>>16
vtbl が配置されるセクションと、クラステンプレートの static 変数が配置される
セクションが違うと、何か問題がある? あと、今回の件に関しては STL のコン
テナが利用する allocator の話なんで、仮想関数は出てこないはず。

そもそも .sdata, .sbss に関しては、こういうことだと理解してるんだが、勘違い
があったら指摘して下さいな。

1. EE-core (っつーか MIPS) は 32bit 固定長命令を採用しており、アドレス
 空間も 32bit ある。
2. したがって 1 命令で 32bit の任意のアドレスにアクセスすることはできない。
 どうしてもアクセスしたければ
 a) まず 16bit をレジスタの上位アドレスに読み込み
 b) 次にオフセット付きメモリ参照命令を使って、メモリにアクセス
 と 2 命令使う。
3. それだと効率が悪いので、汎用レジスタの一つ ($gp) をグローバルポインタ
 として固定した値を入れて利用。static なデータは $gp から 16bit 相対で
 アクセスできる範囲に入れておく。(これが .sdata と .sbss)

当然 16bit 相対でアクセスできる範囲は限られるから、そこから溢れたデータ
は効率悪くても 2 の方法でアクセスする必要がある。gcc は標準では 8byte
以下のデータは .sdata, .sbss セクションに、それ以上のデータは .data, .bss
セクションに格納する。この閾値は、必要に応じて -G オプションで変更できる。