20ID:YHxRSvOhまあローエコの中では規範的議論ができる方だよね(商法の皇太子様とかあたりまで来るとただの解釈ツールだし)。
法ミームとかなかなか愉快なネタを提供してくれる、とても面白いキャラです。
長谷部=太田論争とかも笑えたなぁ。長谷部さんの「学際」が如何にお粗末なものかが白日の下に曝け出されたというか。
勝造さんもほっときゃいいのに、あのタイプが積極的に嫌いらしくて延々と攻撃を(以下略)
0083名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/04 19:31ID:rucbK4uv008459=71
04/09/04 23:51ID:cxSXTU4U>俺は普遍主義者だから別に井上さんでいいと思ってるよ。
詳しく書くと長くなるのやや省略して説明します。あくまで個人的意見ですが井上氏の「普遍」概
念は、一般的な社会批評などの文脈で語られるときはとてもその内容が広く豊かになるのですが、
(同様の点は亀本氏も指摘)逆に「普遍の再生」の最終章のように「普遍」概念そのものの批判に
対して擁護しようとなると逆にその内容が狭まってしまうという点で、実は見かけ倒しなのではな
いかという疑念が堪えないのです(そして大屋も指摘するように結構その根拠は弱い)。
008559=71
04/09/05 00:05ID:nsyg/7s7>井上氏の正義論って、憲法でやっている人権論(総論)とどう異なるのでしょうか
法哲学を少しかじっている人には有名な区別ですが、法哲学には一般的に
1.正義論(法価値論)
2.法概念論
3.法学方法論
の3つのジャンルが存在すると言われてまして、1.は「法とはどうあるべきか」を探る
もので、2.「法とは何か」を探るものであり、3.は法学一般の方法論を研究するという
ものです。
ですので「法とはどうあるべきか」を問うものなので、憲法の「人権論」よりももっと
広範な内容を含んでいるものと解釈してよいと思います。極論を言ってしまえば「人権」
概念を使わない正義論の構想というものもやろうと思えばありうるわけです。
008659=71
04/09/05 00:27ID:KmjnA9Y7>でも、正義論って面白いの?
どうでしょう?自分もよくわかりません…(苦笑)
100年ほど前に「(経験的)事実のみが真偽を問うことができ、価値や倫理は真偽を
問うことができない」というウィトゲンシュタインの『論考』を曲解した論理実証主義運動
というのがあって哲学史上にありまして、一時期(といっても50年ほど前)価値や規範的問
題(=正義論(法価値論))は学問的に問うことができないのではないかという空気が法哲
学界にも流れていたように思えます。
で、哲学プロパー一般の間で論理実証主義批判が高まると共に、英米圏の哲学でも道徳の哲学
や倫理的問題に対する研究が飛躍的に向上し(まあ、語るまでもなく有名なのがロールズ「正
義論」ですが)、それと連動・影響を受けて、日本の法哲学界の中で正義論が活発になったと
いう事情があるんだと思います。その点ではたぶん井上氏は時流を掴んでいたのかもしれない
です。
あと井上氏の頭の中には大文字での「正義論」が法哲学者などの専門家の議論だけに留まるも
のではないと考えているのかもしれません。要するに法哲学者が何らかの形で社会を啓蒙した
い・影響を与えたいという気持ちがあるのではないかと。まあ、確かに法概念論や法学方法論
に比べれば一般社会に影響与えなくもないような気がしますが…
008759=71
04/09/05 01:05ID:KmjnA9Y7「正義論」が憲法の人権論よりも広い、と書いてしまいましたが、もちろん両者はお互いに
密接に関わっており、憲法の領域と法哲学の領域が重なる部分ですね。ただ、もうちょっと法
哲学の正義論というと道徳哲学・倫理学や政治哲学の議論と(人権論に比べて)つながっている部分
があるような感じがします。(逆を言えば、法哲学の正義論の議論と倫理学は何ら変わりはなくなっ
てしまう危険性をはらんでいる。詳しくは有斐閣アルマの「法哲学」を参照)もっとも昨今の憲法学
者は長谷部先生を初めとして道徳哲学や政治哲学の本を研究のために読んでいる人が多いみたいです
が…
0088刑法
04/09/05 07:01ID:aGWzcy/7高校野球鳥取県代表
みたいなものだな。
鳥取で「一番」でも、東京、神奈川、大阪あたりに来れば予選3回戦あたりでコールド負けしちゃうようなレベル。
008976=80=81
04/09/05 09:26ID:/vTwT1wE長谷部=太田論争というのは、時報のあれでしょうか?
