富士通(6702)とニフティは22日、CATV会社向けのブロードバンド(高速大容量)インターネットサービスを国内で初めて開始すると発表した。同日から営業活動を始めた。米国では高速通信が可能なCATV事業者経由のインターネット接続が急速に普及しており、富士通はブロードバンドサービスの導入で、ニフティのネット接続事業「@nifty」の会員増につなげる。

  このサービスの名称は「Cable@nifty」。CATVの1@`000加入者当たり6メガbps回線を敷き、高速で常時接続のネットサービスを提供する。また、すでにネット接続を行っている顧客が、既存プロバイダーと@niftyとのサービスを併用できる仕組みなども導入する。

  両社は、この事業のために100人のサポート要員を投入し全国のCATV会社に売りこんでいく。今後3年間で、CATV会社80社での導入を目指し150万人のネット接続会員の獲得を図る。@niftyの会員は7月末で386万人となっており、国内のネットサービスでは最大。富士通とニフティは、近い将来にこれを1@`000万人に拡大する構想をもっており、CATV向けのブロードバンド・ネットサービスをその大きな手段としていく。

http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/08/22/doc215.htm