こんな話を読んだ事がある。

ある猫を飼っている人が猫専用の出入口を壁に作った際、
奥さんが分かりやすいようにとその扉に猫の顔の絵を描いた。
写実的な絵ではなくて、線だけで描かれたイラストだが、
結構大きめの顔を描いたそうだ。

するとその家の猫はその出入口を決して通ろうとはしなかった。
ためしにその猫の顔のイラストを扉から消してみたら
猫は安心してそこを通るようになったそうだ。

人間の感覚からすれば理解しがたい事だが
猫にとっては「猫のように見えるもの」と
「生きている本物の猫」の区別が無いのだろうか?