歴代FE主人公が兄弟だったら 50章
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0001助けて!名無しさん!
2013/12/10(火) 23:52:28.63ID:gHiD2qXb彼らとそれを取り巻くFEキャラ達の生活を描くネタスレです。
前スレ
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1368208873/
保管庫
http://wikiwiki.jp/fe_family/?FrontPage
雑談・議論掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9373/
絵版
http://cat.oekakist.com/FE_heros/
0082助けて!名無しさん!
2014/01/02(木) 10:45:37.01ID:kG6naF3bアーサー「ん、お客さんだ。おっかしーなーうちは皆燃え尽きてるから年始の挨拶は遠慮してもらってるんだけど」
ま、想像は付くけど。
っつーわけで俺は裏口から出てこそっと玄関の前に立つその娘の後ろに回りこんでみたんだね。
フィー「…もぅ…きっと燃え尽きて寝てるのね…お正月くらい同人から離れたっていいのにっ!アーサーの馬鹿!」
なかなかあかない玄関にフィーはご機嫌斜めだったり。
アーサー「新刊落としたからってご機嫌斜めはよくないですよフィーさん」
フィー「うにゃあああああっ!?」
…そんなに驚かなくてもいいのに。
いきなり後ろから囁けば驚くかな。そりゃ。
フィー「ち、違うわよ!…そりゃコピー本しか出せなかったのは悔しいけど…だってアーサーがアシ来てくれないから悪いんだもん!」
アーサー「ごめんちゃい。今年はこっちもいっぱいいっぱいだったんだわ」
フィー「ふーんだ。私よりティニーが大事なんでしょ。このシスコン!」
アーサー「うん、シスコンは否定しないよ。けど私より…って部分は否定させてほしいかな。埋めあわせさせてちょーだい」
フィー「もう、調子いいんだから」
苦笑いするフィーのほっぺにキスすると俺らは手を握って初詣にお出かけするのでした。
0083助けて!名無しさん!
2014/01/02(木) 18:26:41.61ID:fxt2f2v5GJ!
アーサーめボルガノンで爆発しろ
0084助けて!名無しさん!
2014/01/02(木) 21:14:00.87ID:yhEBfOKkともあれgj1
0085助けて!名無しさん!
2014/01/03(金) 13:31:51.10ID:yCgbcWnN鬼ごっこの鬼の一人が明らかにビラク
涙目緑の痛い話を暴露するはずがついでとばかりに暴露されるクレイン
オレルアンの下っ端として出て来るメディウス
たっぷたぷの検尿を持って現れるナバール
0086助けて!名無しさん!
2014/01/03(金) 14:06:40.93ID:h+2DlFMC普通の魔導使いがいないと思う
0087助けて!名無しさん!
2014/01/03(金) 14:07:11.95ID:h+2DlFMC0088助けて!名無しさん!
2014/01/03(金) 23:29:25.45ID:78+GVJV8移動力的な意味で盗賊有利になりそうだ。
0089助けて!名無しさん!
2014/01/04(土) 00:23:39.94ID:ITsiDVzWGJ。くそっリア充爆発し…なんでもない
>>88
グローメル「マレハウト駅伝だと?ふん、このグローメルに勝てる者などおる訳がなかろう。精々悪あがきでも…」
アイク「志村うしろうしろ〜」
つ落石 ぷちっ
落石兵「あーあ、グローメル将軍これで何回目なんですか、マレハウト駅伝は頭上からの落石に注意しつつ走らなきゃ駄目なんすから」
0090助けて!名無しさん!
2014/01/06(月) 11:56:45.70ID:0+UBjcRLシグルド「ああ、初詣だよ初詣」
ヘクトル「発毛出って何だ?育毛剤か?」
ロイ「変換箇所違うがなw」
エフラム「・・・駄目だこいつ、早くなんとかしないと」
シグルド「ふっ・・・今年こそディアドラの瞳に乾杯してみせるぞ・・・」
マルス「(その台詞ここ何年に何回聞いたかな・・・)」
0091助けて!名無しさん!
2014/01/06(月) 23:46:36.49ID:/XjZKIcmエリウッド「…初詣かぁ…それなら僕も毎年しているよ。胃に穴が空きませんように…とか、我が家の壁が安泰でありますように…それからリーフが怪我をしませんように、アルムとセリカがこれ以上KINSHINを図りませんように……それからそれから」
ミカヤ「何よエリウッドったら新年早々暗い話題ばっかじゃない!もうちょっと明るい話題はないの?」
リン「それなら私は…」
マルス「運命の王子様との恋に落ちる、かな?イマイチなんだよなぁ、リン姉さんの夢は乙女ちっく(笑)過ぎて」
リン「…ここんとこ正月太りでちょっと腕がなまってるのよねぇ」
ごきっぼきっ
マルス「アッー!だだだだーっ!ちょいタンマ、今の音はマジヤバいって!!」
エリウッド「……と、いうことで今年も僕達兄弟家のことをよろしくお願いします」
アイク「?…一体誰に言ってるんだ?」
ロイ「うん、えっとね……モニター画面の向こうの皆さん、かな?」
0092助けて!名無しさん!
2014/01/07(火) 20:06:30.80ID:y8kWb+3zサラ「ほら、私の家宗教団体だし。かきいれ時?」
エフラム「仮にも宗教者ならもうちょっと言い回しがあるだろうに」
サラ「いいじゃない細かい事は。兄様だって私の巫女服を見に来たくせに。さすがロリコ…」
エフラム「ああ、よく似合っているぞ」
サラ「…っ!? 不意にそういうこというの…ずるい…向こうで鼻血吹いて倒れてる姉様みたいなリアクション期待してたのにっ」
エフラム「…ターナの奴には後でライブしといてやれよ」
0093助けて!名無しさん!
2014/01/07(火) 20:31:36.57ID:lue4+iQ30094助けて!名無しさん!
2014/01/07(火) 23:04:05.07ID:xtbw5glRサラ「せっかく来たんだし、おみくじでもやっていって。兄様ならタダでいいから」
エフラム「そうか、悪いな。じゃあ…よっと…これは…」
サラ「何が出たの?」
エフラム「いや…なんだこの『幼吉』ってのは。良いのか悪いのか全く分からん」
サラ「あ、それうちのオリジナルおみくじね。大丈夫、当たりだから」
エフラム「『リワープで部屋に来る女の子に親切にすれば槍の技能が伸び、運勢が上昇。大人の女性には気をつけること』…」
サラ「兄様にぴったりね、よかったじゃない」
エフラム「…いや、ピンポイントすぎるだろ」
0095助けて!名無しさん!
2014/01/08(水) 17:00:09.62ID:RML99gvjジャンヌ「カルト臭さはあなたのとこも同類でしょう」
セリカ「なんであんたがここにいる!?」
ジャンヌ「アルム君と初詣するために待ち伏せして張っているだけですが?」
セリカ「えーい帰れ帰れミラ教会は敬虔な信徒のための場所、チャラい気持ちで出入りしないでよ!」
ジャンヌ「おや、ミラ教は初詣の客も追い返す…と。ああ嘆かわしいなんて門戸も心も狭い。ミラも嘆いて…」
セリカ「つまり…興味あり…と?」
ジャンヌ「…え?」
セリカ「よろしいよろしいこれからみっちりしっかりミラ様の尊さと協議。天地創造から現代に至るまでの宇宙観から歴代聖者のエピソードまでしこんであげる」
ジャンヌ「ちょ…薮蛇」
セリカ「遠慮しなくていいのよ。私、あんたの事アルムを惑わす腐れビッチの悪魔の化身と思ってたけど考えてみれば悪を改宗させて善に導くのも宗教者の役目よね」
ジャンヌ「何気に凄いことを言われ…ちょ、ちょっと放してくださいよ!?」
セリカ「いいからいいから。まずは悪に穢れた衣を脱いで清らかなミラの僧衣を着せてあげる。ほら脱げーっ!邪から正に生まれかわれー!」
ジャンヌ「キャーッ!!!???やめてっ剥ぎ取らないで!?」
セリカ「あんた…けっこうつるぺたなのね…」
ジャンヌ「あなただって似たようなものでしょうに!」
アルム「……初詣に来てみたけど二人とも僕に気がついてくれない件。眼ぷ…いや、僕はリーフやクロムッツリやエロイやエロウッドじゃないけどね。ああ甘酒が美味しい」
後でセリカにこんがりおしおきされました。
0096牛乳に相談だ♪
2014/01/08(水) 22:55:36.67ID:XQPYIl0I〜壱〜
アルム「すごい牛乳好きだねぇ」
セリス「強くなるからね♪」
アルム「強く・・・?」
セリカ「(大地母神ミラの教典を読みふけっている)」
アイク「…ぬぅん!」
つ ラグネルの衝撃波
セリカ「キャアアアアア!!」
アルム「おりゃあああああ!!」
アルム「逃げろ!」
アイク「ぬぅん!」
アルム「ぬぅん!このこのこのこの・・・・!!」
リーフ・ロイ「スゴクツヨイヨー」
セリカ「強くて好き・・・//」
アルム「飲まなきゃ!」
マルス「ぎゅーにゅにそうだんだ♪」
〜弐〜
エイリーク「すごい牛乳飲んでるね」
リン「綺麗になんのよ」
エイリーク「綺麗に・・・?」
エリウッド「これ・・・」
エイリーク「私・・・?」
エリウッド「綺麗だ…」
エイリーク「え・・・あ!?ちょ、ちょっと待って・・・モテスギテコワイヨー!!」
つ ラブレターの大津波
リン「姉さんが溺れてる!」
エフラム「エイリークウウウウウウウ!!」
エイリーク「あ・・・兄上!」
エフラム「エイリーク!・・・大丈夫か?」
エイリーク「はい・・・。人工呼吸、して・・・」
エフラム「おk」
エイリーク「飲まなきゃ・・・」
マルス「ぎゅーにゅにそうだんだ♪」
シグルド「KINSHINネタは許さんぞー!!」
終われ。
>>90-95
おお!知らず知らずに良ネタが投下されとる!皆さんGJです!
0097助けて!名無しさん!
2014/01/08(水) 23:23:13.40ID:a05uQIjZ0098助けて!名無しさん!
2014/01/09(木) 00:55:36.90ID:vYlrHt0sターナ「羨ましく……」
リン「無い……?」
ターナ「エイリーク、チョットコッチニ」
リン「ダイジョウブ、ネエサンニモアシワッテモラウダケ」
エイリーク「ふ、二人とも?な、何か目が怖……」
ターナ・リン「そう!お正月明けのダイエットの恐ろしさをな!」(石川〇風グルグルお目々)
ロイ「触っちゃったねえ……見事に……」
リーフ「確かにエイリーク姉さんって貧に」サクッ
マルス「スレンダーな体質な分余計な肉が付きにくいからね、女性からしたら結構妬ましいんじゃないかな?」
クロム「おい、リーフの眉間に刺さったレイピア抜くの手伝え」
0099TMR(of ephraim)
2014/01/09(木) 06:33:21.31ID:d7eTvyt2ヘッドホンをつけながらお気に入りの曲【HOT LIMIT】を聴き、賢者タイムに入る女性がいる………
この曲は去年の赤緑歌合戦でも自ら熱唱した歌でもある……
??? 「YOUSEI!夏が胸を刺激する……!」
冒頭からいきなりテンションを上げて口ずさむ……
??? 「誤魔化しきれない薄着の曲線は確信犯のしなやかなSTYLE〜〜♪」
歌詞と裏はらに貧乳の自分には少々棘にささるが、それでもテンションは高い…
??? 「本物の恋ができ爽快っ〜〜〜♪」
天才と呼ばれる故、歌唱力も中々である…としておこう…
??? 「熱い欲望はトルネイド〜♪ 出すモノ出して素直になりたい〜私とクロム様ならIt’ all light!♪」
その上元々の歌詞を勝手にアレンジして歌っている…
??? 「恋にかまけてお留守になるのも、クロム様的にもオールオケッ〜〜♪」
思いっきり欲望丸出しでも、気にせず歌う…
??? 「一人寝の夜に You can say goodbye! 〜♪」
………
??? 「本物の恋をしま鮮花っ〜〜〜♪」
時に彼女が熱唱している間、隣の部屋から騒音が聞こえて来るのに苦情を言いに来た少女がいた。
ドアを半開きにして中の様子を確かめてみると、見てはいけない光景を見てしまった。
しかし少女は“またか…”と呆れた様子で自分の部屋に戻らず台所に行く。
何度か目撃し慣れた光景ではあるがやるせない…
少女 「こういうこときは…飲まなきゃ・・やってられないわ!!!」
マルス 「ぎゅーにゅにそうだんだ♪」
少女 「ちょっとどこから湧いたの!!!」
………
??? 「そうよ、私は革命を起こすのよ…公式で結婚できないなら革命を起こしたらいいのよ!!」
0100TMR(of ephraim)
2014/01/09(木) 06:34:54.84ID:d7eTvyt2この話は紋章町にある治安維持組織の一つ、イーリス署でのとあるミッションを記したものである。
とある休日の事…
※イーリス署、署長室※
エメリナ 「…困ったわね」
ため息を漏らす彼女の名はエメリナ、このイーリス署の署長を務めている。つまりこの組織のトップである。
彼女は紋章町に数ある署の中で穏健派の立場をとり、融和政策を進めている。
地区別犯罪件数を比較しても特に多いこともなく、今のエメリナ署長の方針を変える必要はない。
しかしながらエメリナ署長の方針を賛同できない別の署のトップもいるのが現実である。
そこにある男が署長室に向かって歩いている。
??? 「失礼します」
エメリナ 「入っていいわよ」
??? 「どうしたん…どうしかされたのですかエメリナ署長、俺…私を呼び出して?」
署長室に入って来た男…名はクロム。FE兄弟家の三男である。
彼は中学生の時にエメリナ署長の言葉を聞き感銘を受け、紋章町の治安を守ろうと志す。
中学卒業後は全寮制である高校―警察養成学校に入り訓練を受けた。
卒業後は辺境の地の署に配置され、このイーリス署に来たのはまだ記憶に新しい。
この転勤の際に兄弟家に戻って来たのが、このスレ当初においてクロムがいなかったことにしておいてほしい。
クロムは幾つか危なっかしい所があるという課題を残しながらも結果を出し、同期の中では順調に出世している。
自分の仕事を誇りに持っているクロムだが、治安を乱しているのは彼の家族が大半であるのが皮肉なことである。
そのことに付け込むように別の署のトップが“方針を変えるか、クビにするべし”とイチャモンをつける。
この要求に対しエメリナ署長は“こちらで対処するが方針変更も、クロムもクビにしない” と答えを返すのだった。
エメリナ 「ええ…ただベルン署から“貴署に勤務している者の家族が更生しない” と苦情が来ているのよ。
この意味が解かるわよね、クロム?」
クロム 「面目仕様もありません、土下座なら何回でもします。
もしかして責任を取らなくてはならないのですか?それでも駄目ならここで切腹します」
エメリナ 「クロム、あなたがそんなに謝ることはありません…しかし由々しき事態には変わりないのは確かです。
早急にこちらで対処しなければならないわ、あなたにも協力してもらいます」
クロム 「はっ尽力でさせて頂きます」
エメリナはクロムへの伝達を終えると通信を入れる
エメリナ 「フィレイン…いますぐ対策本部を設置並び緊急会議を開きます」
フィレイン 『わかりました、すぐに招集をかけます』
エメリナ 「お願いね…」
こうしてクロムの進退を賭けたミッションの幕が上がるのであった…
0101TMR(of ephraim)
2014/01/09(木) 06:36:20.20ID:d7eTvyt2エメリナ 「『前科もち兄弟家の更生対策』を議題とし本会議を行います。
それでは、フィレイン続きをお願いします」
フィレイン 「はっ!まず兄弟家で明確に逮捕経歴のある人物はリーフ、エフラム、リンの三名であります。
そのうちリンについては、現在では再犯を兆しは見せておりません。
次にリーフに関してですが、一時期は要注意人物とされていましたが、
最近ではかなり丸くなったのか我々の努力が実ったのかわかりませんが犯罪回数が激減しております。
よって現在最も迅速な更生が要求されるのはエフラムであると考えられます」
エメリナに代わって会議を進行させている女性、彼女の名はフィレイン。
以前はイリース署の主戦力ともいえる天馬部隊の指揮を執り、最前線で活躍していた。
しかし、ブラザーアーチに射抜かれるという不慮の事故に遭い、落馬し大怪我を負い現場復帰できなくなった。
職務復帰後は署長の補佐として活躍している。
フレデリク 「彼…エフラムの主な罪状はロリコンであるとのことです。
さらに性質が悪いことに自分の行いを正義だと主張しています。
余談ですが異界では世直しのため、政党を創立させているほどの革命者でもあります」
フィレインに続いて発言したこの男はフレデリク。
イリース署の騎兵部隊の隊長兼地上部隊の実質的な指揮を執っている人物である。
バジーリオ 「ははははは、最近の若者は行動力があるな!」
フラヴィア 「粋が良いね…是非ともウチに欲しい人材だよ。ロリコンってところが残念だけどね」
バジーリオ 「まったくだ」
この二人はイーリス地区の傭兵ギルド兼酒場(ドラクエでいうルイーダの酒場)である
“フェリア亭” と呼ばれる店の経営している。
彼らはイーリス署と結託し、警察では介入できない仕事を請負い、事件解決の手助けをしている。
今回の問題は一筋縄では行かないため会議の出席を要請されている。
ギャンレル 「ロリコンとはまさに犯罪者じゃねえか。そんなのさっさとやっちまえばいいんだよ」
言葉づかいが悪いこの男はギャンレル。以前はイーリス地区に拠点に構えるマフィアのボスであった。
しかし摘発により逮捕される。逮捕される前に成した大金である程度減免処置をし、
また裏稼業とのパイプ役になることを条件に解放された経歴を持つ。
この場にいるのはリーフ絡みで招集されていることになっているが、
ま…今回の話には特に関係ないことを予めお伝えしておく。
クロム 「貴様ギャンレル!なぜここにいる…お前は俺が捕まえたはずだ!」
ギャンレル 「そんなん決まってるじゃねえか、ここの署員だからよ」
クロム 「お前みたいな奴が何故…」
ギャンレル 「裏取引ってヤツよ、闇稼業の内通者となって動向を監視しろってさ。
寛大な処置だな…エメリナさんよ。
しっかしな、家族に犯罪者がいるやつがよく警察なんかやってるよな、さっさと止めちまいなよ」
クロム 「何だと!」
エメリナ 「おやめなさいギャンレル、クロムも…今は会議中です」
ギャンレル 「ああ!?仕掛けてきたのは向こうだぜ」
エメリナ 「そこまでにしなさい」
ギャンレル 「チッ」
クロム 「どうしてこんな奴が…」
0102TMR(of ephraim)
2014/01/09(木) 06:38:01.48ID:d7eTvyt2気まずい空気を呼んだリズが流れを変えようする。
リズ 「ねぇねぇ、いったいどうするの?ベルン署が匙を投げたほどなんだよ」
一同 「………」
リズ 「えーっ!?対策ないの!まだ会議10分を経っていないのに!!」
クロム 「そんなことはないさリズ!俺たちにはルフレがいる」
ルフレ 「おいクロム、家庭の問題はお前の問題なんだぞ、わかってるのか?」
彼はルフレ、イーリス署の参謀を担当している。若輩者でありながら鋭い戦術を駆使して評価されている。
だが彼には知ってはいけない黒歴史が存在する。名門グランベル大学軍事学部戦術軍師学科(要は士官学校)に入学、
だが1〜3回までは絆を深めるという口実でキャンパスライフを謳歌していた。
その結果、落第危機に陥り、なんとか卒業はできたものの就職活動に失敗してしまう。
そして住む家を追い出され行き倒れたいたところをクロムに職務質問される。
同時に生じた事件に同行、早期解決に努めた功労からイーリス署に就職する。
優等生とは言えないが、友好的で深めた絆により広い顔を持っている。
クロム 「わかっているさ、俺とて家庭内の問題をここまで持ってきたくなかったんだがな……
それが解決できないのが兄弟家というものだ」
ルフレ 「何達観してんだ…お前の弟のことだろ、弟の躾はちゃんとしろよ」
クロム 「といってもな…下に10人以上いたら無理だ」
バジーリオ 「お前の家そんなに兄弟いるのか…生活大変じゃないのか?」
フラヴィア 「で、どうするんだい…ルフレ。私はあんたの策に乗るけど!」
ルフレ 「いやまだ何も策も出してないですよ、フラヴィアさん」
リズ 「あのー私、考えたよ。
エフラムさんの更生だけど……私は求人を出してみたらいいかなーって思うんだけど」
フレデリク 「なるほどそれはいい考えです!ならこのような感じではいかがでしょうか」
求人募集!!
