『Android』OSを搭載した機種がどんなに多岐に広がっているかがわかるデータが公開された。
『OpenSignalMaps』アプリを提供しているStaircase 3社が5月15日(米国時間)に発表したもの
で、過去6カ月間にわたって同アプリをダウンロードした端末の内訳を分析したデータだ。

http://wired.jp/wp-content/uploads/2012/05/device_fragmentation-640x362.png
(中略)

開発者側としては、コストを削減するために、例えば上位25機種だけを対象にして開発したいと
考えるだろうが、OpenSignalMapsアプリのデータを見ると、上位25機種でもマップの半分も占め
ていないうえ、Samsung社の『Nexus S』などの、(古いとはいえ)人気の高い有名な機種も含ま
ないことになる。

こうした状況では、開発者はAndroid市場の50%以上を取り損なうことになるだろう。

ブランド数は合計で599に上った(これもカスタムROMの影響が含まれる)。[リリースによると、
ブランドではSamsung社が約4割を占めている]。ブランドのマップのなかで、われわれは
『Windows』向けAndroidエミュレーター『YouWave』を見つけた。

スクリーン解像度の分布図もあり、一般によく利用されている解像度のものが約13種類ある
一方で、なじみのないものも数十種類あった。

スクリーン・サイズの分布図では、[Androidでは多数のサイズが利用されているが、]『iOS』では
サイズが4種類しかないこともわかる。
http://wired.jp/2012/05/29/android-fragmentation-one-developer-encounters-3997-devices/