>>67
1番。
ブリッジ本体はIPアドレスを持ちません。MACアドレスは持ちます。
ブリッジの両側は、IPデータグラムから見れば同じセグメント内
であり、ブリッジによってWANとLANを接続するという考えはありえ
ません。IPから見た場合、ブリッジは単に線がつながっているのと
同意です。
デフォルトゲートウェイとしては、おそらくブリッジの向こうに
ある、ルータのIPアドレスを指定することになるでしょう。

2番。
IPルータがWANとLANを接続している場合、ルータには物理的に2つ
のEthernetが接続されていて、それぞれにIPが振られます。
それぞれのIPがグローバルなのかローカルなのかは、その口に接続
されているネットワークが、グローバルIPネットワークなのか、ロー
カルIPネットワークかによるのですが、次の項目でわざわざNAT箱を
ルータと別のものとしているということは、2番で言うルータでは
NATが機能していないと考えるべきでしょう。となれば、通常そのルー
タには、両方ともグローバルIPアドレスが振られるのではないでしょ
うか。ま、つまりLANでもグローバルIPアドレスを利用するわけです。
もちろん、外と中とでセグメントは異なりますが。

3番。
NAT箱は、グローバルIPアドレスと、ローカルIPアドレスを相互変換
し、通常ならば、1グローバルIPアドレスに対して、1ローカルIP
アドレスを対応付けます。ただし、マスカレードと言われる機能が
ある場合、いくつかのローカルIPアドレスを、いくつかのグローバル
IPアドレス(のいろんなポート)へ関連づけます。さらに、ポート
フォワードと呼ばれる機能がある場合、1グローバルIPアドレスの、
特定のポートへの接続を、1ローカルアドレスの、特定のポートへの
接続へ振り替えることができます。

通常、NATルータが*ダイヤルアップやPPPoEなどで*WANに接続される
場合、グローバルIPアドレスは、接続を受け付けたサーバから振られ
ます。これをよしとせず、LAN内のホストにグローバルIPを振る場合は、
専用線で接続を行い、回線サービス業者のルータで、このIP範囲はこの
線を通してこのルータへ割り振る、という、ルーティングの解決を行っ
てもらう必要があります。IPアドレス固定での接続サービスなども、
広い意味で専用線として良いかと思われます。
この場合、NATルータに行う設定はただ一つ。
NATを無効にすることだけです。

IPが一つしか割り振られないパターンはまた別ですが、ややこしいので
また今度。