仕事内容 :家事全般、見張り
資格 :エフラムの年以上の女性、見た目が幼いのは不可
給料 :要相談または完全出来高制
兄弟家に住み込みで働いてもらいます、たくさんの家族に囲まれてとても楽しいところです。
是非お気軽にお電話ください。
フィレイン 「不明瞭な点が多いですね…」
フレデリク 「仕方ありません、こういった事例という物がありませんから…」
リズ 「この書き方だと…同棲ってことだよね。エフラム専用メイド?家政婦?」
クロム (専用メイド……!?)
この話のクロムは王族でない、メイドという言葉はR指定に引っ掛かる想像に繋がってしまう。
それ故に顔が少し緩んでしまっていた。
フレデリク 「ええ、そうなりますね。更生とは一朝一夕で成るものではありません。
ですから、少しでも一緒にいる時間が必要になります。
それに専属であれば24時間常に傍にいてもよいでしょう」
クロム (24時間隣接可能……俺専用?……専用メイド……!?ちょっと欲しいかも…)
フレデリク 「更生してそのまま結婚となったとしても特に問題かと思います」
エメリナ 「しかし、そのような人が果たして来てくれるのでしょうか?」
フレデリク 「そこが問題となりますね…」
0103TMR(of ephraim)
2014/01/09(木) 06:39:03.65ID:d7eTvyt2ギルドの連中にも年上を多いからね。やる気だすんじゃないかな」
フィレイン 「しかし、そのお金はどこから捻出するのですか?
賞金も少なくは無いでしょう…」
フラヴィア 「そうかい、警察は公的な機関だったからね…無暗にお金を使えないんだったか」
リズ 「う〜ん、じゃあどうしたらいいのかな」
ルフレ 「そうだな…」
クロム 「何かいい策を思いついたのか!」」
ルフレ 「さっきフレデリクが更生とは一朝一夕で成るものではないと発言した。
その通りだと思う…で、地道に隣接させて高感度を上げて行くのが無難だな」
バジーリオ 「ん?ルフレにしてはあまり大胆じゃないな」
フラヴィア 「そうだよ、いつものあんたならこっちもビックリするような策出してるのにさ!」
ルフレ 「いえ…これくらいしか思いつかなかったという方が正しいのですが…」
エメリナ 「ではルフレあなたがこの結論に至ったのかを聞かせてください」
ルフレ 「そうですね。エフラムフェチはロリコンであり、その根源はシスコンによる庇護欲と考えらます。
なら彼を更生させるのには根源から直さなくてはなりません。よってフェチを修正する…
いえ、厳密に言うと新たなフェチ、犯罪にならない程度のものに上書きすればいいと考えました」
フィレイン 「犯罪にならない程度というのは具体的に?」
ルフレ 「それは先程の求人の内容の通りです。
“幼女にかまけてなくなくて本物の恋をしま鮮花?”ということです」
クロム 「ルフレ…誰もが考えることだが」
ルフレ 「だからこそやる。単純だがそれが一番だろ…それにお前のためでもある」
クロム 「俺のため……?」
バジーリオ 「まあ、いいんじゃねのか面白そうだしな」
エメリナ 「ルフレ、作戦内容の詳細の立案を任します」
ルフレ 「わかりました、では明後日にでも提示します」
エメリナ 「ええ、お願いね。それでは次にリーフについての対策ですが…」
………
約一時間程度で兄弟家更生の対策会議終了し、各署員が会議室を退室した。
部屋をクロムをルフレが呼び止める。
ルフレ 「クロム、お前に聞きたいことがある…」
クロム 「エフラムのことか?」
ルフレ 「ああそうだ、より細かな情報が欲しいんだ」
クロム 「わかった話そう…と言ってもよく実際わからん」
ルフレ 「わからないってどういうことだ?」
クロム 「言葉の通りだよ、兄弟が多いせいでな…シスコンでロリコンの槍馬鹿程度しか知らん」
ルフレ 「それでよく“絆”とか言っているな…呆れてモノも言えない…
情報がないなら調べればいいさ、それくらいできるだろ」
クロム 「やるしかなさそうだな」
ルフレ 「じゃあ今から家に帰ってエフラムのことについて調べてきてくれないか。
俺はもう一度エフラムの逮捕時の資料を探しくる」
クロム 「了解」
クロムが家に向かう姿を見ながらルフレは呟く…
ルフレ 「さて、どうしたものか…ロリコンの更生…誰を囮に使うかだな。
やはり彼女に任せるのが無難だろうな
というより更生できるのか…あのロリコンを……自信なくなってきたなぁ…」
どうみてもミッションが失敗してクロムがクビという結果が目に見える…
0104TMR(of ephraim)
2014/01/09(木) 06:45:29.60ID:d7eTvyt2休日 朝
その日の朝、エフラムはリオンに会うためグラド大学に向かうことした。
リオン 「よく来たね、エフラム」
エフラム 「すまないな、休日だというに…」
リオン 「構わないよ、僕は研究にどっぷりだからね。
それに平日だと業者の方や学生や講義に時間をとられるから、休日の方が好都合だよ。
最初は勉強が苦手だと言っているエフラムが教えてと言ってくるからびっくりしたね」
エフラム 「俺に学びが無いのは承知しているさ、だからリオンを頼っている」
リオン 「それから結構頻繁に来るようになったね、そのくらい熱心ならうちの大学に入りなよ」
エフラム 「いや、いい。俺は知りたいことだけ学びたいだけで他の事はいい、それに家計の事情もある」
リオン 「僕の推薦で学費免除もするけど、それでもだめかい?」
エフラム 「気持ちは嬉しいが…」
リオン 「残念だな…」
エフラム 「すまんな」
リオン 「わかってるよ」
エフラム 「それでだ…今日教えてほしいことだが……
槍でも何でもそうだが刃の部分にあたる金属について知りたい。
例えば…強さとか固さとかだな…」
リオン 「そうなんだ。それを理解しようとなると、まず最初に使う金属の性質から学ぶ必要があるね」
数十分後………
エフラム 「性質だけでもこれほどあるのか…実に奥が深いものだな」
リオン 「それでだけど、鉄は熱処理の仕方でも材質が大きく変化するんだ。
エフラムが知りたいのはここだと思う」
エフラム 「じゃあ、今までの説明は無くてもよかったということか?」
リオン 「そうじゃないよ、基礎を固めだよ。武術でもそうだろ、基本があっての奥義だし」
エフラム 「そうだな、基礎は大切だな…」
さらに数十分後………
エフラム 「ふむふむ、なるほどそういうことか。勉強になった。」
リオン 「まあ、そういうことだね。わかってくれてうれしいよ」
エフラム 「じゃあ、今からその理論を実践しにいくか」
リオン 「でもこれはあくまで理論ということを覚えといてほしい、
職人の経験と勘のほうが重要だしね」
エフラム 「わかってるさ、物事を科学的に理解することも大切だと思っている」
リオン 「その考えを持っているならますます大学で勉強するべきだと僕は思うね。
エイリークもその方が喜ぶと思うし」
エフラム 「大学に進学するとなると、エイリークにスパルタで指導されそうだな…
ところでリオン、どんな研究をしてるんだ?」
0105TMR(of ephraim)
2014/01/09(木) 06:55:20.64ID:d7eTvyt2エフラム 「エーギル?なんだそれは?リオンのことだ、新しいエネルギーか?」
リオン 「さすがエフラム、察しがいいね。普段は脳筋なのに勘が鋭いんだね」
エフラム 「脳…筋…まあ勉強が苦手なのは認めるがな。それでなんなんだ、その『エーギル』というのは?」
リオン 「『エーギル』というのはエネルギーの一種なんだ。
でもこれは新しいエネルギーというより生き物が持っている特有のものなんだ」
エフラム 「生き物が…持っている?」
リオン 「まあ、大雑把にいうと生体エネルギーみたいなものさ、オーラといったほうが分かり易いかな。
とにかく熱とか魔法とかでもなく、ほんとに目には見えないんものなんだ」
エフラム 「しかしそんなものよく見つけ出したな」
リオン 「違うよ、過去の文献から探し出してきたんだ」
エフラム 「過去の…というと以前から存在がわかっていたということか…?」
リオン 「そう、さらに驚くべくことは数百年前から水面下で研究されていたんだ。
この研究は非人道的だから公に発表されなかったんだ…」
エフラム 「確かに生命を弄ぶことになるからな……摘発されたら終わりだ。
リオン、もう少しそのことについて聞かせてくれないか?」
リオン 「いいよ。エーギルは生き物が持っている特有のエネルギーというのはさっき言ったよね」
エフラム 「ああ、エネルギーの一種だとな…」
リオン 「エーギルというは目には見えないけど各生物自体で生成させている。
その生成量、保有量にも人によって個人差があって単純に寿命に比例するんだ。
エフラム 「生成量は分かるが保有量ってなんだ?」
リオン 「簡単に言ったら器…燃料タンクのことかな。
例をあげてみるとこんな感じになる。
ベオク < 印付き < ラグズ < マムクート <<< ミカヤ
102 〜103 103 (平均) 103〜104 106〜108(推定)
エフラム 「これだけ見てもミカヤ姉上は人類を超越していることがわかるな。どうしてだ?」
リオン 「生成に関しては謎だけど保有はユンヌがエーギルの予備タンクになってると考えられる」
エフラム 「神ならできそうだな……」
リオン 「エーギルは色々なエネルギー変換が可能でさ、例えば魔力とか呪いとかね。
ダークマージの呪いは生贄のエーギルをエネルギーに転換させ各呪術に応用させているし、
鍛冶場の馬鹿力という言葉あるよね、実はエーギルつまり命を削って本来より高い能力を出すんだ」
エフラム 「待てよ、エーギルは意図的に使えるということか?」
リオン 「そう、存在を知っていればね。スパ○ボでいうと精神コマンドぐらいな感覚だよ。
火力を上げようとしたら『熱血』とか『魂』って感じで使うんだ。
ラグズはエーギルを使って化身しているんじゃないかってデインのイズカ博士が論文を出していたし」、
エフラム 「つまりラグズの化身は“やってやるせ!”みたいな感じか?」
リオン 「まあそんな感じ。余談だけど、もしミカヤさんが最大保有量のエーギルの10%を魔力に転換すると
紋章町は火の海に包まれるね。そして20%だと紋章町中を敵に回しても勝てるんじゃないかな」
エフラム 「リオン、それは本気で言ってるのか…俺の姉上は最終兵器彼女なのか?」
リオン 「シミュレート上ではね。でもそれは実際ないね、あの人は老化抑制に回してると考えられるから」
エフラム 「老化…抑制ってどういうことだ?確かにミカヤ姉上は容姿が全く変わらないが…
それとエーギルとどう関係があるんだ?」
リオン 「エーギルは細胞の活性化や老化抑制の作用をしているんじゃないかって報告があるんだ。
まだこれらの報告には確かな実証とかないんだけどその仮説が正しければエーギルの保有量、生成量
が多いラグズがベオクより長寿で身体能力も高いって納得できるんじゃない」
0106TMR(of ephraim)
2014/01/09(木) 06:59:33.89ID:d7eTvyt2リオン 「それは細胞の活性化や老化抑制の仮説の部分だけど、エーギルがなくなると細胞が死ぬってことに
なるね、ミイラになって最終的には灰になっちゃうんだ。モルフ、亡霊戦士、屍兵とかはエーギルで
生成されたものだからミイラになる前に灰になるからね。大事な事を言うの忘れてた!
紋章町では死んでも生き返られるということが多いね、まあほとんどはネタだけど」
エフラム 「バルキリーやオームで可能だな」
リオン 「だとしても生き返られるって普通おかしいよね。それを可能にしているのがエーギルの存在なんだ。
肉体的にも死んでしまっても生き返られるのはエーギルが残留思念として残っているんだ」
エフラム 「残留…思念…?じゃあつまりエーギルというのは魂なのか」
リオン 「文科的に言ってしまえばそうだよ。しかし科学的に言うとエネルギ−でもある。
さっきの話に戻そう、バルキリーで生き返らせるっていったけど老衰の場合は生き返らせないんだ。
生き返らせるのにはある一定量が必要がある。肉体が死んでいてもエーギル自体は増大している。
しかし、その増加量は年をとるごとに減っていく」
エフラム 「それは老化による細胞劣化や老化抑制のために大部分のエーギルを回す。そのためエーギルの
保有量が一定量より減少し、死んでも生き返らせることができないか」
リオン 「あと目安だけど生命体が持つ最大保有量のエーギルが??%以下になると意識を失う、
まあこれは細胞が破壊され体に酸素が回らなくなったと考えられる。
そして??%以下になるとエーギルが塊を維持できなくなり拡散する。
拡散するともう二度とは戻らない。エーギルというのは増やすことができるけど再構築できないんだ」
エフラム 「では分け与えることはできないのか?」
リオン 「できないことはないけど、エーギルは魂でもあるって言ったよね、つまり記憶があるんだ。
エーギルを分けちゃうと多重人格になったり、性格が変わったり、輸魂したほうが強すぎれば
食いつぶされる恐れもある魔王みたいに、それはしたくないな」
エフラム 「生命は救えることは可能ということか…」
エフラム 「そうか、リオンは最終的にどうしたいんだ?」
リオン 「僕はこのエーギルを人の役に立てたいんだ」
エフラム 「だが、人命を助けるとしても分け与えるのは問題があるな」
リオン 「わかってるよ…それで今やってる研究はエーギルの共鳴だよ」
エフラム 「共鳴?」
リオン 「そう共鳴…Resonance。繋いだ魂の火が胸を射すなら、言葉よりもっと強い響きが今聞こえるかってね」
エフラム 「なんだその意味は?」
リオン 「いや、とある歌の歌詞だよ。つまりエーギルを感応させて増大させるってことだよ。
これならもともとあるものを増やすだけだから、少なくても性格破綻という問題は解決できる。
だけど、共鳴ということはピンポイントでしか起こらないんだ…
針に糸を通すのよりも難しいけど、エフラムのシスコンが直るよりは簡単だけどね」
エフラム 「それは俺がシスコンが重症だということか…?」
リオン 「そうだよ、じゃあ僕がこの研究の成果を出せたら、エイリークと交際してもいいかな?」
エフラム 「エイリークと交際?く…しかしあいつにはまだ早い…」
リオン 「ほらね、だから重症だって言ってるんだよ…」
エフラム 「うぅ……わかった…その時は交際を認めよう……」
リオン 「本当に?」
エフラム 「お…男の誓に訂正はない!!」
リオン 「今の言葉忘れないでね…」
エフラム 「ああ……」
リオン 「おっとこんな時間か…昼前だけど午後からどうするの?」
エフラム 「さっき教えてもらったことを参考に刃を打ってみるさ…」
親友とした約束それは仕組まれた二重拘束であった。
エフラムのシスコンが直れば口を挟むことがなくなる、研究の結果がでたら交際を認められる。
そんなことに気づかずエフラムはリオンの研究室を出て一度家に帰ることにした…
つづく…
エフラムとリオンのやり取りはエーギルについて考察を書きたかった。
中身が矛盾していたらすみません。
0107助けて!名無しさん!
2014/01/09(木) 07:31:05.35ID:hPu8yO5h前科もちじゃないだけかもしれないけど
0108助けて!名無しさん!
2014/01/09(木) 10:18:02.55ID:0Jg8XlUO0109助けて!名無しさん!
2014/01/10(金) 20:46:37.46ID:EFm+tfPx0110助けて!名無しさん!
2014/01/11(土) 00:39:32.08ID:wFcNiJ6u申し訳ないが便乗を…
エリンシア「な、な、何を言いますのロイちゃん!溢れ出る汗の匂いと逞しい腕のKINNIKUと割れた腹筋を見たら飛び付きたくなるのが女の本能でしてよ!みんな、そうですわよね!?」
リン「えー。ムサい男、私苦手だけどなぁ…」
セリカ「あたしも〜」
エイリーク「それは…あの…、セクハラ、というものなのでは…?」
エリンシア「まぁ!?KINNIKUの魅力が分からないだなんて人生損してますわよあなたたち!」
ミカヤ「…オバンシア本気で自重」
0111助けて!名無しさん!
2014/01/11(土) 18:28:52.13ID:Oz41+c0Qデジェル「まともに出すのはつつしみが足りないわ。KINNIKUを鎧の内に秘めるから内側を妄想してハァハァできるのよ。あの鉄臭さを嗅いでると頭が沸騰しそうになるわね」
0112助けて!名無しさん!
2014/01/12(日) 00:11:03.45ID:Nc6Ux3Lr0113助けて!名無しさん!
2014/01/12(日) 00:53:14.21ID:4txqGUqU0114助けて!名無しさん!
2014/01/13(月) 01:38:50.80ID:6S0bRGnc0115振り袖に賭けた情熱
2014/01/14(火) 01:22:39.69ID:qevlHVPv今日は成人の日。
それは、新成人を迎えた若人を祝福する日である。
御存知、兄弟家の学生たち(特に女性陣)も、紋章街各地の新成人たちの美しい振り袖や晴れ姿が報道されるテレビ中継にうっとりしながら、いずれ訪れるであろう自身の成人式の日に夢を馳せていた。
リン「いいな〜、みんな…綺麗だわ…」
セリカ「…私も早く振り袖着た〜い」
エイリーク「(ビキニみたいに胸が目立たないもの、私の成人式には思い切りキメた振り袖にするわ!)」
リン「あ、イリア地区の中継よ…。!…エリウッド、みてみてフィオーラさんよ!水色と白の振り袖、すっごく似合ってる!」
エリウッド「え、どれどれ…。フィオーラ、綺麗だ…。やっぱり彼女には儚いイメージの色が似合うな…」
リン「もう、エリウッドったらデレデレなんだから!……ね、ちなみに私にはどんな色の振り袖が似合うと思う?(ぽっ)」
エリウッド「…ぇ…そ、そうだなぁ。リンディスは活発で元気がいいから…」
マルス「そうですね、リン姉さんは実年齢の数倍は大人びて(ここ強調)見えますので木賊色や臙脂色みたいな落ち着いた色の着物を着てみては…」
リン「あ・ん・たには聞いてないんだけど!!」
つ勇者の剣 四回攻撃
マルス「ひでぶ…」
セリス「うわぁ…」
ロイ「(ミンチよりひでぇや)」
セリカ「ねぇアルム、私にはどんな振り袖が似合うと思う♪(絶対シルクやジャンヌなんかより可愛くキメてやるんだかんね!)」
アルム「…やだなぁセリカは何着ても可愛いさ♪」
セリカ「本気で言ってるの…?じゃあさ、シルクやジャンヌに絶対色目なんか使わないって約束出来るよね?」
アルム「…!」
セリカ「ミラ教の十の教えにあるの…。約束を守る者には地獄の業火での裁きを…ってね」
アルム「(セリカ…怖い…)」
ロイ「(半笑いってのがまた…)」
ヘクトル「なぁ、いい加減チャンネル変えていいか?10時から時代劇『七三分けの七人』が始まるんだが…」
エフラム「何言ってんだ、『いない、いない、ばぁつ!』だろ!」
0116振り袖に賭けた情熱
2014/01/14(火) 01:24:41.78ID:qevlHVPvエフラム「ミルラたちがスタジオに招かれたそうだ、ちゃんと見てやらないと」
リン「二人共何勝手に話進めてるのよ!特集が終わるまで絶対番組変えないでよね!」
ヘクトル「けっ、なんだよ。別に今すぐ決めろっつーんじゃねぇだろ。んなもんはあと2、3年掛けてゆっくり決めりゃーいいだろが」
リン「何よ〜フロリーナとリリーナちゃんの振り袖姿誰より楽しみにしてるくせに〜!」
ヘクトル「ぶっ!それとこれとは別だろうが!」
ロイ「リリーナの……?(ピクッ)ふふ、ふ、ふふふふふ……」
セリス「…ロイから凄まじい殺気を感じるんだけど」
エフラム「……エイリーク」
エイリーク「は、はい。何でしょうか兄上(もしや兄上も私の成人式について考えていて下さるのでしょうか…//)」
エフラム「お前も年齢的にはあと数年で二十歳だが、まだ色を挙げるには至らんだろう。色気のない身体つきとその胸の大きさではとても大人の仲間入りだとは…」
アニウエーボガドガアッーヒトデナシー!
ダカラチャンネルヲカセトイッテ…ナニヲスルー!
ピザハシスベキ!アルムノヤリチンウワキモノー!
マミーチャンハカンケイナイヨーイガイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ(以下ループ)
セネリオ「ひどい有り様です」
(〜その日の夕方〜)
偶然紋章デパートに来ていた所で鉢合わせし、買い物も済んだので姉弟揃って兄弟家への帰路を急ぐ年長組。
エリンシア「それにしてもデパートのゲームセンター内のプリクラに並んでた女の子達、綺麗でしたわ〜。私達の頃はまだ普通のカメラで取るのと大差なかったもの、今時の子が羨ましいわ〜」
シグルド「私の成人式というと…もう約十年も前か。ふぅ、社会人ともなると月日が経つのはあっという間だな」
アイク「成人式か。よくは覚えてないが宴の席で竜肉を皆で頬張ったあの日が懐かしいな」
クロム「ちょ兄さん、普通久しぶりに会った友人との思い出話とか、そういうのが記憶に残らないか?」
0117振り袖に賭けた情熱
2014/01/14(火) 01:28:24.96ID:qevlHVPvクロム「まぁそれもそうか…」
ミカヤ「…さぁて家の妹たちの成人式も最高に仕立ててみせるわ!」
クロム「……姉さんは何を意気込んでいるんだ?」
アイク「さぁ?女心は分からん」
「ただいま〜」
シグルド「おぉお前たち、皆集まっていたのか…って!うおおおぉっ!先々月に、給料叩いて買った薄型HDTVは……」
ロイ「……故障品扱いってレベルじゃないよね」
マルス「スクラップだよ、どれもこれもリン姉さんがいででいでっ」
エリウッド「僕というものがついていながらついていながら……!あぁ、エリンシア姉さん!懐かしいあの日のように僕の尻をアミーテと慈悲でフルコンボしてくれぇえ!」
エリンシア「言われなくとも!
ぶっ 飛 ば し て や り ま す わ !!」
エリウッド「血治ちょ地蝶さいこおぉぉおお!もっと殴って、ぶっ飛ばしてお姉さまあ゛ぁぁ!ハァハァ」
リーフ「ぶ、ぶばばぁぁぁあ!!なんだか僕も超さいこおぉぉおお」
マルス「(うわぁ…襟木実はドMかよ…wこれはとても人様には言えないねwww)」
ロイ「ていうかリーフ兄さん何便乗して尻出してんのさ!」
エリンシア「あなたたち、そこにお尻出してお並び!!1人ずつケツをしばいてやりますわ!」
シグルド「私の安月給を叩いて買ったHDTV……」
クロム「おい、シグルド兄さん生きてるか?……おかしい、ストーン食らったかのようにピクリとも動かんぞ」
アイク「なぁ、それは後の事にしといて、とりあえず飯の支度をしないか?」
0118助けて!名無しさん!
2014/01/14(火) 23:13:36.85ID:EOEV3VbGttp://wikiwiki.jp/fe-brothers/?%C8%D6%B9%E6%BD%E7
勝手ながら20スレまでだけど代理まとめサイトを立ち上げてみました。
本家保管庫様が復帰次第閉する鎖予定です。
なお21スレ目以降のネタに関しては今しばらくお待ち下さい。
0119助けて!名無しさん!
2014/01/14(火) 23:17:51.08ID:EOEV3VbG×閉する鎖
○閉鎖する です。
トップページのリンクも間違ってました。ただしくはこちらです。
ttp://wikiwiki.jp/fe-brothers/
0120助けて!名無しさん!
2014/01/14(火) 23:58:03.77ID:NbVGscrY乙です
とりあえずちょい質問があるのでこっちに書いてみますー
これ関連のお話はここでいいかなと
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9373/1182170056/
0121助けて!名無しさん!
2014/01/15(水) 22:44:42.76ID:MSdJ0jyuしかしこう見ると懐かしいキャラあちらこちらに見られるな。
兄弟家の愛犬オルグさんのネタとか…やってみたいけど上手く書く自信がないな
0122助けて!名無しさん!
2014/01/16(木) 00:59:44.96ID:PcZf+7Wg乙です。過去スレが見られて助かります。
>>115-117 gjです!
振り袖いいですね。兄弟家で着付けができそうなのは ミカヤ、エリンシア、エイリーク、リーフかと
エリウッドがドМだとは…
では続いてネタを投稿、その前に…
今回の投稿の要約
??? 「今回の要約を説明させて頂きます」
・エリウッドが絶望した
・リンが人をやめた
・クロムがラッキースケベをした
??? 「気になる内容は?その後のお楽しみで…
クロム様のラッキースケベの相手は私…であって欲しい!!」
0123TMR(of ephraim)
2014/01/16(木) 01:00:52.05ID:PcZf+7Wgとある休日の午前、クロムは休日出勤、エフラムはリオンの所に出かけていた。
※兄弟家 居間※
エリウッド 「絶望した!! 家計簿が真っ赤に燃えている事に 絶望した!!」
居間でエリウッドは家計簿をつけていた。そして家計簿の状況を眺め、絶望していた…いや絶望先生の真似をしていた。
壊れて“蝶サイコーッ!”と叫ぶのはよくあることだが、今日は何故か“絶望した!”と絶叫してしまった。
その絶叫に驚いたリンが様子を確かめに来る。
リン 「なに叫んでいるのよエリウッド、びっくりするじゃない?」
エリウッド 「見よ!!ウチの家計簿は赤く燃えているぅ!!!」
家計簿をリンの顔の前に付きつけその数字をこれでもかというほどに見せつける。
リン 「これはなんとも……見事な赤ねぇ」
エリウッド 「それだけ?他には何にも思わないのかい?赤だよ!燃え上がる赤だよ!血の色だよ!!ゴホッゴホッ」
案の定、興奮して壊れるエリウッド、もともと体の強くないのがたたって吐血をしてしまう。
リン 「ちょっとエリウッド、大丈夫!?こんなところで血を吐かないでよ…掃除するの大変なんだから。
エリンシア姉さん、タオルタオル!!」
エリンシア 「またエリウッドちゃんが……リンちゃん、体が弱いのわかっているんだから刺激しちゃダメでしょ…」
リン 「これはエリウッドが自分で勝手になっちゃったことだから!」
エリンシア 「言い訳は聞きません!罰としてエリウッドちゃんを部屋まで連れてって行くこと!」
リン 「わかったわよ…」
どこか腑に落ちないリンだが、姉の命令を従いエリウッドを担いで運ぼうとする。
体重を気にする年頃のリンにとってエリウッドの軽さに驚きを隠せなかった。
リン (よいしょっと!…エリウッド…軽すぎない?私でも余裕だわ…もしかしてロイと同じくらい?)
………
クロム 「ただいま〜」
エリンシア 「おかえりクロムちゃん、休日なのに御苦労様」
クロムはエフラムの情報を集めるため家に帰宅、リンと入れ替わりに居間にやって来る。
クロム 「ああ、エリンシア姉さん。休日出勤だけど早上がりだったんだ。
それより、エフラムは家にいるのか?」
エリンシア 「エフラムちゃん?うーんと…たしか出かけてるはずだったけど」
クロム 「そうか…ありがとう、姉さん」
エリンシア 「ねえ、まだ早いけどお昼ご飯はどう?」
クロム 「ごめん姉さん、もうちょっと後で食べるよ、野暮用があるんだ…それじゃ」
エリンシア 「?」
居間を出て階段に向かう途中で首をかしげながら独り言をつぶやく。
クロム (さてどうしたものか?直接話をしたかったが…いないのか…
時間も限られていることだし少々気が引けるが勝手に部屋に入らせてもらうか…)
階段を上がり、二階にあるエフラムの部屋の前までやってくる。
クロムは扉を開けた、しかし扉は鍵がかかっている。ガチャガチャと強引にドアのぶを回しても無理だった。
クロム 「なんだこの部屋…鍵がかかっている。あいつ意外に几帳面だな!」
??? 「どうかされましたか兄上」
クロム 「うわっと、なんだ…エイリークか…」
エイリーク 「どうしたのですか…そんなに驚いた反応をされて…
もしかしてエフラム兄上に用があるのですか?」
クロム 「ああ…まあな、ちょっとな」
エイリーク 「何か理由がありそうですね。私で良ければ話を聞きますが」
クロム 「いや、大丈夫だ。気にするな」
エイリーク 「クロム兄上は隠し事とかできないタイプですからね、わかります。私もそうですし…」
クロム 「俺はそういう風にみられていたのか…
(エイリークならエフラムのことを一番知っていそうだ。時間も惜しいしな…)
じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうか」
エイリーク 「わかりました…立ち話もなんですので場所を私の部屋に移しましょう」
0124TMR(of ephraim)
2014/01/16(木) 01:02:18.31ID:PcZf+7Wg『エリウッドの部屋は、一言で言うなら病室だった。病院のベッドに、脇に点滴。ベッドサイドには花瓶に花。
窓には白いカーテンが風にたなびいている』←過去ネタより★1
リンはエリウッドを部屋まで送りベッドに寝かせ、その横で椅子に腰かける。
その時にはエリウッドの興奮状態も治まっており、いつもの常識者に戻っていた。
リン 「本当に大丈夫…?」
エリウッド 「ごめんねリンディス、あんなことで取り乱してしまって」
布団からブルブルと震えながら手を出しエリウッドはリンの手に触れようとする。
それを感じとったリンはその手を両手でギュッと握りしめ、エリウッドは真顔で問いかける…
エリウッド 「リンディス…君に頼みがあるんだ…」
リン 「何、エリウッド?急にそんな真剣な顔をして…こんなんじゃ今生の別れみたいじゃない…」
エリウッド 「大袈裟だな…でも本当に君にだけにしか言えないから言うんだ…」
リン 「私にしかできない?もしかして…キスして欲しいの?」
エリウッド 「違うよ、もっと大事なことだよ…」
リン 「もしかしてピンクな雰囲気なこと?自主規制とかなの?」
エリウッド 「それも違うさ…もっと…もっと…大事なことだよ……」
リン 「待って、それ以上は…結婚!?ダメよ //// 私達兄妹なんだから…シグルド兄さんが許さないわ…
で、でもエリウッドがどうしてもっていうのなら /////// …私は…私は…」
エリウッド 「…………」
リン 「どうしたのよ、急に黙りこんで…?」
エリウッド 「絶望した!! 一人で勝手に期待している妹に 絶望した!!!」
リン 「また絶望しないでよ!まったく二回目は面白くないし、それにそのネタくどいのよ!」
エリウッド 「でも何故か絶望せずにはいられなかったんだ………」
エリウッドの脳内はこんなことを考えていた…
『絶望先生の本名は糸色望…横書きではくっ付けて書いてはいけない暗黙のルール。
確か絶望先生には妹がいたはず…糸色倫…リン?…妹…リン?…糸色…リン…?
欲求不満の妹…リン?…欲求不満の妹…リンディス?…絶倫の妹…リンディス!!!
それに絶望先生の旧友の中の人はクロム兄さん、これは関係ないか…。
そうかそうだったんだ…どうして僕は“蝶サイコー”じゃなくて“絶望した”と叫んでいたのか…』
リン 「エリウッド、ねぇエリウッドったら…しっかりして!」
エリウッド 「糸色倫…」
リン 「え…どうしたの…今ぼそっと何か言った?」
エリウッド 「糸色倫…」
リン 「イトシキリン……愛しき…リン…?やっぱり…エリウッドは私のことが…」
エリウッド 「また勘違いしてる、はっきり言うよ…僕はねリンディスが絶倫(リン)って言いたいんだよ。
その治まることの知らない欲求不満のことと掛け合わせているんだ、わかったかい?」
リン 「ぜ、ぜ、ぜっ、絶リーーーーーン(倫)!!!????」
エリウッド 「そう、絶倫」
リン 「…そう、エリウッドだけは私の味方だと思っていたのに…
もうこの家には誰も私に気にかけてくれる人がいないんだ。
なんか…もっと血がみたくなっちゃな…どこか刀落ちてないかなぁぁ?」
マルス 「リンお姉様、これをお使いに下さい…」
どこからともなく現れたマルス、その懐にはがマーニカティを抱えており、リンを差し出す。
リン 「ありがとう、マルス。気がきくわね…さすが私の弟ね…」
マルス 「ありがたきお言葉…さあ不埒なエロウッドに父なる空の怒りをお与え下さいませ……」
リン 「わかってるわ」
エリウッド 「ま、待ってくれリンディス。僕は病人だよ、そんなことは人道的に間違ってる…
リーフ的に言えば“このヒトデナシー”だよ」
リン 「そうね、でも私が絶倫って言ったのはエリウッドよね…
絶倫…『倫』って人として守るべきみち。それを絶つって意味じゃない?」
エリウッド 「ちがう、もともとはそんな意味じゃなーーーーい★2」
リン 「覚悟はいい?」
エリウッド 「」
★1 【春の大掃除一〜三日目】第9章 254〜
★2 絶倫…「倫」は「たぐい」の意味。人並外れて優れていること。抜群。
0125TMR(of ephraim)
2014/01/16(木) 01:03:07.10ID:PcZf+7Wg※エイリークの部屋※
兄弟家随一の気品をもつ彼女の部屋を過去ネタそのまま引用して表現すればこんな感じである。
『エイリークの部屋は、塵ひとつなかった
部屋は凝ったアンティーク類や可愛らしい置物、綺麗な鉢植えなどが趣味良く並べられている
愛用のバイオリンもディスプレイかの用に置かれている』
クロム (たしか姉さんたちはエイリークの段ボールの中身は知ってはいけないと言ってたな…)
来客であるクロムをもてなすため、エイリークが紅茶を淹れる。
その間ティーセットを見てクロムは原作一応王子という貫禄を披露する。
クロム 「このティーセットはヴァルム地区のロザンヌ産だな…
豊穣の土地と言われ、きめ細かや良質の土を造られたモノだ。
だからこそ敢て派手な装飾していない。土台の良さを感じさせている。
色は純白ではなく乳白色で丸みというか温かみがあっていい…」
エイリーク 「私もそう思います。いい仕事していますね…」
紅茶を淹れ終わり、ティーカップクロムに差し出す。
エイリーク 「どうぞ、クロム兄上…」
まずティーかプに注がれた紅茶を見て、その香りを嗅ぎ、一口飲む
クロム 「この紅茶は…ポカラの里で摘まれた茶葉だな
色も標高の高い所特有で薄い琥珀色をしている」。
エイリーク 「先程のティーセットといいよく御存じですね兄上、紅茶に興味があられたのですか?」
クロム 「いや、そんなんじゃないさ。ただ署の中にセレブなヤツ(←マリアベル)がいてな、
“署内でもティータイムが必要ですわ”と言いだしたんだ。
エメリナ署長も仕事に支障がない程度なら構わないって許可してしまったんだ…」
エイリーク 「素敵ではありませんか」
クロム 「そこまでは良かったんだがなぁ…実際は紅茶についての講習会だ。
最初は紅茶の歴史から始まり種類、淹れ方ついでに器についてを教えられた。
やっと紅茶を飲めると思ったらまず香りでその種類を当てなくちゃならなくてさ…
間違ったら“これぐらいもわからないのですか?なんと野蛮な!!”とブッ飛ばされた…
“あんたのほうがよっぽど野蛮だよ…”と感じずにはいられなかったな…
それに間違った後はフレデリクにみっちりしごかれた。それで少なからず心得があるんだ」
エイリーク 「そうだったのですか…でもちょっと意外でした(発案された方はどこかラーチェルに似ていますね)」
クロム 「まあな…(何呑気に茶をしばいてるんだ、俺は…さっさとエフラムの情報を集めなくては…)
それより、エイリークだから話すが、他の家族には内緒にしてほしい」
エイリーク 「隠し事ができない私に…ですか…?それは理解し兼ねますが…どうしてもと言われますなら…」
クロム 「そうだったな、だが聞いてほしい。実は俺が勤めている署でエフラムの更生計画が発案された。
俺はエフラムの情報を得る任務を任されたという訳だ」
エイリーク 「だからエフラム兄上の部屋に侵入しようとされたのですか…?」
クロム 「まあそうなる。兄弟であっても他人の部屋に勝手に入ることはプライバシーの侵害かもしれんが、
最悪家宅捜索という名目で楯にできる」
エイリーク 「事情はわかりました。いささか問題がありますが、警察に厄介になる兄上にも非があるようですし…」
机の引き出しからある鍵を取り出すエイリーク。
エイリーク 「これをお使いください…」
クロム 「もしかして、エフラムの部屋の鍵なのか?」
エイリーク 「ええ、合鍵になりますね。
非常時に兄上の部屋に逃げられるようにということで預からさせてもらっています」
クロム 「すまない、助かる…」
エイリーク 「できれば私も同行してもよろしいでしょか?私も兄上のいない時に部屋に入ってみたいですしね」
クロム 「別にいいさ…それに事情を話してしまったしなぁ…」
エイリーク 「ありがとうございます」
0126TMR(of ephraim)
2014/01/16(木) 01:04:36.96ID:PcZf+7Wgエリウッド 「絶命した!! あと少しで 絶命した!!!」
マルス 「大丈夫ですよ、肉体的に死んでもバルキリーで復活できますから」
リン 「三回目…それで妹とのスキンシップより結婚より大事なエリウッドの頼みってなんなの!?