私は、数学ができないので、読みませんでしたが、長谷部氏の数学
っていうのは怪しいのでしょうか?
あと、正義論についての根本的疑問ですが、
明治維新時のような社会制度・法制度の動乱期ならさておき、
現在のように、人権条項が装備された(もちろん、不完全ではありますが)
日本国憲法下では、正義を実現するには、社会制度・法制度を
通じて行う必要があるわけですから(法制度の範囲内でしか行えないわけですから)
最終的には、憲法の人権論に収斂するように思うのですが(ただ、
人権は対国家なので、私人間の問題を論じるには、司法の一般条項を
媒介する必要があるわけですが。)
(もちろん、新しい人権論のように、人権概念の問い直し、というのは
重要かと思いますが、私的には、伊藤正己先生が、最高裁判事時代を回顧して、
合議の際に、同僚判事に「判例が無ければ、私も貴方の意見に賛成するが、
判例があるから、賛成しない」と言われた、という事が、重要な感じがします。
ただ、その点では、最近、最高裁が過去の判例の見直しを積極的に
行っていることは重要な感じがします)。
009076=80=81
04/09/05 09:29ID:/vTwT1wE正義論というのは、社会制度・法制度を離れての議論は何処まで可能か、
また、論者が、自分の属する社会制度・法制度からどの程度離れている
(相対化している)のか?という事の見極めが重要かと思います。
そういう意味で、上で名前が挙がっているロールズの議論は、
アメリカ憲法とどのような関係にあるのでしょうか?
また、日本の論者は、アメリカ的価値との関係をどのように理解した
上でのロールズ論を交わしているのでしょうか?
009159=71
04/09/05 17:28ID:nsyg/7s7>>90
質問の答えになっているかどうか自信がないのですが、恐らく法哲学全体の学問的
意義として、一つには現行の法制度・社会制度から一旦離れて(相対化して)考察
を加えることによって、新たな法制度構築・法改正やら新たな社会制度の構築の際
の指針、もしくは理論的リソースになることが期待されている、という側面がある
と思います。そういう意味で実際の現行の憲法の人権論の文脈を超えたラディカル
な視点は必要であると思っています。
しかし、その一方で法哲学は、哲学的議論と法学一般との議論との橋渡しをするとい
う役割も持っていて、例えば今盛んに憲法学者の間でも「リベラリズムがどうのこう
の」と議論するようになったのも井上氏の功績が大きいと思うのです。そういう意味
では現行の法制度もある程度見据えなければならない。
個人的には、
憲法の人権論<法哲学の正義論<倫理学・道徳の哲学
という感じでより現行の法制度・社会制度を考慮しない(相対化する)割合が高まって
いるのではないかと感じています。
ただしこのバランス感覚が、すべての法哲学者に当てはまるかというとそうでもなくて
まったく現行の法制度とか無視して議論する人もいれば、現行の法制度がっちりで議論
を進めている人もいるし…。「法哲学者の数だけ法哲学は存在する」というのは法哲学者
の決まり文句だったりします。
009259=71
04/09/05 17:55ID:TZ4qu+qw>アメリカ憲法とどのような関係にあるのでしょうか?
ロールズの議論の時代的背景としてはアメリカの公民権運動や黒人マイノリティー
の権利問題がなど背景としてありますが、ロールズ自身は法哲学者というよりも
政治哲学・道徳哲学者としての側面が強いのであまりロールズ自身がアメリカ憲法に
言及したことは少ないように思います。もしロールズ流のリベラルな正義論とアメリ
カ憲法がどのような関係にあるのかを知りたいときはドゥオーキンの『自由の法』な
どを読むことをお勧めします。
>日本の論者は、アメリカ的価値との関係をどのように理解した
>上でのロールズ論を交わしているのでしょうか
基本的には、アメリカ的価値と日本的価値の違いなどほとんど問題にせずロールズを
議論しているというのが正直なところじゃないでしょうか。
例えば井上氏などはリベラリズムがアメリカだけでなく他の国々に当てはまる普遍的な
価値原理だと主張しており、リベラルな価値原理が日本社会の様々な問題に当てはまる
ということを主張するために『現代の貧困』やら『普遍の再生』やらの啓蒙書を書いて
るわけなんですから。
ただ、ロールズ流のリベラルな正義論が、アメリカ的な価値観に染まっていると非難す
る人もたまにいますね。長尾龍一とか…(『法哲学批判』のあとがきを参照)
0093名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/05 18:11ID:j91OSJdP>また、論者が、自分の属する社会制度・法制度からどの程度離れている
>(相対化している)のか?という事の見極めが重要かと思います。
>そういう意味で、上で名前が挙がっているロールズの議論は、
>アメリカ憲法とどのような関係にあるのでしょうか?
