中国雲南省北東部の昭通市で起きた地震の死者は4日までに周辺地域を含めて計367人となった。
近隣の巧家県などで5人が行方不明となっているほか、負傷者は1801人に上った。新華社電が伝えた。
内訳は震源の同市魯甸県が296人、巧家県が60人など。
現地では交通、電力、通信が一部で復旧したものの大部分は不通。
中国政府は人民解放軍を動員、李克強首相も現地入りし、救援作業に全力を挙げている。
現地では余震が続き土砂災害などの危険も出ている。

 今回のマグニチュード(M)6.5の地震は3日午後4時半(日本時間同5時半)ごろ発生。
雲南省のニュースサイト「雲南網」によると、3日午後10時(日本時間同11時)までに計160回を超す余震が起きた。
4日未明にもM4.2の余震が発生した。

 近年周辺では大きな地震が相次ぎ昭通市では2012年9月、M5.7の地震が発生し80人以上が死亡。
ことし5月末にも雲南省徳宏タイ族ジンポー族自治州盈江県でM6.1の地震が起きた。(共同)

MSN産経ニュース 8/4
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140804/chn14080409130001-n1.htm