ちゃんと説明してよね…」
エリウッド 「決まってるじゃないか…食料を獲ってきて欲しいんだよ」
マルス 「そんなこともわからなかったんですか?さすが糸色リン姉さん。
栄養が脳じゃなくて胸に回ってるんですから、仕方ありませんね」
ズバッ×5…、緑に光りマルスを5枚に下ろす。
リン 「マルス…あんたそう呼ぶな!」
エリウッド 「で続きだけど…君もさっき家計簿見ただろう…」
リン 「あー確かに…これは食費を浮かさなきゃいけない数字だったわねー…
ウチって確実にエンゲル係数50%越えてるようだし……」
マルス 「ようやく理解しましたか…糸色リン姉さん…」
ドカッ…、青く光り月に代わってマルスをお仕置き…ぶん殴る。
エリウッド 「だから狩りが得意なリンディスに頼んでるんだ…
アイク兄さんやリーフだと食用以外の物まで獲って来るからね、君に頼もうとしたんだ…」
マルス 「狩りは野生児の糸色リン姉さんにはピッタリですからね。さすが絶望兄さん賢明な判断です」
ビシッ…、マルスを縄で縛りあげ、その上から簀巻きにする
リン 「エリウッドの頼みなら仕方ないわね。要望とかある?」
エリウッド 「みんなが食べられるものをお願いするよ…」
マルス 「糸色リン姉さんのことだから精力がつく内臓系とか脳味噌をとってくるに違いないですから…」
モガモガ…、体の自由を奪われても減らず口を叩くマルスに猿轡をはめる…
エリウッド 「リンディス、やり過ぎだよ…それはもう拉致じゃないか…」
リン 「違うわ…こいつが人として守るべきみちから外れかけているから躾をしているだけよ。
ドМのエリウッドもして欲しい?」
エリウッド 「いや…遠慮しておくよ…」
リン 「じゃあお昼食べたら、すぐ獲って来るから…待っててね、エリウッドお兄ちゃん♡」
投げキッス…愛が重すぎて憎しみに変わり復讐となる。
エリウッド 「グワッ…リンディス、君は絶対さっきのこと根に持っているだろう…」
※兄弟家 家の前※
リンは軽めの昼食をとり、狩りの準備をして馬に跨る。
そしてサカに向かおうとしたちょうどそのときエフラムが帰って来たのだった。
エフラム 「リン?馬を用意してどこか遠乗りでも行くのか?」
リン 「ええ…エフラム兄さん、遠乗りじゃなくてサカの草原に食料調達にね…」
エフラム 「ハンティングか…午後からは鍛冶屋に行く予定だが…どうしたものか…
(そう言えばこの前作成した槍の出来前を試してみたかったな…)」
リン 「どうしたの…?」
エフラム 「ああ…差支えなければ俺も付いて行っていいか?」
リン 「もちろんよ、こういうのは人数が多いほうがいいしね!」
エフラム 「わかった、すぐに支度する。ちょっと待っててくれ…」
エフラム 「ただいま…」
エリンシア 「おかえりエフラムちゃん、クロムちゃんが探していたわよ…」
エフラム 「クロム兄上が?なら夕方には戻ると伝えといてくれないか…今からまた出かけるんだ」
エリンシア 「お昼はどうするの?」
エフラム 「昼はいいさ。急いでるんだ」
エリンシア 「抜きはダメよ、力が出ないんだから。お弁当に詰めといてあげるから後で食べなさい!」
エフラム 「すまない、できたら玄関においといて欲しい…」
居間を通って階段を上り自分の部屋に向かう。部屋に入り自作の槍の一つに手を伸ばす。
エフラム 「“Meteor”…りゅうせいをモデルに俺が自作した渾身の一作。
それと、カメラだ…この槍の出来前を実証するためには必需品だ…」
エフラム 「すまん、待たせたな……その麻袋は…なんだ?1.5Mくらいの大きさがある。それに激しくもがいているが…」
リン 「あっこれのこと、餌よ餌!!獲物をおびき寄せるための餌!!より新鮮な方がいいじゃない?」
エフラム 「餌か…なるほどな…じゃあ行くか!」
リン 「ええ!」
0127TMR(of ephraim)
2014/01/16(木) 01:05:57.20ID:PcZf+7Wgクロムはエイリークから借りた鍵でエフラムの部屋に入る。
初見としてエイリークの部屋が西洋風に例えるなら、エフラムの部屋は東洋風といった感じであった。
床はフローリングの上に畳を敷き、ベッドらしきものを見当たらず、机にしても膝下程度の高さである。
総じて華やかさなく侘び寂びの雰囲気を感じさせられる。
しかしながらどこか気品を感じられるという点はさすが双子ならではといったところである。
そして部屋の一角には彼の武器のコレクションが並べられていることに気が付く。
クロム 「これがエフラムの部屋…槍に拘っているとは分かっていたのだが…
それにしてもすごいなこの槍の数は…一体何本所有しているんだ?」
エイリーク 「私もこれ程とは思いませんでした…」
クロム 「それにしても槍のコレクションを飾るなど若者らしくない渋い趣味の持ち主だな」
エイリーク 「ほんとそうですよね…」
クロム 「りゅうせい、げっこう、たいよう(外伝)、撃魔のやり(聖魔)、スレンドスピアEX(烈火)
なんだ…このレア度の高いモノは…いったいどこから、まさか盗品だというのか!?」
エイリーク 「兄上はそんなことしませんよ…確か自身が参加している“槍コミュニティ”
という団体を通じて知人から譲り受けたと以前話されていましたし…」
クロム 「槍コミュニティ?たしか色々な会社の役員も参加していると聞いているが…
AKJのような怪しい政治団体なのか?」
エイリーク 「いえ、普通の趣味のサークルですだったはずですが……」
クロムはしばらくコレクションを観賞する。ふと飾られているなかで物珍しい槍を見つける…
クロム 「ところでこの変わった槍は?見たことないが…」
エイリーク 「おそらくオリジナルのものでしょう。
クロム兄上はご存知なかったのですか?エフラム兄上は中学の頃から槍を自作されていたのです」
クロム 「エフラムが中学生の時ねぇ…俺はそんとき全寮制の高校−警察養成学校に通っていて家にいなかったな」
エイリーク 「あっ…すみませんそうでしたね、不用意なことを言ってしまって…」
クロム 「気を遣わなくていいさ、できれば詳しく聞きたい」
エイリーク 「はい…エフラム兄上は槍を作るにあたり鍛冶屋で手伝いを始められました。
今不在なのもちょうど鍛冶屋に行っているところだからだと思います(実際はリオンの所)。
それに今度“槍コミュニティ”で自分の作品を披露するとかなんとか…意気込んでいましたし」
クロム 「鍛冶屋ねぇ…俺が戻って来てからそんなこと見たことなかったぞ」
エイリーク 「高校生になってからミルラちゃん達の相手をすることが多くなってので
あまり時間がとれなくなったのではないでしょうか」
クロム 「ロリコンが悪化したってことか…なあエイリーク、ロリコン疑惑のあるものはないのか?」
エイリーク 「エフラム兄上のことですからおそらく押入れにでも…」
そう言ってエイリークは押入れ(二段式)の戸を開ける。
そして押入れの下段をミニスカートかかわらず膝をつきながらごそごそ探し始めた。
純白のパンツが丸見えなのをガン見してしまうクロム…
クロム (気づいていないのか?それとも兄妹だから見られてもOKということなのか?
それにしてもニーハイソックス+ミニスカ+パンチラ…何という破壊力これが妹の力だというのか!
姉至高主義の俺がこんなことで揺らぐことなど言語道断…そうだ俺は負けん!)
妹のパンチラをガン見して悶々としているクロム、ふと窓を見ると家の前でエフラムがリンと会話しているのを確認する。
クロム 「げ…エフラムが帰って来た!」
エイリーク 「本当ですか!?早くここを出なくてはいけませんね!」
急いで部屋を出ようとするが階段をドタドタ駆け上がる音が聞こえる。
今から出ても到底間に合わない。
クロム (どうする俺?)
クロムは押入れに入り隠れやり過ごそうと判断し、間一髪のところで押入れの戸を閉めることができた。
0128TMR(of ephraim)
2014/01/16(木) 01:06:52.30ID:PcZf+7Wgクロムは今の状況を冷静に判断した。
エイリークを先に押入れに入っていたため自分が上になっている…押し倒した状態になっていた。
押入れの空間が狭かったせいか女性特有のいい匂いがするほどの密着状態になっていた。
これぞラッキースケベ、久しぶりにやらかしてしまった。
密着状態…しかもエイリーク…さらにエフラムの部屋、死亡フラグもゲットしてまったようだ。
これがバレたら確実に2回以上死ぬ…世間からも冷ややかな目で見られる。エメリナ署長にも見捨てられてしまう。
もしこれが夢なら俺の明日はBlack Or Whiteどっちだ…?
自分の咄嗟にとった行動に後悔し、異常なまでの冷や汗をダラダラ流す。
しかし残酷にもエフラムが部屋に入って来る。
エフラム 『微かにエイリークの匂いがするな、何か用があったのか?
だが今はこの槍の出来前を試すほうが先決だ。
“Meteor”…りゅうせいをモデルに俺が自作した渾身の一作。行くぞ…相棒…』
すぐ部屋から出て行った…クロムの祈りに幸運の女神がほほ笑んでくれたようだ。
事の重大さにしばらく意識が飛んでいたクロム、それほど彼の神経は圧迫されていた。
エイリーク 「兄上…クロム兄上、しっかりしてください」
クロム 「…んん?ここは天国か?地獄か?」
エイリーク 「エフラム兄上ならもう出て行かれましたよ…」
クロム 「出て行った?そうか、すまない…(地獄は免れたようだな…)」
これ以上ラッキースケベを起こさないように慎重に押入れから脱出する。
本当はもっと続ける予定だったが、思いがけないハプニングによりそれどころではなくなった。
そしてしばらく間をおいて動揺しながら話をする。
クロム 「ひ…人の部屋を勝手に漁るのは良くないよな…」
エイリーク 「そ…そうですね…、たとえ兄妹であっても…」
クロム 「押入れにいる時少し脳裏によぎったことがあったんだ…」
エイリーク 「意識が飛ぶほどだったのに…ですか…?」
クロム 「ああ、ルキナっているだろ、未来から来たという俺の娘。
ルキナの母親はもしかしてエイリークなんじゃないかって…」
エイリーク 「それはいくらなんでも無理がありませんか…第一、シグルド兄上が許さないでしょう」
クロム 「しかしだなぁ…エイリークとルキナって共通点が多いんだよなぁ。
例えば髪の長さとか、性格や容姿がお淑やか、お姫様って感じだし、
このスレの最初の方でルネス仮面っていうネタがマルス仮面の元になったり、
ブラコン→ファザコンって特殊遺伝したり、DLCで花嫁で出てきたときなんて、あれは俺の嫁だからなぁ…」
エイリーク 「冗談にもほどがありますよ //////」
クロム 「あとルキナの胸の成長で確信したな、親の成長率って子に影響するっていうだろ」
エイリークの顔が一瞬で般若の形相に変わる、クロムもさすがに失言したと気が付くが時すでに遅し…
エイリーク 「え…?いま何とおっしゃいました?」
クロム 「いや、今のは何でもないです……いわゆる失言大将です…」
エイリーク 「へぇーそうですか、ルキナさんが断崖絶壁なのは全て私が母親のせいなのですか」
クロム 「いや、誰も断崖絶壁とは言ってはいない…」
エイリーク 「今日のことはシグルド兄上とエフラム兄上に報告しないといけませんね…
妹を押入れに監禁して押し倒したって…ふふふ……今晩が楽しみです…」
クロム 「ちょっ、それだけは勘弁してくれ。監禁なんかしてない…あれはラッキースケベだ。
頼む…一生のお願いだ!!土下座なら何回でもするから…」
エイリーク 「嫌です!」
クロム 「助けて!エイリーク!」
エイリーク 「助けません!!」
クロム 「なら運命を変える!」
エイリーク 「変わりません!クロム兄上は今夜一度死んでください!!」
クロムの祈りに応えたのは“幸運”ではなく“混沌”の女神だったようである。
いや…自ら生存フラグをへし折ったというのが正しい見解だろう。
クロム 「部屋の探索は終了と…死ぬ前に一度報告書をまとめるか…」
0129TMR(of ephraim)
2014/01/16(木) 01:07:43.68ID:PcZf+7Wgリン 「ねえエフラム兄さん、その槍ってもしかして趣味で作ってる自作のやつとか…?」
エフラム 「そうだ、この槍は今の俺が持てる技術を最大限に活かした槍だ。
近々この槍の出来前を確かめたいと思いた」
リン 「そっか…だから急に同行したいって言いだしたんだ…
私も弓とか作るから試したくなるもの分かるわ…自分の作った物って愛着でるじゃない?」
エフラム 「じゃあ、今日のリンの得物は自作のものなのか?」
リン 「残念、今日はあいにくキラーボウ(聖戦仕様)よ、生活が懸かっているから本気モードなの!!」
エフラム 「妹が本気なら兄である俺も全力で臨ましてもらおう」
リン 「ありがと、それでエフラム兄さんは他に何持ってきたの?」
エフラム 「昼ご飯とカメラだ。このカメラで仕留めた獲物を撮ろうと思っている」
リン 「というかそれ一眼レフじゃない?高価なものじゃないの?」
エフラム 「そうなのか?俺はただ知り合いから譲り受けたものだから詳しく知らん。撮れたら一緒じゃないのか?」
リン 「違うの!一眼だと様々なシーンに対応して撮れるの! サカの夕暮れは最高に綺麗なんだから、
そのカメラに収めるにはもってこいね!」
エフラム 「 そうか…ならついでにその光景もとっておこうか…」
※サカの草原※
エフラム 「やっと着いたな…辺り一面、見渡す限り草原だな…」
リン 「じゃあこの辺でこれを…えいっと」
リンは持ってきた麻袋の中身を取り出し地面に無造作に放った。
簀巻きにされたマルスであった、ついでに口も封じられている。
マルス 「モガモガ…(助けて!エフラム兄さん!)」
エフラム 「これはマルスだろ!リン、一体どういうつもりだ!」
リン 「私特製の餌よ!その方が愛着でるって言ったじゃない、だからよ。
(人を絶倫呼ばわりする弟に仕置きをしようと思っただけよ…)」
エフラム 「いや、それでもこれはあまりにもひどすぎないか?」
リン 「えっ?大丈夫でしょ、スマブラで鍛えられているはずだから。エフラム兄さんは優しんだから…
それにダメージが蓄積されてきたらバシルーラで勝手に家に飛んで行くから安心よ!」
エフラム 「それいうならデスルーラだ(そういう問題ではないが…)」
リン 「別にいいじゃない、死なないんだから。じゃ、狩りを始めましょ、エフラム兄さん」
にっこりと万弁の笑みをするリン、その後ろには鬼がスタンドとして立っていた。
それを感じ取ったエフラムは何も言わなかった。
数時間後、成果を見せ合う…ちなみにマルスは草原に放置されたままである。
リン 「小さな草食動物は数匹仕留められたわ…今日の夕飯の分は確保できたかな…?
でも食費を浮かそうとしたら全然足りないわ…」
エフラム 「俺も獲れたぞ、大きさもだいたいリンと同じぐらいだな。
だがこれでは駄目だ…もっと人ぐらい大きな獲物を仕留めてみたいものだ」
リン 「もう、エフラム兄さんは贅沢なんだから、獲物が獲れただけでも喜びなさいよ」
エフラム 「いいや、そうはいかん。これでは同志たちに見せることができない。
俺の槍はこんなものではないんだ…」
リン 「それは只の自己満足じゃない?」
その時二人が見える範囲内を動物と思われる物体が横切って行った。視認したエフラムは落ち着きを保てなくなる。
エフラム 「あの大きさ申し分ない…俺はこの時を待っていたんだ…」
リン 「ちょっと待ってエフラム兄さん。あれは獲物じゃないって!!」
リンの言葉も聞かずエフラム獲物を追いかけるため馬を走らせる。
それを止めさせようとリンも後を追う。
標的である獲物は足が速い、それでもエフラムは馬に追いをかけて猛追する。
やっと槍が届く範囲まで接近し攻撃を仕掛けようとするエフラム、それをリンは大声で牽制する…
リン 「それはダメーーーー(絶滅危惧種だから)、エフラム兄さーーーーん」
エフラム 「聞く耳もたぬ!俺の槍の威力とくと味わえ!!」
??? 「絶滅しないぞ!!」
エフラム 「獣が喋った?物の怪か?」
つづく…
0130助けて!名無しさん!
2014/01/16(木) 01:10:44.89ID:8uit4aBV0131助けて!名無しさん!
2014/01/16(木) 01:41:03.83ID:ZBlsgM4M0132助けて!名無しさん!
2014/01/17(金) 19:30:01.84ID:ugEWw+8T0133助けて!名無しさん!
2014/01/17(金) 23:32:45.33ID:tdLmKZZb涙目グリーンの精神コマンド妄想
ウォルト 信頼 不屈 根性 努力 応援 友情
セシリア「戦闘役にもサポート役にも微妙ね」
セティ 直感 分析 集中 狙撃 覚醒 魂
セシリア「頭の良いリアル系って感じね
チッ」
アーダン 鉄壁 気合 根性 不屈 熱血 気迫
セシリア「三つの心が♪の三番目の人かしら?
命中率と移動力でやっぱり微妙ね」
サザ 迅速 集中 連撃 閃き 不屈 応援
セシリア「低火力のフォローが無いって時点で駄目ね
最後のは自虐かしら」
セシリア 無し
セシリア「!?」
ウォルト「良いオチが浮かばなかったそうです」
0134助けて!名無しさん!
2014/01/19(日) 23:26:51.80ID:RRZ9gw3G原作未プレイなのでどういった感じにコマンドが割り振られてるかは分からないが、考えてみた。
異論は認める。
セシリアさん:
捨て身(主に回転王に対して)
伝授(ロイやリリーナの指南役であり、先生であることなどから)
復活(回転王や涙目グリーンの仲間よろしくdisりからポジティブに立ちあがる)
挑発(覇者の剣の回転王に対して『これ以上近寄るとあなたは死にます』発言から)
突撃(騎馬なのに砂漠マップに突っ込みたがる)
ロイ「みんながどう言おうと、セシリア先生は誰より頼りになる僕の先生です、頑張ってくださいね。
僕、ずっとずっと応援してますから・・・」
ウォルト「ロイ様がそんなこと仰ったんですか?」
セシリア「え、ええ。まぁね・・・」
アーダン「(年下といえそんな相手がいるなんて十分恵まれてるじゃねーか・・・はぁ)」
リーフ「ロイめ・・・!僕の見てない所でセシリアさんにあんなことを吹きこむなんて・・・
弟の癖に僕の狙ったお姉さまに目を付けるとは・・・絶対に許さんぞおおおおお!!」
ロイ「あ、リリーナ。その服おニューなの?すっごくかわいいね!」
リリーナ「やだ//ロイったら・・・」
マルス「・・・本人はこれで下心全くなしってんだから驚きだよね」
0135助けて!名無しさん!
2014/01/20(月) 07:16:45.23ID:iKZLuDdzサザ「実用的じゃない辺りがらしいんよ」
セティ「正直本家だと、精神サポート能力だけでも有能認定されたりするからな」
0136助けて!名無しさん!
2014/01/20(月) 19:01:11.29ID:b+YQYTSsいつものことである。なんらの物珍しさもない。
だが当人にとっては一大転機であった。
ふとした閃きが何かを変えることもあるのだ。
ティニーは何気なく兄弟家の庭を見ていた。いつものようにエフラムとヘクトルが喧嘩をしていた。
その時ティニーは気づいたのだ。喧嘩するほど仲がよいのだと。
そして二人はツンデレなのだと。気になる相手だからこそ構ってほしくてつつくのだと。
事実はどうであれそれこそがティニーの中で真実になった。事実はどうであれ。
ティニーは常々ヘクトルがビラクのアプローチに首を縦に振らないことを不思議に思っていたがこれなら納得がいく。
すでに好きな人がいたのだから仕方ないのだ。
そこまで妄想して気がついた。これぞ三角関係ではないか。
いけない。興奮してきた。ちょっと鼻血が出た。
このあふれ出る妄想を早く形にしなければ。
あの二人の気性を見るとヘクトルがツンデレ受け、エフラムが鬼畜責めが似合いそうだ。
ティニー(エフラムの声真似)「ふん、ピザめ。やめろと言いながらお前の腹肉は俺の槍先を求めているようだが?」
ティニー(ヘクトルの声真似)「よ、よせ!俺はノーマル…はぁはぁ…お、お前の槍を俺の腹に…」
台詞を口に出して読んでみる。我ながらいい出来だ。
さっそく委託販売の用意をしなくては。
……一週間後……
ミルラ「…………エフラムの槍は鋭いですか?」
エフラム「いきなりなんの話だ?」
サラ「…知らない方が幸せなことも…あるのよ…」
ミルラ「でも…」
サラ「あれは兄様に見せちゃだめ」
ミルラ「う…仕方ないです。ですけど…えと、まさか…無いですよね?」
サラ「大丈夫。兄様はロリコンだからそっちに走ることはないわ」
ミルラ「それもそうでした。ふぅ…安心です」
チキ「安心ー!」
ファ「ロリー!」
エフラム「お前等…あまり妙な事を言ってくれるな。チキたちが真似をするだろう」
ノノ「でもノノと結婚する男の人がたくさんいる時点でそれは今更な気がするよ」
エフラム「く…覚醒の野郎どもめが!子供に手を出すとは許せぬ!」
ンン「ですねぇ。困ったものですけど許してやらないと私が産まれないから大目に見るですよ」
ヘクトル「…何故だ…最近ビラクが妬いてるような態度をとりやがる…どうでもいいけど薄気味悪いじゃねぇか…」
0137助けて!名無しさん!
2014/01/20(月) 21:55:25.08ID:qhUTfw1Rそのまま突っ走ってたら、今頃つるんでたのはサラやミルラとかじゃなくてヒーニアスだったりしたんかね
0138助けて!名無しさん!
2014/01/21(火) 20:56:13.31ID:0EAeGYvyヴァネッサ(いつも無駄に根拠の無い自信満々ヒーニアス様が焦ってる。これはこれで可愛いです)
0139助けて!名無しさん!
2014/01/22(水) 09:52:22.38ID:z/PoDoxqセネリオ「言葉が通じないから強硬手段に出たらこっちが一方的に悪者ですからね」
ロイ(二人とも目が死んでる)
0140助けて!名無しさん!
2014/01/22(水) 11:56:44.84ID:oW8gI38mエフラム「……何の話かは分からんが、俺にその気はないぞ。ビラク殿の事ならば折れぬ意思を持つ者として尊敬しているだけだ」
リーフ「尊敬って……だってあんなのだよ?」
エフラム「そう、だからこそ尊敬しているんだ。今のように周りから『あんなの』と表現されようとも、彼は決して自分を曲げようとしない」
エフラム「ただ愚直なまでに自分を貫き、目的に向かい駆け抜ける……まるで敵に突き出す槍のように迷いがないんだ」
リーフ(物は言いようだなぁ、単なるホモにしか見えないのに)
エフラム「……ふむ、しかし、そうだな。そういう意味ではお前も尊敬の対象になるかもしれないな」
リーフ「え? 何でさ、僕はホモじゃないよ」
エフラム「お前のエロに対するその姿勢は、一種ビラク殿に通ずる所がある。向かう先が男か、女かの違いはあるが」
リーフ「……! な、そ、そんな、まさか……」
リーフ(いや、しかし考えてみれば……!)
エフラム「俺はロリコン扱いされる度、何度も折れそうになっていた。……だが、お前は違うんだろう?」
リーフ「……うん、僕はむしろエロと罵られることを受け入れ、喜んでいた。そうだ、折れた事なんて……!」
エフラム「フ、では今一度ビラク殿を見るといい。俺の感じている憧れが、憧憬が。今ならばお前にも分かるはずだ――!」
リーフ「……ッ。なんて事だ、さっきまであれほど汚れて見えていたのに、今となっては後光さえ見えてくるッ――!!
サラ「……これは……判断に困るわね。どう思う?」
ヒーニアス「今奴らに狙いをつけるのに忙しい、後にしてくれ」ギリギリ
0141助けて!名無しさん!
2014/01/22(水) 17:12:07.29ID:9o7r5J6/0142助けて!名無しさん!
2014/01/23(木) 18:13:06.67ID:c6c+MHUp転職活動中に思いついたネタ。
0143エリンシア、パートに出る!?
2014/01/23(木) 18:15:46.26ID:c6c+MHUpミカヤ「昭和(ダキュン)年でしょうが!もう、まだ若いんだからそんなことくらい覚えててよね!」
クロム「?…姉さん達、何してるんだ」
ミカヤ「エリンシアに履歴書を書かせてるのよ、なのにこの子ったら禄に書き方も覚えてないの!
これじゃあまるで新卒の子に進路指導でもしてるようだわ!」
エリンシア「しょうがないじゃないですか、大学卒業してすぐ弟妹ちゃん達の面倒見る為に退職したんですもの。社会経験が浅いのですわ」
クロム「姉さんが再就職?なんでまた」
エリンシア「末っ子のロイちゃんも手が掛からないくらい大きくなったからね、私も半日くらいはパートに出て家計を助けなきゃと思って」
ミカヤ「昼間は私がいるから、家の事は心配ないし♪」
クロム「(姉さんの占いだって気分や天候で行ったり行かなかったりで正直趣味レベルじゃないか。
どうせなら二人で仲良くパートに出ればいいのに…)」
クロム「…で、どんな企業に応募しようとしてるんだ?」
エリンシア「タリス薬品工場ですわ」
クロム「あぁ、あの通販の禿じいさんが出てくる番組と取引してる…(マルスに言ったらまたエラい事になりそうだな)
で?なんでその企業に就職しようと…」
エリンシア「それは勿論KINNIKU増強サプリメントを作っていやが…いえ作っていらっしゃいますからですわ♪
きっと社員さんにもバアトル様のようにムキムキのKINNIKUハァハァな方がきっといらっしゃる事かと…」
ミカヤ「…お願いだからそんなこと絶対履歴書の志望動機欄に書くのは勿論、面接中に言わないで頂戴ね。精神科直行レベルだからね」
0144助けて!名無しさん!
2014/01/23(木) 22:00:25.39ID:83F0C9Q3心配のあまりルフレ♀にラッキースケベすると
0145助けて!名無しさん!
2014/01/23(木) 23:24:22.52ID:EaddMi4cクロム「うおっ!すまん…事故だ。姉さんがパートに行くと聞いて気が動転してつんのめった先にルフレが立っていたのだ」
ルフレ♀「それはわかったからはやく離れてくださいと言ってるんです!」
クロム「ぬおっ、すまん。足を挫いてしまったようだ。動けん。このまま…い、いや。違う。決して決してスケベ心ではない。そんな目で見るのはよせ。ご、誤解だ」
ルフレ♀「どもりまくりの上に目線が泳いでるんですが…」
01461月25日は主婦休みの日。とのことでリン姉さんが料理を作るようです
2014/01/25(土) 17:21:34.31ID:YEtoZH47ロイ「へー、初めて聞いたー」
リン「・・・て訳で今日は姉さんの代わりに私がお昼を作るわ」
一同「!?」
リン「な!何よみんなしてシグルド兄さんがメティオ食らった時のような顔しちゃって!」
エリウッド「(とんでもなく嫌な予感がする・・・。うっ・・・想像しただけで胃が・・・!)」
ロイ「(リン姉さんが料理・・・理科の解剖実験みたいな生々しいのが出てくるのかな・・・)」
アルム「(心臓とか・・・)」
セリカ「(脳味噌とか・・・)」
エイリーク「(下手したら骨の髄を啜って下さいとか・・・)」
アイク「・・・そうか、今日はリンが料理を作ってくれるのか。それは楽しみだな」
リン「うふふ。ありがと、アイク兄さん」
ヘクトル「(・・・こん時だけは兄貴の器のデカさが羨ましいぜ・・・)」
エリンシア「り、リンちゃん!気持ちは嬉しいけど・・・気をつかわなくてもいいのよ!
私たち、姉妹なんだもの!」
リン「姉さんたら水くさいわよ!料理の一つや二つぐらい、私にだって出来るんだから!」
リーフ「ぶっ!(リン姉さんのエプロン姿・・・!ただでさえの巨乳が一掃強調されて・・・実にけしからん!)
ブバババババーーーーッ!!」
エイリーク「(寄せて上げるだけなら私にだって、私にだって・・・グスッ)」
セリス「うわ!ちょっとリーフ!僕のマグカップの中に鼻血が入ったよ!!
ココア入れたばっかなのに!!」
マルス「『料理上手で女子力(笑)急上昇ってカンジ(笑)』」
リン「・・・アンタ達二人はちょっと自重なさい
(それにしてもマルスのやつ、どっから私のブログの記事を収集してくんのよ!)」
つ ソールカティ・マーニカティ二刀流
リーフ「コノヒトd(ry」
マルス「・・・ぐふっ!」
ロイ「(二人共ホントに懲りないなぁ・・・)」
01471月25日は主婦休みの日。とのことでリン姉さんが料理を作るようです
2014/01/25(土) 17:22:35.62ID:YEtoZH47リン「おまたせー!」
セリス「これ・・・馬刺し?」
リン「そうよ!」
エリウッド「!・・・まさかとは思うがリンディス・・・、我が家の愛馬達を使ったなんてことは・・・!」
リン「や、やーねエリウッドったら!そんなはずないじゃない!
ワープ便使って草原で獲ってきたのよ!」
エリウッド「そ、そうか・・・。それならいいんだけど。
(しかし、生食か・・・。でもリンディスが心を込めて作ってくれたんだ・・・。
一口だけでも食べなきゃ悪いよな・・・)」
アイク「リン・・・おかわりはあるか?」
リン「えっ・・・兄さん食べるの早!」
ヘクトル「けっ!生なんざ食えたもんじゃねーよ!」
ロイ「・・・そんなこと言いつつ即たいらげるツンデレ乙」
ヘクトル「あ!?なんか言ったか!?」
ロイ「べっつにー」
アルム「(最近ノロウイルスとか流行ってて怖いし、アイク兄さんにあげよっかな)はい、アイク兄さん。
まだ箸付けてないから兄さんにあげるね」
アイク「?・・・いいのか?」
セリカ「優しいのねアルム。アルムがそうするなら私もアイク兄さんにあげることにするわ」
アイク「お前達育ちざかりなんだからしっかり食わんと大きくなれんぞ?」
バカップル「アルム(セリカ)がそうしてるからいいの・・・//」
セリス「うえーん、臭いが気になって食べれないよー」
リーフ「なんだセリス、こんなのも食べれないのか?だからいつまでもガキんちょなんだぞお前は」
ヘクトル「へっ!流石のお前も馬刺しは苦手らしいな!」
エフラム「お前が早食いなだけだろ。俺は俺のペースで食うんだからあれこれと指図するな」
エリンシア「流石リンちゃんね、馬刺しはローカロリー高栄養価な食品だそうですもの」
エイリーク「(これを食べて・・・リンみたいな巨乳になれるのでしたら、私絶対食べて見せます!)」
エリウッド「うっ・・・!ごほげはっ!!胃が・・・!」
ロイ「うわっ!エリウッド兄さんが吐血を!?」
ヘクトル「ほんの一欠けら飲みこんだばっかじゃねーか!タイミング的におかしいだろ!」
リン「男のくせに度胸ないのねぇ・・・(エリウッドの食べ残しをそのままぱくり)」
ロイ「!?」
エイリーク「!」
アルム「リン姉さん、それって・・・エリウッド兄さん明らかに口付けてたよね!?」
セリカ「そ、それじゃあ間接キス・・・!?(キャ」
リーフ「ブババババーー!マジレスしすぎだよこのひとでなしー!」
マルス「(やれやれ・・・これだから童貞処女連中は)リン姉さん、まだまだ食べ足りないようでしたら僕のをどうぞ」
リン「・・・アンタ、半分以上食べてるじゃない。そんなだけ食べたんなら最後までちゃんと食べなさいよね」
マルス「・・・(エリンギ死ね。市ねじゃなくて死ね)」
ロイ「(うわぁ、そのネタ何年ぶりに見ただろうw)」
シグルド「KINSHINは許しませんよ(ニッコリ)」
ロイ「ちょwwシグルド兄さん会社は・・・!?」
0148助けて!名無しさん!
2014/01/25(土) 17:29:39.47ID:YEtoZH47>>123-129
エリウッドとリン姉さんが新たなKINSHINカップルになると思いきや・・・絶リン姉さんww
それとクロムッツリww無茶しやがって・・・w
>>133
誰かミデェールとかゴードン達の事も思い出してやってくれw
>>136
いつの間にかビラクとエフラムの仲が急接近してるぞww
良ネタ乙!みんなGJ!!
0149助けて!名無しさん!
2014/01/27(月) 21:45:15.58ID:Y152cD5P0150助けて!名無しさん!
2014/01/27(月) 21:53:06.96ID:p5pC+b9p0151助けて!名無しさん!
2014/01/28(火) 21:34:30.00ID:lwEV9Fh30152助けて!名無しさん!
2014/01/28(火) 22:19:15.94ID:xvZwrR/g紋章町といっても一口に言っても範囲が広すぎるからねえ
バレンシア地区だと農業とか?
0153逸話(1.28)の日 小ネタ
2014/01/29(水) 00:04:47.18ID:a/GcOZQq思いつきで書いた、反省している
〜紋章街BBS〜
1:兄弟家に恋した名無しさん:2014/01/28/(火) 03:18 ID:jgan72pj
私は兄弟家の皆さんのファンであるJKです。突然なのですが、兄弟家の皆さんには他人にはとても言えないような内緒話なんてあったりしませんか?
気になって夜も眠れない日が続いています。
ミカヤ…『科学雑誌なんかでよく恐竜がよくカラフルだとか羽毛が生えてるとか色んな説があげられてるけど、実際は違うのよねぇ。まぁ科学者がうるさいから誰にも真実は言わないけどね』
シグルド…『ディアドラとの間の子の為にベビーグッズ一通りを揃えてしまったこと。アルヴィスには負けん!』
エリンシア『バアトル様×ドルカス様の同人即売会が開催されると聞いて腐リージまで足を運んでしまった事ですわ。これでも私、心はピュアですの。貴腐人などと呼ばないで!』
アイク…『…最近エリンシアが寒い中激しい息遣いしながら俺の入浴中窓から覗いてくるんだが…まぁ男の裸1つ見られたくらい俺はどうとも思わんが、他人にはあまり言わん方がいいんだろうな』
クロム…『実はルキナだけじゃなく、未来からやってきた子供達は皆俺の子ではないかと考えるようになっ……言っとくが俺はロリコンでも熟女好きでもケモナーでもないからな!』
エリウッド…『10歳の頃アルムやセリカに感化されてリンディスに『将来僕のお嫁さんになってくれないか』なんて言ってしまった事。思い出しただけで本当に胃が痛い』
ヘクトル…『たまたま腐リージ家主催の同人即売会の会場を通りかかったんだが、そこで売られてたBL?とかいう同人誌の表紙に描かれていたメガネっ娘が実は男だと知った時の絶望…。
何度も言うが俺はホモじゃねぇ!』
エフラム…『TVCMや週刊誌に出てるやたら『大人可愛い』を謳い文句に人気を独占してる二十歳前後のアイドル女性を見て、やっぱり16歳以上の女はないな。と確信してしまった今』
エイリーク…『最近下着の広告や宣伝を見る度にレイピアが恋しくて仕方ないんです。はっ!もしやこれが『ちゅうにびょう』かしら…』
リン…『最近、エリウッドやロイみたいな生真面目な男は勿論、アイク兄さんやヘクトルやエフラム兄さんみたいに男らしい男より、フロリーナみたいなか弱い女の子を支えてあげたいと思うようになったの。
これってレズじゃないよね!女の子同士の友情だよね!?』
アルム…『セリカとの将来設計を考えてるよ。トラキア地区みたいなのーんびりした田舎で田畑を耕して自給自足生活送るのが夢かな』
セリカ…『早いとこシグルド兄さんから自立してアルムとの静かな暮らしが送りたいの。ミラ教の有り難みと素晴らしさを人々に伝える宣教師になるのもいいわね』
セリス…『実は中学校入るまで体操着や水着に着替えたりする時は女子更衣室で着替えてたこと。それとね、去年までスクール水着を着てたってこと。い、今は海パンだもん!』
リーフ…『やっぱり女性は二十歳過ぎてからの魅力がたまらなくハァハァするんだよね。と思いながら若いおねえさんが近くを通りかからないかwktkしながら『とらえる』コマンド片手に全裸待機している今』
ロイ…『クロム兄さんやセリス兄さんの聖痕がうらやましくて、油性マジックで左腕にローランの聖痕を書いてる事かな。僕とウード君だけの秘密なんだよね』
マルス「我が家の兄弟達は人が良過ぎて損ですなww情報収集が捗る捗るwww」
その後マルスはイーリス署に連行され、兄弟家一同からそれはそれはきついおしおきを食らいましたとさ。
めでたしめでたし(?)
>>152
ティニー「我が腐リージの同人産業こそ紋章町一の大産業でしてよ!」
0154助けて!名無しさん!
2014/01/29(水) 00:14:46.36ID:qBPtY8bb0155助けて!名無しさん!
2014/01/29(水) 00:23:33.62ID:oLMJyIcM0156助けて!名無しさん!
2014/01/29(水) 01:08:56.54ID:sq5TXFav0157助けて!名無しさん!