どこまで普遍性をもてるのかってことだろうけど
当然ロールズも文化相対主義やらフェミニズムやら四方八方から叩かれて、いろいろ手を加えてる。
読んでないんだけど"The Law of Peoples"で、西欧のリベラルな国家内部でしか適用できない
という批判に反論しているみたい。
>憲法の人権論<法哲学の正義論<倫理学・道徳の哲学
上の区分ならロールズの議論はまさに「法哲学の正義論」だろうね。
PL以降包括的道徳教説ではなくて正義の政治的構想としてはっきりと
自分の理論を位置づけてるし。
009476=80=81
04/09/05 20:20ID:/vTwT1wEなんか、私が抱いていた疑問が一部解けた感じがします。
ただ、ロールズの議論が普遍的なものであるのなら、ある程度のレベルに達したら
ロールズのオリジナルを読んだ方が早いのでしょうね。
そういう意味では、日本の法哲学の議論というのは、英語が読めない(つまり、
オリジナルが読めない)段階で、議論の枠組み把握のために有用、という
ことに過ぎないのでしょうか?(これは、私が、井上茂氏の著作を読んだときの
感想です。ハート読んだ方が早いな、ってね)。
私は、正義論を論じるには、正義を実現するためのプロセスや制度の理解を
必要とし、制度のあり方に拘束されると思うのです。
例えて言うのなら、行政訴訟による救済を受けるには、「訴えの利益」の理解が
欠かせず、どうしたら、自分達の主張が行政訴訟の枠組みに乗るのか、を考える
るのが重要であって、「訴えの利益は」どうあるべきか、「あるべき」訴えの利益
概念に則れば、自分達の主張は認められてしかるべきだ、と議論しても
(将来的には有用かもしれませんが、当事者にとっては)、良い迷惑だと
思うのです。
そういう意味で、
法哲学が現行制度から距離を置くにしても、
制度の枠組みを理解した上での議論というのは、必要不可欠だと思うのです。
009576=80=81
04/09/05 20:29ID:/vTwT1wE上に述べた意味を前提とすると、
法哲学での正義論というのは、
1 抽象度が極めて高く、現行制度に拘束される度合いがきわめて少ない
2 現行制度を見直すための視点を提示することに意義があるのだから
制度には拘束されない←ただ、この場合でも、現行制度を知った上なのか、
そうでないのかによっては、発言に違いが生じますが
3 現行制度、または、その制度に対する制度、の基礎付けを問題とする
のいずれかに当たるのでしょうね。
私自身は、正義論というのは、分配(配分?)の問題につきる
と思っているので、経済学の知識は必要最低限の要求だと思っています。
で、数学が出来ない(従って、経済学の議論に耐えられない)ので、
正義論からは、足を洗った(というか、疎遠になった)のですが。。。。
何か、こう書いてきて、長尾氏の意見を思い出しました。
法哲学者は、実定法について(全部ではないが)セミプロ程度の
知識を要する、という事を。
あと、ラートブルフが、法哲学の中で、
法哲学の役割の一つとして、
ある目的を選択した場合、その目的がどのような結果をもたらすのか
を明らかにする、という事がある、と書いていますが、
それを行うには、現行制度についての知識が欠かせない、という事も。。。
0096名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/06 00:38ID:SDrVrGkNどうなってんですかねえ。
欧米にはいまだに相対主義を擁護する人たちもいるようですけど、
日本では今学会にいる人たちだと拒絶反応があるような気もしますが。
相対主義との対決なんてのは論理実証主義がもてはやされなくなって
もう消えてしまったのか。
それとも、文化相対主義の形でまた関心が復活しているのか。
どうなんざんしょ。
0097名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/06 01:02ID:v8MUBzQw0098名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/06 01:59ID:zWgAETiI0099刑法
04/09/06 07:02ID:UhH0m7HG法を「論じている」主体の資質に対する疑義に対して、問題認識能力ゼロ。
だからお前らは、「高校野球鳥取県予選」って言われるんだよ。
0100名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/06 09:33ID:spk3dxmY刑ちゃんおうちに帰ろうよ。
てか、もちっと内容のあること書いてごらん。
0101名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/07 01:13ID:5mar4xjN0102名無しさん@お腹いっぱい。
04/09/07 11:18ID:PUeD2sKS■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています