序章開始時の情勢的に、キュアン自らが僅かな手勢を率いて援軍に、というのはシグルドとキュアンの友情を抜きにしても妥当な判断だと思う
同盟国の危機に瀕し何もしないのは後に禍根を残す、かと言って背後にトラキアを残して大軍は動かし難い、
という状況で、「第一王子自ら援軍」というのは最小限の動員で十分に体裁を整えられる
まぁ相手が「蛮族」ヴェルダンであるとか、対ヴェルダン暫定司令官が嫁の実家であるとか、そういう背景もあっての戦略ではあると思うが
問題点は、対ヴェルダン戦が終わってからも帰還しない、或いは召還命令を出さないのがどうなのかという話
序章〜3章だと1年は経過しているわけだが、その間常に滞在していたのであれば、それは戦略的に論外であるとしか思えない