2014/01/29(水) 12:01:32.19ID:qBPtY8bbユンヌ「と言う訳で罰ゲームww」
マルスの逸話『小4の頃まで頻繁にリンに添い寝を頼んでいた。今でも偶にその事を懐かしんでいる』
シーダ「マルス様?」
マルス「ゆっくり話し合おう」
0158助けて!名無しさん!
2014/01/29(水) 17:06:48.83ID:9eZILhseベルン署「犯罪者予備軍がいると聞いて」
0159TMR(of ephraim)
2014/01/30(木) 00:59:01.12ID:h1CWuBzy基本的にエフラムはクラシックモード(シリアス描写)
他のキャラはカジュアルモード(コメディ描写) となることがあります。
また今回の投稿は腐、下ネタ表現を使ってしまいました。
苦手な方等はスルーでお願いします。読んで頂けるとなによりです。
では以下に本編となります」
TMR(of ephraim) 3 【Tinny Moves Recovery(of ephraim)】 >>123‐129の続き
エフラムとリンは食料到達のためサカの草原に出かけていた。今まさに獲物を仕留めようとした…
??? 「絶滅しないぞ!!」
エフラム 「何?動物が喋った?物の怪か?」
リン 「エフラム兄さん!その動物はタグエルよ、兎に変態するラグズの一種なのよ。倒したら逮捕だわ!」
エフラム 「ふん、逮捕だと?後でバルキリーでもしとけば大丈夫だ!
お前も戦士であるなら一対一の真剣な果たし合いを所望する。行くぞ!」
シャンブレー「なんでそうなるんだよ…」
それでも逃げるシャンブレーをエフラム追う。
エフラム 「この槍の威力とくと見るがいい…くらえっ」
シャンブレー「俺だって、本気を出したら強いんだ!」
エフラム 「やっとその気になったか、嬉しいぞ!
エフラムは初手を放つ。
シャンブレー「なんで戦うことを喜んでるんだよ!
こんなところで絶滅するもんかっ。相手が騎馬なら獣特攻があるこっちには分があるんだ」
シャンブレーは攻撃かわし距離をとる。間髪いれず再びはエフラムは槍を放つ。
エフラム 「いい動きだ、そうでなくてはな!これが戦い、至福の時というもの!」
しかし窮鼠猫を噛むの如く、捕食者のエフラムに草食動物のシャンブレーは後ろ脚で強烈な蹴りのカウンターをいれる…
エフラム 「なんとっ!?そうきたか!」
エフラムは回避しようとしたが久しぶり馬に乗っていたせいで上手く避けきれない。
瞬時に判断すると肉を切って骨を断つ…捨て身で攻撃に移る。
シャンブレーは一撃目で槍の金属製の打突部を弾き、なおかつ砕き散らす。
槍を壊されたエフラムは焦りをみせる。
エフラム 「チッ!」
また弾かれた時の衝撃にバランスを崩したエフラムは状態を安定させるため手綱を引く、
しかしシャンブレーが再び蹴りを入れるのには十分な時間であった。
二撃目…エフラムを確実に捉え、腹部めがけて渾身の一撃を放つ。
シャンブレー「タグエルの本気だ!」
エフラム 「グワッ…」
エフラムは体はくの字に曲がり、そのまま落馬する。
アイクのようにガチムチでもなく、ヘクトルのように分厚い脂肪を纏っているわけでもない、
細マッチョ体型のエフラムではこの蹴りはあまりにもダメージが大き過ぎた。
腹部へのダメージで吐血する。おそらく肋骨も数本折れてしまっているだろう。
その上落馬した衝撃で、脳震盪を起こし気を失ってしまった。
…エフラムは倒れてしまった。それを見ていつも通り弱腰に戻るシャンブレー。
シャンブレー「こ、これは正当…防衛なんだから大丈夫だよな…、俺は…悪くないよな…」
自分のやったことを後悔するシャンブレー、それ以上に責任を問われる事を恐れる。
そしてその名の通り脱兎のごとくその場から走り去った。
一部始終を見ていたリンが急いで駆け寄る。
リン 「エフラム兄さーーーーん。だめだ、意識が無い…とにかく手当てをしなくちゃいけないわ…」
0160TMR(of ephraim)
2014/01/30(木) 01:00:11.99ID:h1CWuBzy持っている道具で応急処置は施したものの、あまり芳しくない状態であった。
リン 「これは…酷い有様ね。無暗に動かせないわ…。
ちゃんとした治療ができる所まで運ぶとなると、馬では衝撃が大きくて無理がある…
となると杖が使える人を連れて来るしかなさそうね…」
しばらくしてマルスがやって来る。どうやって簀巻きの状態から抜け出せたかと言えば…
封印の盾を密かに持ってきていて、盾の鍵開けの効果を縄抜けに転用したからである。
また囲まれていたのにもかかわらず無傷であり、闇のオーブを外していたからだった…
そうなるとどうやって盾にはめ込んだんだ?…ということは聞かないでほしい。
マルス 「ひどいじゃないですか放置プレイなんて!」
リン 「はいはい。今はそれどこれじゃないわ」
マルス 「エフラム兄さん…負傷していますね。一体何があったんですか?」
リン 「ちょっとね…マルス、悪いんだけど。救助を呼びに行ってくれないかしら…?」
マルス 「僕が…ですか?(もし僕が助けを呼びに行ったら、ここに残るのはリン姉さんとエフラム兄さん。そうしたら…)」
………
「サカって陸地だから昼と夜の寒暖差が激しいの。ほら、もうこんなに吐息がWhite Breathね…
エフラム兄さんは動けない…体が冷えてしまったら血の循環も悪くなって凍え死んでしまう…
そうしたら私…一人になっちゃう。そんなの嫌よ…ダメよそんなの…」
「大丈夫だ…しばらくすれば回復する…心配するな」
「大怪我負ってるのにエフラム兄さんはどうしてそんなにやせ我慢するの?
KINSINなんかどうでもいい…寒さのせいにして温め合いましょう…ね、お願い…
でないとエフラム兄さんが死んじゃうもの…」
そして二人は寄り添いながら一夜を過ごすんだ…夜が明けるが未だ救助は来なくて
いつのまにか堕ちていたエフラムが目覚めると…そこには包帯や傷薬をもったリン姉さんが…
「気がついた?エフラム兄さん」
あれ?この展開、烈火の序章に似てる…もしかして…もしかして…
エフラム兄さんはリン姉さんが暗い表情しているのを気づいてなだめる。
「えへへ…ゴメン」
エフラム兄さんは殿下の宝刀…なでなでをする。そうするとリン姉さんの目から涙が流れ落ちる。
「うーん、ダメだ。もう泣かないって決めたのに…」
そしてエフラム兄さんはギュッとリン姉さんを抱きしめるんだ。
「…ありがとう。大丈夫、落ち着いた。エフラム兄さん、強くなりたいの…
だからね、エフラム兄さん…私と一緒に結婚しない?」
エフラム兄さんはあっさりと承諾する。
「いいの!?ありがとう!すごく、うれしい!!ぜったい1人より2人のほうが心強いって思ってたの。
エフラム兄さんが夫!私が妻!!がんばろう! ね?」
………
マルス (こんなことがあってはならない…そうだなんとしても止めなくてはならないんだ)
瞬時に高速思考を働かせたマルス、未来を変えるために私情に満ちた策略を謀ろうとする。
マルス 「待って!エフラム兄さんは僕が看ててあげるからリン姉さんが救助を呼びに行って!」
リン 「ちょっとなんでそうなるのよ!」
マルス 「もう日が落ちて辺りはもう暗いから迷う恐れがある。
リン姉さんはここの地理感があるし、暗闇でも目が効くからだよ。
一刻も早く救援を呼ぶのならその方が最善だと思ったんだ」
リン 「ちょっと気に障る部分があったけどエフラム兄さんを助けるためなら…その方がいいか」
マルス (揺動成功。リン姉さんは扱いやすくて助かります…)
リン 「すぐ呼んで来るから、あんたはちゃんと見てなさいよ!」
マルス 「わかってますって」
リンは街のある方へ向かって馬を走らせて行った。マルスはリンが小さくなりやがて地平線に消えて行くまで見送った。
マルス (さて、こちらは夜に向けて準備をしますか…)
0161TMR(of ephraim)
2014/01/30(木) 01:01:52.36ID:h1CWuBzy草原でどうやって枝木を集めたのかといのは謎である。
マルスはエフラムの具合を診る。闇のオーブを持っていたせいか負の感情も混じっていた。
マルス 「一応さっき応急手当てをしたけどもう一度みようか…。
いや…いっそのことトドメをさそうか…?後で救助が来ても力尽きたと演技すれば……」
負の感情に何とか耐えることができたが、家族でなければ殺っていたであろう。
マルス 「どうしてエフラム兄さんはシリアス、僕はコメディ扱いなんだろう…
僕が怪我を負ったら、リン姉さんの看病してもらっていたのに…悔しいな…」
悪態をつきながらマルスは携帯していた傷薬を塗る。
ふと辺りが妙に辺りが明るいと気がつく…焚き火のものではない、おそらく照明器具の明るさだ。
??? 「これは一大スクープですね。サカの中心で兄弟愛とは…」
マルス 「君はリーフの友達のティニーだったかな。どうしてここにいるんだい、よほどの暇人かい?」
ティニー 「いえ、暇人ではありません。ずっと戦っていましたよ、“白い悪魔”とね!」
マルス 「つまりネタがなくて困っていたんだね、そういうことだろう?」
ティニー 「くっ…まあそうですね。スランプ中で全く原稿が進んでいません。
しかし同人の神様は私を見捨ててはいなかったのです!」
マルス 「そうかい…君は僕とエフラム兄さんをネタにするのかい?」
ティニー 「勿論です、そのためにここまで足を運んで来たんですよ!
それに、兄弟家でKINSINだなんて極上モノではありませんか?
密かに姉に恋心を抱く弟、しかしその姉は兄が好き。
弟は兄を嫉妬し、復讐を兼ね自分のエゴで兄を貫くのですね。何というリアリティ溢れる話しでしょう」
マルス 「君はそのネタを行使するのであれば。君を法的に訴えることになるよ…
そして君をもう二度とマンガを描けなくする、いいや闇に消えてもらうよ」
ティニー 「そうですか…でも、私ワープの杖持ってるんですけど、この件を容認してもらえれば
エフラムさんを安全な所までお送りさせてもらうことをお約束します」
マルス 「フン、僕は君を少々甘く見ていてしまったようだね。ただの頭まで腐った人間だと思っていたけど。
こんな駆け引きをしかけてくるとわね…」
ティニー 「同人作家を舐めてもらってはいけません、マンガをも芸術の一つです。
人を笑わせたり、泣かせたりする…そのためにはシナリオや演出が必要です。
そのために頭を使うことは至極当然なことですわ…」
マルス 「君も中々黒いんだね、容認するけど一応言っておく。
これは人道的立場しかりから家族のためで選んだことだよ」
ティニー 「承知しております、それも美しい兄弟愛です。約束通り家まで送らさせて頂きましょう」
ワープの杖を使いエフラム、マルスを家まで転送する。残ったティニーは護衛役らしい人物と話す。
ティニー 「ふふふ…これで春コミは安泰ですね。イリオス、ちゃんと撮ってくれましたか?」
イリオス 「ばっちり証拠としてとっておいたさ」
ティニー 「では、この映像をFFTVのニュースに流して下さい」
イリオス 「そんなの意味があるのか?スポンサー様の命令だからやるけどさ…」
ティニー 「プロパガンダです。マル×エフという新たなジャンルを世間に浸透させ、春コミでの売上を上げるためです」
イリオス 「この娘黒いな…」
ティニー 「本を売るためにはもう勝負は始まっているのです!
オルエン 「ねえ、イリオス?マル×エフって何?」
イリオス 「頼む、聞かないでくれ。ああ…そんな子犬のような目で見ないでくれ!
あんたは腐っちまったらダメなんだから!!」
オルエン 「私が腐る?どういうこと、ねぇイリオス?」
ティニー 「それはですね……」
イリオス 「だああ…教えんなぁぁぁそこぉぉぉぉぉ」
ティニー 「モガモガ…」
オルエン 「ちょっとイリオス!お嬢様の口を塞ぐなんてセクハラよ!」
イリオス 「セクハラ上等っ!あんたが腐るよりはるかにいいさ!!!」
0162TMR(of ephraim)
2014/01/30(木) 01:03:00.08ID:h1CWuBzyワープで家まで転送された、エフラムとマルス。エフラムの負傷により一家は大パニックとなっていた。
マルスから事情を聴く前に手当てをする長女と次女。服を脱がせ治療をする。
ミカヤ 「一番怪我が酷い所は癒しの手で…」
エリンシア 「リライブじゃだめだわ…リーフちゃん、リカバー取って来て!速く!」
その様子をクロムは羨ましくも思ったがそれ以上に喜びも感じていた。
というのは、エイリークが前回の事(クロムに対する死刑宣告)を忘れてしまうほど動揺し、
死亡フラグを回避できたからである。
クロム (本人には悪いが…エフラムGood Job!)
………
治療も終わり、エフラムを自室で寝かせる。
ミカヤ 「治療はしたけど、しばらく絶対安静ね。エフラムのことだから無理に動くに違いないわ…
みんなで徹夜態勢で交替で看病するように…」
その後ミカヤは経緯をマルスに問う。
ミカヤ 「…つまり、エフラムは獲物と戦った時に負傷したってことね」
エリンシア 「リンちゃんは、救助を呼びに向かったけどその間に助けが来てくれたというわけね」
ロイ 「それじゃリン姉さんはどうなるの?」
マルス 「今も助けを呼びに行っている途中でしょう、家に戻って来てくれればいいのですが…」
リンの事が気になるマルスをシグルドがフォローする。
シグルド 「マルス、お前は良くやったよ、お前がリンとエフラムを残していったのであれば
私はエフラムにトドメをさせていただろう…」
全くフォローになっていない。どうやらマルスと同じことを想像したのであろう。
エリンシアはシグルドをブッ飛ばす寸前まで至っていた。すかさずロイは助け舟を出す。
ロイ 「シグルド兄さんはいつもリターンリングを所持しているから、それをエフラム兄さんに使えば…
助けに行っていたことになるね!そうでしょエリンシア姉さん!」
何とか場を静めさせた。それに乗じてエリウッドも険悪ムードを変えようと違う話題をふるが…
エリウッド 「それで、マルス。サカに行った時の獲物はどうしたんだい?」
マルス 「置いてきました、余分な物まで送ってもらうのは図々しいので…リン姉さんも持っていないでしょう…」
アイク 「つまり…今日は肉が無いということか?そうなのか!!エフラム、肉の恨みを晴らさせろ!」
ヘクトル 「アイクの兄貴抑えてくれって、エフラムはケガ人なんだから…」
エリウッド 「蝶サイコー!今月は治療費も増えて最悪だ……」
………
リン 「ただいまーー!!姉さん、エフラム兄さんが大変なの!!!!」
ミカヤ 「おかえり、リン。エフラムとマルスなら一足先に帰って来てるわ。治療も終わってるから心配しないで…」
リン 「そうなんだ…良かった。……ってみんなそんな興奮してるのよ!」
事情を知らないリンには訳が分からない光景であったがエフラムが無事であることには素直に喜んだ。
ひと段落着いたところでテレビをつけ、FFTVを見ることにした。
………
ドロシー 『…この時間のニュースは以上です…たった今緊急情報が入って来ました。
兄弟家マルス、エフラムがサカの草原で遭難!?救助隊により無事保護された、とのことです!』
セーラ 『映像がでるわ、見てみましょ…』
セーラの号令で映像が流れ出す。しかし、それはマルスが傷薬を塗っているシーンだった。
映像に加えてテロップが流れ出す。
『サカの中心で兄弟家マルス、兄エフラムに禁断のリフ(傷薬)プレイ…』
マルス 「な、な、なんじゃこりゃぁぁぁあああああ!!!」
リン 「あんた…さっきやけに私を救助に行かせたがったのって、これが目的だったの?
まさかエフラム兄さんのことが好きだったなんて…」
シグルド 「私はKINSINは許さんと言いたい所だが…男同士ならまあいいだろう」
マルス 「違いますよ!僕は治療の為にしていただけなんです!!(あのクソ女!許さん!絶対に潰す!)」
シグルドには斬られなかったが、リンから軽蔑の目で見られるようになってしまうマルスであった
0163TMR(of ephraim)
2014/01/30(木) 01:03:54.35ID:h1CWuBzy次の日の朝、エフラムはまだ目が覚めていなかった。
それもそのはず夜中に起きないようにスリープで強制睡眠になっていたからだ。
午後の昼下がりに目覚める…腹部には激痛が走り夢ではないことを実感させられる。
加えて呼吸だけでも痛みが生じる。
布団の傍らに誰かいることに気がついた。
エフラム 「たしか君は…リーフのガールフレンドだったな。なんで俺の部屋に?」
ティニー 「看病です。それ以外に何があるというのですか?」
見ればわかるが何故家族ではなく部外者の彼女が看病しているのか?
とにかく掘り下げて話を聞くことした。
ティニーの話によれば本来の看病役はリーフだったようだ。
しかしどうしても外せない用事(お姉さんハント)のため、秘密裏にコンタクトを取り、交替したらしい。
ティニーは昨日の出来事の経緯を知っている。
なにより春コミのネタとなる人物に接触できる絶好の機会である。完全に利害が一致し、即承諾したのだった。
エフラム 「なぜスケッチブックを…?必要ないだろ…」
ティニー 「看ているだけじゃあまりにも暇でしたから、少しデッサンをしよう思いまして…」
エフラム 「絵に…心得があるのか…?絵はいいな…人に感動与えてくれる…」
ティニー 「そうですね。でも絵というよりマンガに興味があって、人物の練習を兼ねてということで…」
エフラム 「マンガを描くのも…鍛錬が必要だということか…何事も日々精進だな…」
話すこともなくなりしばらくの間沈黙が続き、ティニーはスケッチに戻る。
エフラムは部屋全体を見渡す…すると昨日の壊れた槍が視界に入る。
自分が作った槍の出来はあの程度だったこと、自画自賛していたこと…
ましてや他人に見せびらかそうとしていたこと。
振りかえると自分自身が許せなくなってくる。一体自分は何をしていたのか、何をしようとしていたのか…
槍と共にアイデンティティを砕かれてしまった。
塞ぎこんでしまったエフラムを様子を見るなりティニーは声をかける。
ティニー 「先程包帯を交換したときに見てしまったんですが、エフラムさんはいい身体つきをしていますね」
エフラム 「そう思うか…?だが昨日の事で俺は疑問に感じる…本当にいいのかと…」
エイリーク達に決して言わない事をティニーに言ってしまった。
ティニー 「私は今のエフラムさんでいいと思います。個性やこだわり、信念を曲げてはいけません」
腐女子であるティニーには、いわゆる細マッチョのエフラムは体型は理想的であり、究極の美だった。
エフラム 「だが…あれしきの攻撃で怪我を負うなら、俺はエリンシア姉上の言うように…もう少し肉をつけるべきだと…」
ティニー 「ダメです。ガチムチになってしまったら、マムクートの女の子達と遊んでいると確実に逮捕…いえ死刑です。
今のビジュアルだからこそ最小限の罰で済んでいるのです!だから今のままでいいんです!」
ティニーは元気づける言葉を選んだのではなく、単に必要以上に肉がつくと萎えてしまうという本音だった。
しかし傷心したエフラムには激励に捉えられた。
エフラム 「君は芯が強いんだな…こんなことで信念が揺らぐとは…我ながら情けない。すまない変な話をして…」
ティニー 「ええ、構いませんから…」
気遣ってもらってばかり申し訳なく感じ、話題を変えようとする。その時、マンガという言葉を思い出す…
エフラム 「どうしてマンガを描いているんだ…?」
ティニー 「家族ぐるみでやっていることなので、自然と描いているんです。
でも、一番のきっかけになったのはあの時でしょうか……」
0164TMR(of ephraim)
2014/01/30(木) 01:04:56.28ID:h1CWuBzyあれは…数年前の春コミ…私はヒルダ伯母様に連れられて竜の門いえ…ビッグ○イトに行きました。
そして一日同人誌即売会を体験しました。その夕方に…
「ティニー、アンタは明日からまた学校生活、そんな日常に埋没してもお前は満足かい!?
