強いAI(人工知能)
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2008/08/08(金) 23:52:05ID:jgD0DhyQ0あるいは「無意識的思考(計算)」だと考えている。
例えば人間の赤ん坊はお腹を空かせている時にオッパイをあてがうと
反射的に吸いつくが、おそらく「自分はお腹を空かせている」と言う
認識は無いだろう。ただ言語以前の感覚と反射あるのみだ。
大人になるにつれ、「今、腹が減っている」とか「暑い」と「寒い」
とか「痛い」とか区別して認識できるようになるが赤ん坊にその区別は
無い。行動に区別があるだけ(泣くかオッパイにしゃぶりつくか)だ。
人間の大人の思考も本質的には変わらず、「行動が先、思考(認識)は後」
なのだと思っている。最近の脳内の意思決定と行動開始の微妙なタイミングに
関する研究成果を見るまでも無く、人間の意思決定では実際の行動(開始)が
脳内の意識的な意思決定(あるいは決断の意識化)より一歩先行している。
意識あるいは意識的思考は「既に開始した」行動をモニターし、
今、何をやろうとしているのか忘れてしまわないように、行動の
一貫性を保てるようにするための機構だと考えられる。
つまり「意識」あるいは「意識的思考」は行為に対する後付の理屈に
過ぎなく、本物の思考および意思決定は大部分、意識下で行われていると
考えている。
人はなぜ自分がそういう行為をしたかを後で聞かれると答えに窮したり、
答えがコロコロ変わってしまう事がしばしばあるが、それは当たり前なのだ。
行為の真の動機は必ずしも意識化されないまま、人は行動を始める。
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