墨田区の人間はみんな今あるもんじゃ屋の殆どを快く思っていない

特にみんなにチヤホヤされている月島とか浅草にあるもんじゃ屋に対してはある一種の敵意すら感じている


「もんじゃ」とは本来、子供同士だけでも気楽に入れるくらい安いものだった

近所の駄菓子屋や子供好きな婆さんがやっている店が墨田区に沢山あって
値段は60円〜80円くらいが平均、贅沢をしようと卵を入れたビックサイズを
注文しても150円を超える店は無かった

それを月島の連中が値段を釣り上げて、客の回転数上げる為に「もんじゃの
食べ方は土手を作って食べるだよ」と吹聴して浅草の奴等もこれに追随した

本当のもんじゃを知らない連中は浅草や月島で挙って行き、墨田区にあった
昔ながらのもんじゃ屋は全部潰れてしまった

墨田区でも数年前までは4〜5品頼んでも、値段が1200円超えないようないい店あったし、
客も土手を作るような奴は居なかった

本来、もんじゃの食べ方にはルールは無いんだよ
女子連中はおしゃべりを楽しみながらチビチビ焼いて食べているのが多かったし、
器を全部ひっくり返して焼く時は、友達と必ずもんじゃの取り合いになっていた
わざと汁だけ焼いてお煎餅を作ったりもした

安くてそういう雰囲気の店が無くなって淋しい気がする