安穏とした生活の中、ただ送っていいものかどうか?
否!断じて否!!
それは停滞という名の堕落でしかないのさ!」
「すごい自己理論ですね…」
「感じなかったのか…今日出逢った人々から?」
「…最初は変な所と思っていましたが、みんな一生懸命で楽しそうでした…」
「楽しい、そう大切なのはそれなのよ!いいかい、今までの紋章町では貴族の娯楽が普及してきた。
しかし、それは一部の富裕層でしかできなく道楽ともいっても差支えないのさ。
それに革命を起こすのが同・人・誌、一般市民も楽しむことができる世界の新基準の文化さ!!」
「同人誌ですか?ですか?」
「マンガのことだよ、世界を動かすのは、欲望、野望、魂の叫び!
原作ではアカネイア、リゲル、グランベル、ベルン、グラド、デイン、ヴァルムは世界統一を成しえなかった。
それは何故か…武力で世界を動かそうとした…それではでは人はついて来ない」
「恐怖政治に成り兼ねませんからね…」
「しかしマンガは群衆の心理を掴むことができる!
そしてマンガには夢がある、野望がある。頂点をとれば富も名誉も、世界を動かす力もね!
マンガを制したものこそ、世界を制するのさ!!!」
「世界を…制する?」
「よって、ティニー!新たなる世界の覇者となるため、今から同人誌を作りな!
腕一本、ペン一本でお前はあの荒野の果てに旅立ち、同人誌による腐リージ帝国を創り世界を制するんだよ!」
「慎ましく辞退させて頂きます」
「そうはいかないね。これがウチらの運命だからね。血縁がそうさせるのさ!」
「ヒルダ伯母様とは血は繋がっていません!」
「細かいことは気にしない、ブルームみたいになるよ。さあティニー!同人誌を作りな!」
「描かないですよ〜」
「アンタは確かに同人誌即売会を見たはず、あの場で何も感じなかったのか?
いやその肌で感じたはずだね…奴らのぎらついた野望の瞳を、そして無限の可能性をっ!
ティニー…あそここそ、紋章町に残された最後のフロンティア。
そして、例え平民だろうがモブキャラだろうが脇役だろうが誰でも主役になる可能性がある!」
「だから…私の話を聞いて下さい…」
その時、漆黒さんが現れました。
「そのような腰ぬけになにを言っても無駄だ!銀色の髪をしていたからつい間違ってしまったではないか」
「あなたは!」
「逃げたければ逃げればいい……。その方がこちらとしては好都合だ!」
「どういう意味ですか!」
「身の程をわきまえよ…」
漆黒さんは好き勝手な事を言い、転移の粉を使いどこかに消えて行きました。ヒルダ伯母様に尋ねると…
「このこみケで『同人の神』の称号をもつ漆黒の騎士さ。奴はその地位もさながら伝説も作っている…」
「伝説ですか?」
「同人誌界で、『同人の神』の称号を得てもおかしくはない実力のサークルの間で真しやかにささやかれている伝説…
春の同人誌即売会に漆黒の騎士が訪れたサークルは同人の頂点になれると…」
「それは漆黒のさんが口コミに流しただけだと思うのですが…」
「たしかあの『ダサい手槍』という調子に乗っているロマンチストな小娘が主催しているサークルにも
漆黒の騎士が本を買いに来たと言っている。彼女が売れるようになったのはその直後さ…」
「漆黒さんの評価に周りが反応しただけと思いますが…影響とかありそうですし」
「それでもかまわないさ!アンタがマンガを描くきっかけになれば、なんでも良い!
結果がよければ、それでいい。過程なんて気にすんじゃないんだよ!
さあ、ティニー!マンガなりな!…いや、腐女子なるべきさ!…
違うね、腐女子になる運命なのさ!腐女子になってマンガを描くんだよ!
そして成し遂げるんだよ“Tinny Makes Revolution”をね!」
………
0165TMR(of ephraim)
2014/01/30(木) 01:06:34.49ID:h1CWuBzyエフラム 「完璧に洗脳されているんじゃないのか…?」
興味本意で聞いてみたが…とんでもないエピソードであった。
だがティニーと話を聞くと不思議と創作意欲が沸いて来る…
ティニー 「でも慣れる色々楽しいですよ、一緒の趣味を持った人たちと知り合えますし、語り合えます」
エフラム 「一緒の趣味を持つ同志がいることは心強いな…」
強制(洗脳)だとしても天命としてしまえばそれでいい、要は享受できるかどうかだ。
彼女は受け入れた。受け入れた上で高みを目指している。
エフラムはヒルダがティニーに向けた言葉を自分に言い聞かせた。自分は槍を創る運命なんだと…
こんなことでつまずいてはいられない。壁が高いほど乗り越え甲斐があるということ。
今度開かれる槍コミュニティまで時間がある。なら、もう一度創らなくてはならない運命と。
しかし昂る気持ちに反し、怪我のせいで体が思うように動かない…
なんとか体を起こそうとするが腹部を中心に激痛が走る。…ふとリオンとの会話を思い出す。
エフラム (エーギルというのは精神コマンドみたいなものと言っていたようだな…
今は体を動かしたい…アドレナリンを放出させればいい…なら『気迫』が妥当か?)
呼吸を整え脈拍を静め、精神を集中させる。エフラムは『気迫』を使った!
エフラム (これで無理矢理にも興奮状態になって動けるはずだ)
だがエフラムの予想に反して現実には腰の一部がスーパーモード、野生化してしまった。
寝起きの生理現象や瀕死の状態で種の保存のための潜在意識と相まってしまった。当然の結果だと言える。
もしこの場にいるのがティニーでなく他の妹、幼女なら完全な性犯罪者、男だったらガチホモ疑惑がさらに深まったであろう。
エフラム (なぜこうなった?…だが少しは痛みが引いたような気がする…)
多少の性知識はあるエフラムもこの状況に困惑する…だが今は自分が成すべきことが見えている。
こんなことで立ち止まっていられない…
ティニーもエフラムの異変に気がつく。
ティニー (なんということでしょう、蒼い霹靂じゃない晴天の霹靂ではありませんか…
こんな私得な機会逃しません!なら成すべきことは一つ)
ティニーは興奮して鼻血を出してしまうが、エフラムに襲いかかり、ズボンを脱がせようとする!
エフラム 「何をする!錯乱したか?」
ティニー 「錯乱?何わからないこと言ってるのですか?ここがスーパーモードになっているほうがよっぽど錯乱しています」
エフラム 「なんだと!?俺は平常だ、離せこの変態娘!(絶対死守しなくては!)」
城を攻め落とすことは得意だが、籠城するのは苦手なようである。
ティニー 「女の子の前でスーパーモードになっている変態さんに変態と言われるとは心外です
(さあ!パラダイスは目前です!生で見て、スケッチします!)」
エフラム 「離せ…ぐ…怪我さえなければ…」
ティニー 「怪我をしているからこそ、私に分があるんですよ。
さあ私に見せてください、あなたの槍を!エフラムの勇槍を!」
エフラム 「誰が見せるか…!」
………
その時、運悪くリーフが帰って来る。
リーフ 「あ〜あ、今日もお姉さんハント失敗したな…ティニーの様子でも見にいくか…」
エフラムの部屋の鍵をなんなく開け部屋に入って来た。
リーフ 「何やってるの…君たち?もうちょっと自主規制したほうがいいんじゃない…」
エフラム 「助けろ、リーフ!こいつは変態だ、マジでやばいぞ!」
“邪魔するな”とアイコンタクトを送るティニー、瞬時にリーフは理解し“オーライ”と返す。
リーフ 「なんだか仲よさそうだね、さすがシスコンのエフラム兄さん。それと引き続き看病頼むよ、ティニー」
エフラム 「この…人でなしがっ!!」
面白い展開で、もう少し居たかったがリーフは部屋を出て行く…その顔は実に生き生きしていた。
リーフ (このままティニーもエフラム兄さんにくっ付いてくれたら、僕の負担が減ってラッキーだな…)
………
0166TMR(of ephraim)
2014/01/30(木) 01:08:37.48ID:h1CWuBzyエフラム 「いい加減に…しろっ…」
痛みにも耐えながらティニーを突き飛ばし大きく尻もちをつかせた。
少々荒っぽいことをしたが何とか自分の貞操を守ることができた。
ティニー 「あいたた…酷いじゃないですか、これでも私は女の子なんですよ…」
エフラム 「すまない…ただ俺は君の話を聞いて創作意欲が出たんだ…」
ティニー 「創作?スーパーモードということは子作りですか?」
エフラム 「ああって違うわ馬鹿者!…俺は槍を作っているんだ…
作った槍を今度同志達に見せて、語ろうとしたんだが…昨日の出来事でこの様だ…」
ティニー 「武器を壊され…怪我も負ってしまったんですね(しかし…そこは非常に立派ということが皮肉です)…」
エフラム 「ああ、信念も砕かれてしまった。だが君のまっすぐさに洗礼を受けた」
ティニー 「そんな大袈裟です…(つまり、エフラムさんもこっちの趣味に目覚めたのですね)」
エフラム 「そして思った…より良いモノを…もっと完成度の高いモノを…創り出す、そしてその先の極みを掴む」
ティニー 「その気持ちは私もわかります…以前私もそう思っていました。だけど今は違います…」
エフラム 「今は違う…?」
ティニー 「私は読者に喜んで貰えるように一生懸命がんばるんです。そう思うと…自ずと手も抜けませんし、妥協もできません」
エフラム 「読者に喜んでもらう…? 」
ティニー 「自分だけが楽しむんじゃなくて、みんなも楽しもうということです。
ヒルダ伯母様はそれを含めての運命だの世界征服だの帝国設立の狂言回しを言っていたのだと思います」
エフラム 「誇示ではなく同志達と共感する喜び…」
ティニー 「だから楽しみに待っている人たちのためにも描くんです。
例えエフラムさんの状態でも…利き手動く限りマンガを描きます!」
エフラム 「君がそんな覚悟をしているならいっそう俺は創らなくてはならないな…
そうさ、四肢が欠損しているわけではでない。
体がまだ動く。動けるなら…生きているなら…俺は創るんだ…」
ティニー 「私の言いだしたことですが…今は状態では…」
エフラム 「わかっているさ…でも誰かに咎められようが俺は創る…だから俺を行かせてくれないか?」
ティニー (俺をイカせてくれ…)
お約束の勘違いをする腐女子、おまけに鼻血をこぼし布団を赤く染める。
ティニー 「それは、できません!」
エフラム 「何故だ?君は俺の気持ちが分かるはずだ…例え命を削ってでも創りだす情熱が!
…もしや、姉さん達に何としても阻止しろといわれているのか?」
ティニー 「違います…ただ私はエフラムさんを描きたいんです!私にも創りだす情熱があるんです!
だからこの機会を失う訳にはいきません」
ティニーの両肩を掴みまっすぐ彼女の瞳を見つめながら…自分の想いをぶちまける。
エフラム 「頼む、俺を行かせてくれ…この体が動く限り…行きたいんだ…俺は」
ティニー 「エフラムさんの情熱に負けました…け…結婚してください」
エフラム 「それより行かせてくれ…」
決死の説得でティニー懐柔に成功すると、すぐさま鍛冶屋に向かう手立てをする。
怪我の容体から二階から飛び降りるのは無理と判断し、ワープをしてくれと頼んだ。
エフラム 「鍛冶屋とは言わない外までいいから、俺を送ってくれ。
姉上たちにはトイレに行っている時に窓から逃げ出したとでも嘘をついたらいい…。
バレたとしても、俺が責任は取る」
ティニー 「わかりました。ワープの杖で有視界ギリギリのところまで転送しますね」
ティニーによって外に出されたエフラムは壊れた槍を杖にして鍛冶屋を目指し歩き出す。
ちなみに未だ腰の一部のスーパーモードは健在である。でもそんなのかんけーねーとエフラムは歩き続ける。
エフラム (そうさ、まだ体は動く限り創るさ…)
つづく…
0167助けて!名無しさん!
2014/01/30(木) 01:13:50.77ID:8+jxJ9d6乙!
0168助けて!名無しさん!
2014/01/31(金) 17:55:30.93ID:/XldpNpfいいぞもっとやれ
0169助けて!名無しさん!
2014/01/31(金) 22:32:26.82ID:R41T3+HV16歳以上?またまたご冗談を
5歳以上の間違いでしょ?ペドラムさん(笑)
0170助けて!名無しさん!
2014/02/01(土) 01:45:06.96ID:2UWIvCI1エフ×マルネタ18禁漫画にペンを走らせるティニーが脳内再生されたww
『サークル:腐リージ出版!18禁女性向けエフラム×マルス同人誌、『ああ僕の愛しのお兄様!』間もなく発売決定!』
〜あらすじ〜
僕───マルスは反抗期真っ只中の、難しい年頃の高校生。
誰より愛しいと密かに慕う兄、エフラムはライバルである姉、リンに夢中…。
燃え盛る嫉妬の炎を抑え切れないマルスの許されぬ恋の行方は…
マルス「!(あ、あの腐れ女!早速自分のホムペにBL同人の詳細張りやがった…!)」
エイリーク「兄上…。でも…愛の形は様々だもの…!私も受け入れなくては…だけど……うわぁぁん!」
シグルド「でかしたぞマルス!エフラムとリンだけでなくエフラムとエイリークのKINSHINフラグもへし折ってやったぞ!」
マルス「(異性のKINSHINじゃなければなんでもいいのかアンタは…。あぁ、それにしてもあれからリン姉さんが視線すら合わせてくれなくなったぞ…。このまま誤解解かれず更にシーダに僕が腐った野郎なんてことがバレたら……もうおしまいだぁぁあ!!)」
続きも激しく期待!
0171助けて!名無しさん!
2014/02/03(月) 18:27:06.96ID:dh1W206a俺にはできない。何故ならばロリコンは俺にとって敵だからである。
邪な考えを持つ不届きなる輩を退治て子供を守らねばならぬ。
そう主張したらロリコン扱いされた。解せぬ。
なぜだ?むしろ俺はロリコンを阻止する側、言わばロリコンバスターなのだが。
今日も日課として公園等子供の多いところを回って不審者がいないか目を光らせていたら不審者扱いされて通報された。
解せぬ。
誤解を恐れてはなにもできないが解ける誤解なら解いておきたいのもまた事実。
よって俺は世間の誤解を解こうと思う。
エフラム「と、いうわけで公務員試験を受けにきた」
ゲイル「…何が…と、いうわけだこの馬鹿。犯罪者のくせして警察に入れるわけなかろうが!」
エフラム「それは誤解だというに…いいから聞け。俺が怪しいというが…それは普通のかっこして公園をうろつくからだろう。警官になれば怪しくない。むしろパトロール」
ゲイル「貴様!そうして周囲の目を安心させて幼女に手を出す気か!」
エフラム「馬鹿誰が出すか馬鹿!むしろ守ろうとしてると何度も言ってるだろうが!」
ゲイル「だいたいお前の成績で公務員試験など受かるか馬鹿。アホ。自分のおつむを考えて物を言え」
エフラム「ぬぐぐ……やってみなくばわかるまい!」
問い1 下記の内、見かけたら逮捕すべきではない人物を選べ
1 エフラム 2 リーフ 3 サザ 4 アトス 5 漆黒
エフラム「当然俺だろう。捕まるような事はしていない」
問い2
逮捕術のうちもっとも重要なものを選べ
1 斧 2 槍 3 魔法 4 化身 5 回転
エフラム「2…だな。槍こそ兵器の王と某格闘漫画でも言っていた」
問い3
パトロール中にヒーニアスが花束を持ってあるいていた。どうするのが警官として正しい対応か?
文章で答えよ。
回答
あいつの考える事など大体想像がつく。
エイリークを口説く気であろう。許さん!
兄として警官として妹を守るは当然のこと。成敗してくれる。
ゲイル「見事に全問間違いだ。さっさと帰れ。いや、またすぐに来ることになるだろうな…再犯で」
エフラム「失敬な!」
人生うまくいかんことも多いものだ。俺は悩みつつ警察署を後にした。
ちょうど警察署から出たところで通りかかったターナに出くわした。
ターナ「エフラム。また逮捕されたのね?大変だけどいつか絶対エフラムが子供を守りし者だってわかってもらえる日がくるわ。くじけちゃだめよ」
…なんか慰められた。
いや…逮捕されたわけではないのだが…なんでまったく迷わず断言し、俺が捕まった前提で話をするのだろうか…解せぬ。
解せぬのだが熱烈に励ましてくるものだから何も言えなかった。ううむ…
まあ…なんだ。考えすぎだろうか。帰って寝て一休みといこう。
そう思って部屋に帰ってみたらサラが俺のベッドで寝ていた。
遊びに来たのだろうか。それで俺が留守で待ちくたびれたというところか。
それはいいのだが…何故キャミソ姿なのだろう。まぁ寝るときの習慣なのかも知れん。
だが風邪を引いたらいかんな。布団をかけなおしてやらねば。
ガラッ マルス「兄さん。こないだ借りてた本を返しに…来てみたら兄さんが寝てる幼女に覆いかぶさろうとしていた件…おまわりさーん!」
エフラム「待て、何か知らんがこれだけはいえる。お前は何か誤解している」
ゲイル「やっぱりまた来たか…」
エフラム「解せぬ」
0172助けて!名無しさん!
2014/02/03(月) 20:10:39.81ID:7rfLeh39エフラム(なんで俺が怒られてるんだろうか…)
0173夢がさめて〜紅と藍の星〜1
2014/02/03(月) 20:36:56.35ID:dPg5U+Mm※歌及び歌詞ネタありです。その手のネタが苦手な方はスルーしてください!
こ、これは決してKINSHINじゃない、夢オチだからシグルド兄さん頼むティルフィングで斬り殺さないでくれ!
ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ
夢がさめて〜紅と藍の星〜
僕はロイ。
兄弟家の末っ子だ。
僕は両親の事を(といっても我が家の兄姉達は皆知らないようなのだけど)全く知らない。
どんな顔だったか人柄だったのか、何一つ思い出せないのだ。
原因は分からないけれど、長女であるミカヤ姉さんが言うには母さんは僕を産んですぐ亡くなり、その後を追うように父さんも間もなく亡くなったらしい。
僕にとってはシグルド兄さんが父さん、そしてミカヤ姉さんやエリンシア姉さんが母さんみたいなものだった。
優しい家族に囲まれて、自分が不幸だ。なんて思ったことはなかったけれど・・・。
それでも、父さんも母さんも僕が産まれてすぐ亡くなったっていうから、こんな風に考えることもあった。
────もし僕が産まれてなかったら、父さんも母さんも亡くなったりしなかったのかな。
僕を産んで、父さん母さんは幸せだったのかな。
なんて・・・。
考えたってどうしようもないよね。
なんだか、今日はすごく疲れたし。もう、寝よう・・・。
ベッドに入り、数分・・・
僕の意識は夢の世界へと静かに消えていった・・・。
ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ
0174夢がさめて〜紅と藍の星〜2
2014/02/03(月) 20:39:40.17ID:dPg5U+Mmふと気が付くと、僕は辺り一面の草原地帯で寝転がっていた。
ここは何処だろう。
建物は一つとしてない、平原が広がるばかりの大地。
サカ草原・・・?
直感でそう思った。
おかしいな、自分のベッドに寝ていたはずなのにどうして・・・。
現状が掴めずに、ひたすら目をこする僕。
しかし、寝ぼけていられるのもほんの一瞬だけだった。
────「アンタ、何者!?」
突然後ろから鋭い声が響き、僕の首元に銀色に光り輝く剣先が向けられた。
敵意剥き出しなのは見て取れるが、その独特な剣といい、何処かで聞き覚えのある声といい誰かを思い起こさせる。
この声は・・・そうだ。
「リン…姉さん…?」
振り返ってみたその先にいたのは、新緑を思わせる緑色の髪を下ろした女性。
どことなくリン姉さんに似ているけれど、見慣れたリン姉さんよりもっと老け・・・
いや大人びて見える人だった。
「リン姉さん…ですって?」
その人は一瞬怪訝そうな顔をした後、ふふっと微笑んだ。
「私はリンディスよ。生まれた時から、ずっとリンディスって呼ばれてる。
それに、私に兄弟なんていないわ」
「リンディス…?」
0175夢がさめて〜紅と藍の星〜3
2014/02/03(月) 20:48:17.75ID:dPg5U+Mm普段みんなリン姉さんと呼んでいるけれど、我が家で唯一エリウッド兄さんだけがリン姉さんの事を本名でこう呼んでる。
そう、リンディスって・・・。
「あなた、名前は?一体何処から来たの?私が見る限り、草原育ちの人間では無さそうだけど」
「僕、ロイって言います…」
「!」
今度はリン姉さん・・・ううん、リンディスさんの方が目を丸くしてる。
首元に向けられていた剣がそっと下ろされるのを確認して、
僕は彼女に状況もよく分からないままこの草原をさ迷っていた事を告げた。
こんなこと、信じて貰えるとは到底思えなかったけど。
「…行く宛てがないのでしょう。だったら私の家へいらっしゃいよ」
「え…?」
信じられなかった。
駄目元で言った事だったのに、こんなにあっさり認めるなんて。
「天なる父、母なる大地は告げてるの。行き倒れの旅人に救いの手を差し伸べるのもまた、草原の民である私達の使命だってね」
草原の教え・・・そういえばリン姉さんもそんなことをよく語ってたような気がする。
このリンディスさんは僕の姉さんの未来の姿なんだろうか?
「そういえばあなた、狩りは出来る?草原では食糧は自分で確保しなくては生きていけないの。
だから、少しだけでいい。協力して貰えると嬉しいのだけど」
「それくらいならお安い御用ですよ、僕も剣を使えますから」
「そう、それじゃあこれを使って」
そう言われ手渡されたのは倭刀2本だった。
ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ
0176夢がさめて〜紅と藍の星〜4
2014/02/03(月) 20:49:52.33ID:dPg5U+Mm結局草原一体が夕日色に染まるまで僕達は狩りを続けた。
捕らえた獲物は、小動物が10匹程。草原に馴染みのない人間にしては上出来だと、彼女は褒めてくれた。
武器の手入れをしている僕は、リンディスさんが昔から愛用しているという何処か見覚えのあるその剣を見かね思い切って尋ねてみた。
「その剣は…マーニカティですか?」
「あら、良く知ってるのね」
「やっぱり…。見覚えあると思ったんです」
「……あなたって、すごく不思議。初めて会うはずなのに、何処かで会ったことがあるような不思議な雰囲気なんだもの」
「僕も、あなたにとてもよく似た人を知ってます。その人は…僕の姉さんなんですけど」
やはり、だ。弓を獲物目掛けて放ち、急所を確実に絶つ剣の腕前・・・。
彼女の狩りの仕方はリン姉さんそのもの。
「…ますます詳しくお話したくなっちゃった。
あなた、もしかしたら本当に……いいえ、なんでもないわ。帰ったらゆっくり話しましょう。丁度、会って欲しい人もいるし」
「御家族が?」
「ええ。私の旦那。もう何ヶ月も寝たきりなんだけど、あなたに会えばきっと喜んでくれると思うの」
リンディスさんは重い病を患う旦那さんと、その間に産まれた男の子との三人家族このサカ草原で生活を営んでいるみたいだ。
二人の生い立ち、出会い、そして結婚に行き着くまでのエピソードを聞いてる内に僕は切ない気持ちで一杯になった。
リンディスさんの旦那さんは元々身体が弱かったのだが、子供が産まれたのとほぼ同時期にまともに動き回る事も叶わぬ身体になってしまったらしい。
裕福なんて贅沢は決していらない。
幸せ一杯、ただそんな普通の家族になるのが夢だったのに。
・・・それでもリンディスさんの表情は何処か、幸せそうに見えた。
ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ
0177夢がさめて〜紅と藍の星〜5
2014/02/03(月) 20:52:36.92ID:dPg5U+Mm─────「ただいま」
歩くこと十分程。
リンディスさんが我が家だというゲルに到着した。
ゲル内の布団の中で寝ていたのは、まだ年齢でいえば二十後半くらい、若いはずなのにがりがりに痩せこけ、見るからに弱った赤髪の…
─────「エリウッド兄さん!!」
考える間もなく、僕は叫んでいた。
身体が弱い、赤髪の青年。
もしや、とは思ったがやはり予想通りだった。
この人もまた、エリウッドという名前。僕の兄と同じ名前・・・。
「エリウッド…兄さん…というのは……僕のこと、かな?」
眠ったように目を閉じていたはずのその人は、僕にそっと微笑みかけた。しかしそれも束の間、苦しげに何度も咳き込む。
「エリウッド!無理をしちゃ駄目!…まだ、身体の調子が…!」
「……ありがとう、リンディス…でも、だいぶ…楽になったから、大丈夫…。お客さん、かい…?」
目を凝らして、ベッドの周辺を見ると、あちこちに血の跡のようなものが見える。
吐血か何かの後だろう
・・・病状が芳しくないんだ・・・
相も変わらず苦しそうに咳き込み続けるエリウッド兄さん…じゃないエリウッドさん。そんな彼を見て、言葉がうまく出なかった。
それから数刻の後、エリウッドさんがひとまず激しい咳き込みから解放されたのを確認して、リンディスさんが夕食の支度を始める為にゲルを飛び出していった。
何か手伝えることはないかと申請したが、客人の手を煩わす訳にいかないとエリウッドさんと二人きりゲル内に残されてしまった。
気まずい空気が流れる。下手に会話等して身体に負担をかけはしないかと不安だったが、
このまま黙り込んでいるのもどうにも居心地が悪い。
「ロイ…くんというんだね…きみは」
沈黙を破るようにエリウッドさんが口を開いた。
「リンディスから聞いたよ。実はね…僕ら夫婦の間に産まれた子も、ロイ…という名前なんだ…」
そこまで言い切って、僕と視線が合った途端エリウッドさんの目から大粒の涙が零れた。
「……だからこそ、僕もリンディスも…きみがもしかしたら未来からやってきた僕らの息子であるような気がしてならないんだ…。
勝手だよね、こんなこと。
きみはきみで、あの子はあの子だというのに。
でも…僕はこんな身体……。息子がきみくらいに大きくなる頃、その時まではきっと生きてないだろう…。
だからこそ、こんな思いが頭の中を巡るのかもしれないが…」
「そんなこと…」
静かに、一筋の涙が僕の頬を伝った。
こんなにも悲しくなるのは何故なんだろう。
なんで僕、泣いているんだろう。
ロイという名前なんて、この紋章町を探せば何人もいるはずなのに・・・。
涙は止め処なく流れ続ける。
「…もしかしたら…あの子はいずれ僕らを恨むかもしれない…。
それでも…産まれた時からずっと、愛していたことは本当だから…。だからどうか、自分が不幸だなんて思うような事だけは…」
0178夢がさめて〜紅と藍の星〜6
2014/02/03(月) 20:57:25.84ID:dPg5U+Mm─────ゴホッゴホッ!
激しい血の飛沫が辺りに飛び散り、苦しげな喘鳴が漏れていた。
それと同時に、ベビーベッドから火がついたように泣き叫ぶ赤ん坊の声が辺りに響く。
その子がきっと、エリウッドさんとリンディスさんとの間に産まれたというロイくんなんだろう。
────「エリウッド!!」
泣き声を聞き付けリンディスさんがゲル内に飛び込んできたのと同時に
必死でエリウッドさんの背中をさすってる。
僕も便乗するかのようにその背をさすっていたけど、あまり効果がないみたいだった。
「ロ…イ…」
息をするのにも必死なのに、エリウッドさんは重い身体を引き摺るようにベビーベッドの中の我が子を抱いた。
顔はよく見えなかったけど、赤い髪は確かに僕そっくり。
そんな気がした。
「エリウッド無理しないで!」
「歌を…この子が唯一穏やかに笑ってくれる、あの歌を…」
「でも・・・!」
「頼むよ・・・リンディス。これが最後かも、しれない。だから・・・」
気が付けば、リンディスさんも目に涙を溜めていた。
市場もなければ産業都市もないこんな草原でどうやって入手したのか、彼女は古ぼけたラジカセを取り出すと急いで再生ボタンを押した。
イントロが静かに流れ、二人は揃って歌い始める。
…初めて聞くはずなのに、でも何処かで聞き覚えのあるような…
そんな不思議な曲。
まぶたを ゆっくり閉じてみて
思い出してた ねぇ
世界がとても眩しく見えた あの日のことを
あなたもいつか 時を重ねてきっと
この気持ち 知ってくれるでしょう
どれほど好きかも
夢がさめて 昨日が愛しいよ
幸せが何か分かった気がした
たとえどんな未来がきても
あなたがいてくれたら
夢をみれる
http://www.youtube.com/watch?v=raHQ1V2Xdpk
曲が進むにつれ、二人は息も絶え絶えになり、やがてそのボリュームを下げていく。
僕は知らず知らずのうちにゲルを飛び出し、何処へ向かうとも知らず走り出していた。
どうして飛び出したかなんて分からなかったけど
このまま歌が終わるのがただただ怖かったから。
二人が命を削りながら歌っていたということに薄々気付いてしまったから。
月の見えない、真っ暗なサカ草原。
満点の星の中でも特に目立つ紅色と藍色の連星がただ一つ、僕を照らし続けていた。
ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ
0179夢がさめて〜紅と藍の星〜7
2014/02/03(月) 20:59:23.02ID:dPg5U+Mmふと気が付くとそこは見慣れた僕の部屋。
そしてひたすら僕の名を呼んでいてくれたであろうエリウッド兄さんとリン姉さんの姿がそこにあった。
「…エリウッド…兄さん…?リン…姉さん…?」
良かった。いつもの二人だ。
あれは・・・夢の世界での話だったんだね。
「エリウッド兄さん…」
「ほら、もう泣くなって。僕もリンディスも、ちゃんと生きてるから。ね?」
「!」
二人が言うには、僕はひどくうなされて何度も何度も二人の名前を呼び、死なないでとすがりついていたのだとか。
恥ずかしさのあまり、何も言えない。多分、僕の顔は今真っ赤だろう。
そんな僕を見て、二人は顔合わせて笑ってる。
ひどいよ・・・!寝言なんて、どうしようもないのに!!
「さあほら。エリンシア姉さんが朝食の支度して待ってるわよ、いきましょ!」
差し出された二人の手を取って起き上がろうとしたけど
何故か身体がとても重い。
足に力が入らなくて、ようやくベッドから降りようとした所で足がよたついた。
「ちょっと、大丈夫?ほら、無理に立とうとしないでおぶさりなさいよ」
「え!…でもリン姉さん…僕、重たいし…。それに…」
「遠慮なんてしなくても平気だってば!」
「はは、大丈夫だよロイ。リンディスは力持ちだもの」
「何よエリウッド!私これでも女の子なんだからヘクトルみたいな怪力馬鹿と一緒にしないでよね!」
結局僕はリン姉さんに背負われて、二人と共に居間に向かうことになった。
僕ももう中学生だし、こんなとこみんなに見られたら恥ずかしいなんて思ってはいるけど。
「…ロイもすっかり大きくなったね…。エリウッドより体重が増えたんじゃない?」
「えー、それはないだろう?僕とロイは一回りは年が離れてるのに」
…あの頃は誰より小さくて軽かったのにね。
なんて、昔を懐かしむように顔を綻ばせて笑う兄と姉を見て、
僕はまた涙がにじみ、無意識のうちに口にしていた。
「………あの子に代わってお礼を言うよ。
エリウッド兄さん、リンディス姉さん…ありがとう…」
案の定とぼけた顔で何か言った?なんて聞き返す二人に、僕は何事もなかったように
なんでもないよ。と慌てて話を逸らせた。
あれは夢だったんだ。それも僕だけが見た不思議な夢。
もしかして、ユンヌさんが見せてくれたもの・・・?
そんなことはないよね。ユンヌさんは自分に都合のいいような夢しか見せないような神様だから・・・。
0180夢がさめて〜紅と藍の星〜8
2014/02/03(月) 21:00:24.00ID:dPg5U+Mm・・・・。
「ミカヤ姉上…。窓の外なんて眺めて…どうかなさいましたか?」
「…エイリーク?いえ、ちょっと星をね…。ほら、あの赤い星と青い星。
二つ並んで…それもあんなに輝いてる星なんて滅多にみれないものだから…」
「あれは…連星ですね。でも、こんなに明るくなってもまだ見えるなんて…なんだかちょっぴり不思議ですね」
あの星、いつかに見たような気がする…。
あれは…そう、父さんと母さんが亡くなった晩に見たあの星に丁度…。
【おわり。】
ギャグネタが多いけど、たまにはこんな話もいいのかな。なんて。
自分には過去ネタの職人さん達みたいな文章力がなくお粗末の一言だが、
過去ネタで見た幼女の旗といい、このスレの兄弟家族のネタってやっぱりいいと思うんだ。
>>171
試験問題自重wwww
問い1って全員アウト…だよ…ね?(1,2は当然としてサザ漆黒はミカヤストーカー、大賢者はリア充への嫌がらせ)
面白かったwwGJです!
0181TMR(of ephraim) 4
2014/02/04(火) 06:39:27.51ID:j/w1d2/Eエフラムが負傷した次の日、エイリークは普段通り学校に登校する。
学校も終わりエフラムの容体が気なってしかたなく、急いで家に帰ろうとするのであった。
その帰路で偶然にもある少女の姿を見かける。ルキナだと一目で判断することができた。
なぜなら彼女は相も変わらず見る者を毒するような独特のセンスの服装をしていたからである。
オリヴァーにして言わせれば美的感覚を破壊するテロリストであろう。
ふとエイリークの脳裏に昨日クロムとの出来事(エイリークがルキナの母という説)がよぎり、
ルキナの母親が誰かという真実に迫りたい気持ちに駆り立たれた。
エイリーク (エフラム兄上のことが心配ですが…こちらも気になります…)
脳内会議の結果、エイリークはルキナに声をかけることにした。
エイリーク 「ルキナさん、こんにちわ」
ルキナ 「あ…エイリーク叔母さん…すみません、エイリークさん」
エイリーク 「いいえ、構いません…こんなところで何をされていたのですか?」
ルキナ 「ちょっと…服を買おうと思って…いつも私が服を買いに行こうとすると、皆が止めてしまうのです。
それで、お忍びという訳ではないですが一人で…」
エイリーク 「(そういうことですか…なら手遅れにならないため買い物を止めさせましょう!
ついでとはなんですが、問いただしてみましょうか…)
よろしければ時間があるならちょっとお茶でもしませんか?」
ルキナ 「お茶ですか…?はい喜んで!私とてもお洒落なカフェを知っているんです!!」
エイリーク 「そ、そうなんですか…ではそこに行きましょうか…(本当は行きたくありませんが…)」
エイリークの顔は引きつっていた。それもそのはず、ルキナの壊滅的なセンスがおススメする店は酷い有様に決まっている。
しかし、ルキナが上機嫌であるということは真実を聞き出せるかもしれない。
ここは我慢、我慢。目的達成のためと心に呼びかけながらルキナについて行くエイリークであった。
ルキナ 「この通りをもうちょっと行ったところにあるんです!」
数分歩いた先に目的の場所に辿りつく。
その喫茶店は交通量の多い道沿いに立っており、立地条件も中々な場所にあった。
………
ルキナ 「ここが私の一押しの喫茶店です!」
エイリーク 「この建物は民家を改修して造られたものですね、個人経営でなされているのでしょうか…」
ルキナなセンスからすれば意外にまとも?な場所であった。
しかし中身がエキセントリック、いやゲテモノに違いないと再び気を引き締める。
鬼(フォデス)が出るか仏(セリカ)がでるか…戦国の地に足を踏み入れるエイリークであった。
二人はこの喫茶店に入る…
漆黒の騎士 「やあ (´・ω・`)、ようこそ、喫茶店しっこくへ」
出てきたのは魔王でも狂信者でもなかったが漆黒の騎士だった。
まぁこれは想定内?というよりはルキナにしてはあまりに普通すぎて逆にサプライズであった。
エイリーク (モンスターとか出てきたら正直どうしようと思いました…)
店の内装は黒を基調としており少し暗い感じがするが、それがまた心を落ち着かせる。
これはお洒落なカフェ…ではなくお洒落な居酒屋あるいはBARといったほうがしっくりくるだろう。
蛍光色だの、派手な装飾をしている所だと思っていたがこれも逆に期待を裏切っていた。
二人は沿道が見える窓側席に座ることにした。間もなくしてオーナーの漆黒がやって来る。
漆黒の騎士 「注文を頼まれよ…」
銀色の乙女のロイヤルミルクティー 500G リフ茶 300G
漆黒烏龍茶 300G 実はいい紅茶 500G
緑(風笑)茶 100G 抹(殺)茶 200G
ハーブティー(オリウイ草) 400G 滅(殺)茶 時価価格
ハーブティー(葉っぱ) 88G 聖なる井戸水 売切御免
ハーブティー(貴族的) 500G アフアの雫 身程弁舞
ルキナ 「では私は…漆黒烏龍茶を」
エイリーク 「烏龍茶ですか…(脂を流してしまっては胸が大きくなりませんよ、ルキナさん!!)
私は…銀色の乙女のロイヤルミルクティーでお願いします」
漆黒の騎士 「承った、しばし待たれよ…」
………
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