(英訳における)差別化について、一家言ある。発注してきた経験も
長いし、現在はかなり高い単価の翻訳者となっているので、信じてね。
但し、科学技術文書に限るので興味のある人だけ読んで。

1)下手といわれる日本人の英訳文は、要するに日本語にひきずられ
すぎている。日本語が長い文章だとそのまま長い英文に
するひととか、日本語の主語をそのまま英語の主語とする人とか。要するに
英語的センスなさすぎということなんだが、それでもだいたい通ってしまう
世界です。
だからこそ、(ネイティブ並の英語なんて求めないけれども)
すくなくとも読んでいて読み返す必要のない、論理的な英文を書けるひとは
光るわけです。

2)技術内容を理解するための手間隙をかけないひとが多いです。
翻訳者に技術のバックグラウンドがあるかないかの問題ではない。
内容をどれくらい理解しているか、それは翻訳者の訳注をみれば
一目瞭然とわかります。