>>99
当然、クラスP,NP共に計算可能な問題のみを扱うクラスなので、
使用できるメモリが有限であることは改めて議論するまでも無く自明です。

ここでチューリングマシンのメモリを無限と定義されているのは、
あらゆる有限長の情報を格納できるようにするためです。

私が「メモリを無制限に使っても良いので」と表現したのは
これと同様にあらゆる計算可能関数の実行を実現できるように表現したためです。

私が気になっている問題は、決定問題を繰り返し行う事で解を求める事ができる問題は
決定問題であるか否かということです。
メモリが、無限であるかの如何はここではあまり重要ではありません。

例えばN個の要素{1,3,2,}という入力が与えられたとき、個の中で最大の要素を求める事は
・1は{1,3,2,}の中で最大の値であるか?
・2は{1,3,2,}の中で最大の値であるか?
・3は{1,3,2,}の中で最大の値であるか?
という決定問題と見なす事ができるかもしれない。

ここでyesの物である3をメモリに書き込み
残った{1,2}を同様の決定問題として計算し、2をメモリに書き込む、
また同様に1をメモリに書き込むという処理を行えば、
メモリには「1,2,3」の順に並び格納されることになる。
これは要素のソートに等しいだろう。

つまりこのように、問題の解その物はyes/noで答えているものではないかもしれないが、
問題を解決する過程を全て決定問題にすることができる問題は、
非決定性チューリングマシンで解くことのできる決定問題と見なす事ができるかどうかということです。

おねがいします。